2022 オランダ選手権ロード　オランダロードチャンピンとなったのは?

オランダ選手権ロード。

ただ、地元なので出場選手はJumbo-Vismaのオンパレード。対抗はTrek-Segafredoのバウケ・モレマかな。

残念なのはAlpecin-Fenixのマチュー・ファンデルプールが参加してないこと。優勝は、Jumbo-Vismaの中から出るのは間違いないかも。

 

過去の優勝者

2021　ティモ・ローセン
2020　マチュー・ファンデルプール
2019   ファビオ・ヤコブセン
2018　マチュー・ファンデルプール
2017　ラモン・シンケルダム
2016　ディラン・フルーネウェーヘン
2015　ニキ・テルプストラ
2014　Sebastian Langeveld
2013　Johnny Hoogerland
2012　ニキ・テルプストラ

 

オランダ選手権ロード　ヴェステルボルク～ヴァムベルグ 193.8km　

 

今年は少し距離が伸びて1周14kmのコースになっている。

主な参加者は

Jumbo-Visma

• ティモ・ローセン
• ティム・ファンダイク
• ミック・ファンダイク
• トム・デュムラン
• レナード・ホフステッド
• マイク・テウニッセン
• ヨス・ファンエムデン
• オラフ・コーイ
• ハイス・レームライズ
• デビット・デッカー
• サム・オーメン
• パスカル・エーンクホーン

後は、Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxのタコ・ファンデルホールン、TotalEnergiesのニキ・テルプストラ。Alpecin-Fenixのオスカル・リースベークとか。

Quick-Step Alpha Vinyl Teamからファビオ・ヤコブセンもエントリーしている。

 

スタート前

TTを獲得したバウケ・モレマ。今日はJumbo-Vismaを相手に戦わないといけない。数がねえ～。Trek-Segafredoはダーン・フールの二人のみ。

ただ、共闘はしないと、少集団か、一人で行くと。

 

ツール・ド・フランス選出に漏れたマイク・テウニッセン。選手権に出れるということは体調不良とかではない。何故、ツールから漏れたのかはわからない。

ケガは完全に治っているようなんですけどね。

 

オランダは雨の中スタート。

 

逃げは16人

85kmから放送開始。16人から4人がわずかにリード。

1.  Lars van den Berg (Groupama-FDJ)
2.  Sam Oomen (Jumbo-Visma)
3.  Bart Lemmen (VolkersWessels)
4.  Daan Hoole (Trek-Segafredo)
5. Timo Roosen (Jumbo-Visma)
6.  Wout van Elzakker (Bahrain Cycling Academy)
7.  Bram Dissel (BEAT Cycling)
8.  Oscar Riesebeek (Alpecin-Fenix)
9.  David Dekker (Jumbo-Visma)
10.  Coen Vermeltfoort (VolkersWessels)
11.  Mick van Dijke (Jumbo-Visma)
12.  Tom Dumoulin (Jumbo-Visma)
13.  Arvid de Kleijn (Human Powered Health)
14. Taco van der Hoorn (Intermarché-Wanty-Gobert)
15. Stijn Daemen (BEAT Cycling)
16.  Nils Sinschek (Abloc)

 

4人は、すぐに捕まる。

 

ティム・ファンダイクがチェーンはずれ。

 

バウケ・モレマはメイン集団にいる。先頭集団にいる。

 

先頭から4人が飛び出す。Jumbo-Vismaのサム・オーメンなど。だがすぐに捕まる。

 

残り72kmでメイン集団と1分15秒に開く。

 

先頭は11人に減っている。

1. ティモ・ローセン　Jumbo-Visma
2. ミック・ファンダイク　Jumbo-Visma
3. デヴィト・デッカー　Jumbo-Visma
4. サム・オーメン　Jumbo-Visma
5. ダーン・フール　Trek-Segafredo
6. ラース・ファンデンベルフ　Groupama – FDJ
7. タコ・ファンデルホールン　Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
8. オスカル・リースベーグ　Alpecin-Fenix
9. Bart Lemmen（VolkersWessels）
10. Arvid de Kleijn（Human Powered Health）
11. Wout van Elzakker（Bahrain Cycling Academy）

 

追走から、マイク・テウニッセンが3人で飛び出した。

 

マイク・テウニッセンは、Groupama – FDJのラモン・シンケルダムと共に先頭に追いついた。これで先頭は13人に。

 

Jumbo-Vismaは、誰で勝負するのだろう。ティモ・ローセンの連覇狙いなのか。

 

今度はメイン集団から5人が抜け出す。ミック・ファンダイクがチェックに入っている。先頭まで31秒。

 

先頭は登りで攻撃がかかる。

 

残り3周

登りでは厳しいインターバルがかかる。

 

ファビオ・ヤコブセンはメイン集団に残っている。

 

メイン集団から3人が抜け出す。

 

先頭は少し割れている。

 

タコ・ファンデルホールンもアタックをかけるがJumbo-Vismaに逃がして貰えない。

 

3人は先頭を追っているけど追いつかない。

1. ティム・ファンダイク　Jumbo-Visma
2. オラフ・コーイ　Jumbo-Visma
3. ヴィンセント・ホペザック　BEAT Cycling

 

先頭が割れて、タコ・ファンデルホールンやティモ・ローセンが10秒遅れている。

 

先頭はまた一塊に。

 

先頭は2箇所ある登りに入る。

 

最後尾のマイク・テウニッセンがきつそうだ。

 

残り2周

オスカル・リースベーグ先頭で残り2周に。メイン集団とのタイム差が出なくなった。このメンバーで決まりなのか。

 

ファビオ・ヤコブセンは1分14秒遅れで通過。

 

先頭からTrek-Segafredoのダーン・フールがアタック!

 

 

すぐにパスカル・エーンクホーンが反応。

 

パスカル・エーンクホーンが追いついた。残り26.7kmもある。

 

パスカル・エーンクホーンは先頭交代している。と、いうことは逃げ続けるということだ。後続のJumbo-Vismaのメンバーは他のライダーに追わせればいい。

 

二人は順調にタイム差を開く。後ろはJumbo-Vismaが止めるので開き放題だ。

 

残り17.8kmで38秒差に。

 

後方から3人が追う。先頭交代しているので、先頭に追いついてJumbo-Vismaの勝利の確立を上げるようだ。

1. サム・オーメン　Jumbo-Visma
2. マイク・テウニッセン　Jumbo-Visma
3. オスカル・リースベーグ　Alpecin-Fenix

 

二人はタイム差を47秒まで開いた。

 

後続は登りでサム・オーメンが遅れ気味だ。下るので追いつくだろう。

 

残り1周

後続3人は30秒のタイム差で残り1周に。追いつくとマイク・テウニッセンで勝負となるかも。

 

残り8.8kmでタイムは36秒に。

 

後続にはタコ・ファンデルホールンも追いついて5人に。こうなると追いつかせるといけないので、Jumbo-Vismaはストップをかける。

 

オスカル・リースベーグとタコ・ファンデルホールンの二人で引くので、先頭とのタイム差が縮まらない。

 

タコ・ファンデルホールンは一人で行こうとするが逃がして貰えない。残り4.4kmで30秒。勝負合った感じか。

 

ダーン・フールは開発チームから2022年に昇格。これで勝てばプロ初勝利となる23歳。

TTに強くて、バロワーズ・ベルギーツアーではTTで3位となっている。通りで独走も得意なはずだ。

 

残り1.6km。パスカル・エーンクホーンボトルを捨てて勝負の態勢に。

 

最後の登りに入る。

 

ずっと、ダーン・フールが引いており不利だ。

 

パスカル・エーンクホーンが左に振って登り勝負に。

 

一旦、パスカル・エーンクホーンが前に出る。

 

後続はオスカル・リースベーグがアタックをかけて単独3位に。

 

ゴール前もずっとパスカル・エーンクホーンが後方に。

 

最後にパスカル・エーンクホーンがロングスプリントに。

 

ダーン・フールはすぐに後ろを確認。

 

もう、こうなるとパスカル・エーンクホーンの勢いは止まらない。

 

パスカル・エーンクホーンが後方を確認。

 

パスカル・エーンクホーンがオランダロードチャンピオンだ!

パスカル・エーンクホーンは、これでキャリア5勝目。これから来年までオランダチャンピオンジャージで走ることになる。

Jumbo-Vismaは、12人いたのでどんなパターンになっても対処できる。マチュー・ファンデルプールのような怪物がいなければ対処は可能だ。

 

リザルト

パスカル・エーンクホーンのコメント(公式サイトより)

これは夢のような話だ。事前に優勝候補の一人と言われていたのに、完走してオランダの自転車競技の歴史に名を残すことができたのは、本当に素晴らしいことだ。

今日は脚が良かったので、グループからグループへと飛び移れた。結局、先頭集団に入り、ダーンがアタックしてきたときにジャンプしたんだ。いい動きでしたね。

ダーンは途中で、もっと長いスプリントをしなければならないと言っていたので、彼の限界であることがわかった。最終ラップに入ると、後ろから頼られるような状況になっていたので、完走できると思っていた。

多くのサイクリストにとって、このジャージを着て毎日トレーニングできることは夢であり、私にとってはこれからが現実となるのでだ。本当にかっこいいですね。

3位にはタコ・ファンデルホールンが入ってますね。