2022 アークティック・レース・オブ・ノルウェー第1ステージ　　登りスプリントでトップに立ったのは?

2013年から始まっているアークティック・レース・オブ・ノルウェー。Arctic Race of Norway(2.Pro)

世界で最も美しい景色の中を走るレースとしても有名。ノルウェーは、世界有数のアトランティックサーモンの生産国であり、世界で2番目に大きい魚介類の輸出国。

2019年まではサーモンが山岳賞の景品として送られていた。

 

チームプレゼンテーションでは、各チーム共にバイキングの恰好で写真をとっている。

⚔️ Which team would make the best Vikings?

See the pics here ➡️ https://t.co/wfJUOGj0Ql#ArcticRace

📸 ASO / R.Dahl pic.twitter.com/lUulkxIP7Z

— Arctic Race of Norway (@ArcticRaceofN) August 10, 2022

 

過去の優勝者

• 2021　 ベン・ヘルマンス
• 2019　アレクセイ・ルチェンコ
• 2018　 セルゲイ・チェルネツキー
• 2017　ディラン・トゥーンス
• 2016　ジャンニ・モスコン
• 2015　レイン・タラマエ
• 2014　 ステファン・クライスヴァイク
• 2013　 トール・フルーホスト　2014引退

 

第1ステージ　モー・イ・ラーナ～モー・イ・ラーナ　186.8km

 

国立公園のそばを通るコースで美しい景色の中をライダーは走る。山岳が2箇所あり、1級山岳の2回目は逆方向から登る。

最後は10kmのローカルラップを2周してゴールする。残念なのは今日のレースが雨だということ。

 

1. 1級山岳　Korgfjellet summit　    9.1km・5.8%
2. 2級山岳   Elsfjord summit　1.7km・6.58%
3. 1級山岳　Korgfjellet summit　  5.6km・6%
4. スプリントポイント　Finneidfjord
5. スプリントポイント　残り2周
6. スプリントポイント　残り1周

 

注目のライダーは

 

スタート前

なんとノルウェーは雨。8月とは思えない恰好でみんなスタート。気温は13.4度。

 

5人の逃げ

5人は、すでに1級山岳を越えている。

1.  BASSETT Stephen (Human Powered Health)
2.  MATÉ Luis Ángel (Euskaltel – Euskadi)
3.  VAN POUCKE Aaron (Sport Vlaanderen – Baloise)
4.  LUNDER Eirik (Team Coop)
5.  CULVERWELL Sam (Trinity Racing)

 

残り113kmでタイム差は3分31秒。雨のために綺麗な景色が見れないばかりか、カメラの映像も途切れがち。

 

集団先頭はIsrael – Premier Tech。2番手はIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxのタコ・ファンデルホールン。チームはクイントン・ヘルマンズの総合を狙っている。

 

集団牽引する3人は、Uno-X Pro Cycling Teamの補給食を貰って分け合って食べている。

 

2級山岳   Elsfjord summit　1.7km・6.58%

3分40秒差で2級山岳に。

 

先頭が2級山岳を通過。

1.  BASSETT Stephen (Human Powered Health)　3ポイント
2.  VAN POUCKE Aaron (Sport Vlaanderen – Baloise)　2ポイント
3.  MATÉ Luis Ángel (Euskaltel – Euskadi)　1ポイント

 

残り82.4kmで2分32秒差に。

 

1級山岳　Korgfjellet summit　  5.6km・6%

先頭は2回目の1級山岳へ。

 

集団も1級山岳を通過。

1.  BASSETT Stephen (Human Powered Health)　5ポイント
2.  VAN POUCKE Aaron (Sport Vlaanderen – Baloise)　3ポイント
3.  MATÉ Luis Ángel (Euskaltel – Euskadi)　1ポイント

 

集団からIsrael – Premier Techのクリスツ・ニーランズがアタック。

 

だが、クリスツ・ニーランズがすぐに捕まる。

 

昨年新人賞を獲得したCofidisのヴィクトル・ラフェが遅れている。まあ、追いつきそうだ。

 

またもIsrael – Premier Techのクリスツ・ニーランズがアタック。

 

集団を引き離した。

 

イェンス・レインダースが追いつく。よく逃げているライダーだ。

1. クリスツ・ニーランズ　Israel – Premier Tech
2. イェンス・レインダース(Sport Vlaanderen – Baloise)

 

スプリントポイント　Finneidfjord

先頭がスプリントポイントを通過。ヘリコプターから見せてくれてもわからない。

1. CULVERWELL Sam (Trinity Racing)　3ポイント
2. LUNDER Eirik (Team Coop)　2ポイント
3.  VAN POUCKE Aaron (Sport Vlaanderen – Baloise)　1ポイント

 

追走していたクリスツ・ニーランズは集団に捕まってしまう。

 

残り32.8kmで1分5秒差に。

 

残り26.1kmで28秒差。先頭は3人になっている。

1.  BASSETT Stephen (Human Powered Health)
2.  VAN POUCKE Aaron (Sport Vlaanderen – Baloise)
3.  CULVERWELL Sam (Trinity Racing)

 

先頭3人は残り23.1kmで捕まってしまった。これで逃げは消滅。

 

スプリントポイント　残り2周

ゴールラインを通過。あと2周だ。

 

残り13.2km。Uno-X Pro Cycling Teamが先頭を固める。

 

ゴールラインに戻ってきた。

 

スプリントポイント　残り1周

ゴールはかなり登っている。

 

ゴールラインを通過。

 

アタックがかかるけど、もう決まることない。

 

残り5.3kmでTeam DSMが先頭に。3番手にケース・ボルがつけている。

 

残り3.5kmでアタックがかかる。

 

だが、Team Arkéa Samsicが引き戻す。

 

残り2.0kmでTeam Arkéa Samsicが先頭に。アモリ・カピオでゴールを狙う。

 

残り1.4km。TotalEnergiesも上がってきた。

 

ゴール前の登りではIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxが先頭に。

 

かなりの勾配で、全員のスピードが落ちてしまう。

 

Alpecin-Deceuninckが先頭に。

 

Team Arkéa Samsicのアモリ・カピオがでてきた。

 

だが、Cofidisのアクセル・ジングルが凄い勢いで先頭に。

 

  

もう、スピードが段違いだ!

 

完全に抜け出した。

 

カーブを曲がるとすぐにゴールだ。

 

アクセル・ジングルがゴールを駆け抜けた～!

2021年にテスト生として入った23歳は、ルート・アデリ・ド・ヴィトレで今年初勝利をあげている。

今年は何度もトップ10フニッシュしていたけど、リーダージャージを獲得するのは当然初めてのこと。

明日は、スプリントで決着のつきそうなコースなので、リーダージャージを守ることが出来そうだ。

2位になったのは、Astana Qazaqstan Teamのグレブ・シリツァ(Gleb Syritsa)22歳。テスト生だが、2クラスのレースでは何度も優勝している有望なライダーだ。

 

 

リザルト

第1ステージ　リザルト

アクセル・ジングルのコメント

この勝利はとても嬉しい。フランス以外で勝つのは難しい。昨日の夜から今日のステージのことを考えていて、この仕上がりは自分に合っていると思った。

今日はポジションをうまくとるのが難しかった。最後の数キロはとても速かったが、前に出るべきタイミングはわかっていた。最後の500mは上り坂で、厳しいスプリントとなった。

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞