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2022 CROレース第6ステージ 最終ステージでヨナス・ヴィンゲゴーがまさかの~!

海外情報
Photo credit: .^.Blanksy on VisualHunt.com
この記事は約19分で読めます。

クロアチアのCROレースも最終ステージを迎える。

ヨナス・ヴィンゲゴーのリードは8秒しかないけど、Jumbo-Vismaがリーダージャージを明け渡すことはないだろう。

このステージレースで驚きはTeam DSMのオスカー・オンリー19歳。Development Team DSMに置いておくのは勿体ない。

テイメン・アレンスマンの後釜になれるほどの可能性を秘めているのでは。

 

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第6ステージ セント・ネデルジャ~ザグレブ 158km

コースプロフィール photo crorace

 

最終ステージは、クロアチアの首都に向かうスプリンターステージ。決勝は、ザグレブでの2周回のローカルサーキット。

ただ、登りも500mと短いのでスプリンターが遅れることもないはず。最後はスプリントで決着となるはずだ。ボーナスポイントで逆転の可能性もあるけど、そこはどうかな。

 

  1. スプリントポイント Spveta Nedelja
  2. スプリントポイント Dugo Selo
  3. スプリントポイント Vrbovec
  4. 3級山岳   Sv.Ivan Zelina    1.2km・5.3%
  5. 3級山岳   ザグレブ    0.5km・6.6%
  6. 3級山岳   ザグレブ    0.5km・6.6%

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

ジョナサン・ミランはポイント賞ジャージに。

 

最終日の4賞ジャージの着用者は

  •  総合 ヨナス・ヴィンゲゴー Jumbo-Visma
  • ポイント賞 ジョナサン・ミラン Bahrain Victorious
  • 山岳賞 アレクシス・ゲラン Team Vorarlberg
  • 新人賞 オスカー・オンリー Team DSM

 

今日は最初のスプリントポイントに向けてBahrain VictoriousとJumbo-Visma、Team DSMが前に陣取っている。

 

オフィシャルスタート。

 

Bahrain Victorious、Jumbo-Vismaが先頭を固める。

 

スプリントポイント前で、ポイント賞ジャージのジョナサン・ミランがずっとアシスト。

 

スプリントポイントでマテイ・モホリッチがトップ通過。これでボーナスタイム3秒を獲得。ヨナス・ヴィンゲゴーとのタイム差を5秒とする。

ゴールで2位以内ならば、総合逆転だ。ヨナス・ヴィンゲゴーは、4位通過でボーナスタイムが取れなかった。

  1. マテイ・モホリッチ Bahrain Victorious 5ポイント・3秒
  2. ジョナサン・ミラン Bahrain Victorious 3ポイント・2秒
  3. オスカー・オンリー Team DSM 1ポイント・1秒

 

逃げは5人

逃げているのは5人。残り59.4kmで35秒差。

  1. アレクサンダー・カタフォード Israel – Premier Tech
  2. ティモ・ローセン Jumbo-Visma
  3. ジャコポ・モスカ Trek-Segafredo
  4. アレックス・マーティン EOLO-Kometa
  5. VAN DER TUUK Danny(Equipo Kern Pharma)

 

集団はBahrain Victoriousのハーマン・ペーンシュタイナーが引いている。ジョナサン・ミランのスプリント3勝目を狙う。

 

3級山岳   Sv.Ivan Zelina    1.2km・5.3%

先頭は争うことなく3級山岳通過。

  1. アレクサンダー・カタフォード Israel – Premier Tech 3ポイント
  2. ジャコポ・モスカ Trek-Segafredo 2ポイント
  3. VAN DER TUUK Danny(Equipo Kern Pharma) 1ポイント

 

残り39.6kmでタイム差1分3秒差。

 

こちらはボスニア・ヘルツェゴビナ王者のヴェダド・カリッチ(Meridiana Kamen Team)。クロアチアのチームなのでカメラも撮影。

 

マテイ・モホリッチがゴールで2位以内、オスカー・オンリーがステージ優勝する以外は、ヨナス・ヴィンゲゴーの総合優勝だ。

 

Bahrain Victoriousのジョナサン・ミランもCROレースで覚醒したライダーの一人だ。ハットトリックとなると凄いのだけど。ただ、マテイ・モホリッチのために走るかも。

 

19歳が立派なTeam DSMのエース待遇。オスカー・オンリーは凄いライダーになりそうだ。

 

残り14.1kmでINEOS Grenadiersが先頭に。

 

先頭は、10秒差に迫られる。

 

残り2周

ソロソロ捕まるころか。集団が迫る。

 

3級山岳   ザグレブ    0.5km・6.6%

先頭が3級山岳に。

 

Trek-Segafredoのジャコポ・モスカが先頭。後ろはJumbo-Vismaのティモ・ローセン。

 

山岳ポイントはジャコポ・モスカがトップ通過。後ろから山岳賞のアレクシス・ゲランがきた。

  1. ジャコポ・モスカ Trek-Segafredo 3ポイント
  2. ティモ・ローセン Jumbo-Visma 2ポイント
  3. アレクシス・ゲラン Team Vorarlberg 1ポイント

 

アレクシス・ゲランが単独トップに。

 

アレクシス・ゲランはどこまで逃げれるか。

 

後ろに集団は見えている。

 

INEOS Grenadiersのゲラント・トーマス先頭で追いこんでくる。

 

残り1周

残り1周だ。

 

 

アレクシス・ゲランは捕まってしまう。

 

INEOS Grenadiersが先頭を固める。

 

3級山岳   ザグレブ    0.5km・6.6%

石畳の登りを走る。

 

先頭はBahrain Victoriousのジョナサン・ミラン。歩道も走るので観客が家の中に逃げ込む場面も。

 

頂上はキム・ハイドックがトップ通過。

  1. キム・ハイドック INEOS Grenadiers 3ポイント
  2. オマール・フライレ INEOS Grenadiers 2ポイント
  3. ダミアーノ・カルーゾ Bahrain Victorious 1ポイント

 

INEOS Grenadiersはエリア・ヴィヴィアーニでゴールを狙っている。

 

残り2km。INEOS Grenadiersの完璧なトレインだ。

 

残り1.8kmで後方で落車。

 

誰が巻きこまれたのか。Jumbo-Vismaのライダーも一人外側に逃げている。

 

INEOS Grenadiersのオマール・フライレが外れていく。

 

さあ、ゴール前ではジョナサン・ミランがマテイ・モホリッチをリードアウトするようだ。

 

先頭はINEOS Grenadiersのキム・ハイドックが、エリア・ヴィヴィアーニをリードアウト。

 

これはマテイ・モホリッチがゴールを狙っている。

 

リードアウトを終えたキム・ハイドックが早くも手をあげた~。

 

エリア・ヴィヴィアーニが先頭だ!

 

エリア・ヴィヴィアーニが勝利~!

 

後ろでは、キム・ハイドックとブランドン・スミスがエリア・ヴィヴィアーニと一緒にガッツボーズ。エリア・ヴィヴィアーニは今シーズン、ようやくの2勝目だ。

2位となったマテイ・モホリッチもガッツボーズ。なんと、マテイ・モホリッチは、ボーナスタイム獲得の離れ業で総合を逆転することに成功だ!

 

       

マテイ・モホリッチは、リードアウトしてくれたジョナサン・ミランをねぎらう。自分の勝利を犠牲にしてチームのために総合優勝を勝ち取ったのだから素晴らしい走りだ。

 

まさか、ヨナス・ヴィンゲゴーは、8秒差を逆転されるとは思ってもみなかっただろう。1秒差で、総合優勝を奪うことは出来なかった。最初のスプリントポイントでボーナスタイムを取れなかったのが敗因となったか。

 

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リザルト

第6ステージ リザルト

エリア・ヴィヴィアーニのコメント(公式サイトより)

今日は本当に集団スプリントに専念した。今朝、昨年のステージを見て、最終ラップのアタックを心配した。マテイ・モホリッチがGCで勝ちたいのなら、アタックする必要があることは分かっていた。

サーキットに入ったら、前に出てポジションをキープするのが、最善の方法だと思った。それからみんなはさらに良くなって、登り切った後、再びコミットして、今季最高のリードアウトができたと思う。僕は今年2勝目だけど、こうして優勝できたのはチームのおかげ。

とても大きな意味がある。スプリンターとして長い間勝てないとき、次の勝利はいつも本当に重要なものだ。シーズンを可能な限り最高の方法で終わらせ、チームに勝利をもたらしたいと思っている。

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 VIVIANI Elia
INEOS Grenadiers 14
10″
3:15:51
2
 MOHORIČ Matej
Bahrain – Victorious 5
9″
,,
3
 ALBANESE Vincenzo
EOLO-Kometa 3
4″
,,
4
 REX Laurenz
Bingoal Pauwels Sauces WB     ,,
5
 MODOLO Sacha
Bardiani-CSF-Faizanè     ,,
6
 MILAN Jonathan
Bahrain – Victorious  
1″
,,
7
 MOLLY Kenny
Bingoal Pauwels Sauces WB     ,,
8
 HEIDUK Kim
INEOS Grenadiers     ,,
9
 RIVERA Brandon Smith
INEOS Grenadiers     ,,
10
 BRUSTENGA Marc
Trek – Segafredo     ,,
11
 POOLE Max
Team DSM     ,,
12
 TRÆEN Torstein
Uno-X Pro Cycling Team     ,,
13
 GALVÁN Francisco
Equipo Kern Pharma     ,,
14
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma     ,,
15
 ONLEY Oscar
Team DSM  
2″
0:04
16
 MARTÍN Sergio Roman
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
17
 FRAILE Omar
INEOS Grenadiers     ,,
18
 JENSEN August
Human Powered Health     0:09
19
 HAMILTON Chris
Team DSM     0:11
20
 GUERIN Alexis
Team Vorarlberg     0:15
21
 CARUSO Damiano
Bahrain – Victorious     ,,
22
 ABERASTURI Jon
Trek – Segafredo     0:00
23
 MACIEJUK Filip
Bahrain – Victorious     0:24
24
 MEILER Lukas
Team Vorarlberg     ,,
25
 FINKŠT Tilen
Adria Mobil     ,,
26
 GLIVAR Gal
Adria Mobil     ,,
27
 DVERSNES Fredrik
Uno-X Pro Cycling Team     ,,
28
 EG Niklas
Uno-X Pro Cycling Team     ,,
29
 MAESTRI Mirco
EOLO-Kometa     ,,
30
 BUDZINSKI Marcin
HRE Mazowsze Serce Polski     ,,

総合

マテイ・モホリッチのコメント

エキサイティングなバトルになることは分かっていた。今朝はまだ8秒遅れで、まだ総合優勝は無理だと思われた。でも、最初の中間スプリントに全力を尽くし、そのあとのステージでは2位でゴールしなければならないこともわかっていた。

チームがほぼすべての作業を行った。私はただついていくだけで、フィナーレではジョナサン・ミランのホイールを失わないようにしなければならなかったんだ。

エリア・ヴィヴィアーニがスプリントを始めたとき、彼はリードアウトをした。スプリンターでもないのに、ついていくだけで、2位でゴールできた(笑)。チーム全員に感謝しなければならない。彼らなしには、これは実現しなかったでしょう。

今回のCROレースは、今シーズンを良い形で終えたいという思いがあり、目標にした。この夏はいろいろと問題があったが、カナダ旅行中にすでに少し調子が良くなっていた。

その後、ワールドカップには乗らないことにした。トップフォームで走ることができないからだ。でも、トレーニングは続けていた。

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 2 ▲1
 MOHORIČ Matej
Bahrain – Victorious 125
19″
24:54:05
2 1 ▼1
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma 85
20″
0:01
3 3
 ONLEY Oscar
Team DSM 70
14″
0:11
4 4
 ALBANESE Vincenzo
EOLO-Kometa 60
4″
0:21
5 5
 LAURANCE Axel
B&B Hotels – KTM 50
10″
0:26
6 6
 RIVERA Brandon Smith
INEOS Grenadiers 40
2″
0:31
7 7
 TRÆEN Torstein
Uno-X Pro Cycling Team 35   0:39
8 9 ▲1
 LASTRA Jonathan
Caja Rural – Seguros RGA 30   0:47
9 10 ▲1
 HAMILTON Chris
Team DSM 25   1:11
10 11 ▲1
 FRAILE Omar
INEOS Grenadiers 20   1:43
11 12 ▲1
 GUERIN Alexis
Team Vorarlberg 15
3″
6:40
12 13 ▲1
 NIEVE Mikel
Caja Rural – Seguros RGA 10   7:41
13 14 ▲1
 EG Niklas
Uno-X Pro Cycling Team 5   10:19
14 15 ▲1
 MILAN Jonathan
Bahrain – Victorious 5
30″
10:23
15 16 ▲1
 LEEMREIZE Gijs
Jumbo-Visma 5   11:06
16 18 ▲2
 SCHLEGEL Michal
Caja Rural – Seguros RGA 3   12:39
17 19 ▲2
 BOUWMAN Koen
Jumbo-Visma 3   12:42
18 20 ▲2
 MAESTRI Mirco
EOLO-Kometa 3
7″
13:26
19 17 ▼2
 PERNSTEINER Hermann
Bahrain – Victorious 3   13:43
20 23 ▲3
 MOLLY Kenny
Bingoal Pauwels Sauces WB 3
6″
14:00
21 21
 CARUSO Damiano
Bahrain – Victorious 3   14:02
22 26 ▲4
 GALVÁN Francisco
Equipo Kern Pharma 3   14:06
23 28 ▲5
 HEIDUK Kim
INEOS Grenadiers 3   ,,
24 30 ▲6
 GAUTIER Cyril
B&B Hotels – KTM 3   14:07
25 27 ▲2
 MARTÍN Sergio Roman
Caja Rural – Seguros RGA 3   14:10
26 31 ▲5
 MODOLO Sacha
Bardiani-CSF-Faizanè  
6″
14:12
27 33 ▲6
 GLIVAR Gal
Adria Mobil     14:42
28 29 ▲1
 BARCELÓ Fernando
Caja Rural – Seguros RGA     14:52
29 36 ▲7
 BUDZINSKI Tomasz
HRE Mazowsze Serce Polski     14:59
30 32 ▲2
 PAASSCHENS Mathijs
Bingoal Pauwels Sauces WB     15:05

ポイント賞

 

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 MILAN Jonathan
Bahrain – Victorious 98
2 2
 MOHORIČ Matej
Bahrain – Victorious 88
3 3
 LAURANCE Axel
B&B Hotels – KTM 58
4 6 ▲2
 ALBANESE Vincenzo
EOLO-Kometa 57
5 4 ▼1
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma 52
6 5 ▼1
 ONLEY Oscar
Team DSM 46
7 7
 RIVERA Brandon Smith
INEOS Grenadiers 43
8 17 ▲9
 VIVIANI Elia
INEOS Grenadiers 41
9 8 ▼1
 MODOLO Sacha
Bardiani-CSF-Faizanè 38
10 11 ▲1
 MOSCA Jacopo
Trek – Segafredo 30

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 GUERIN Alexis
Team Vorarlberg 51
2 2
 ONLEY Oscar
Team DSM 26
3 3
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma 22
4 4
 LEEMREIZE Gijs
Jumbo-Visma 17
5 5
 ROLLAND Pierre
B&B Hotels – KTM 12
6 6
 POOLE Max
Team DSM 11
7 7
 PAWLAK Tobiasz
HRE Mazowsze Serce Polski 9
8 10 ▲2
 FRAILE Omar
INEOS Grenadiers 6
9  
 MOSCA Jacopo
Trek – Segafredo 5
10 8 ▼2
 MOHORIČ Matej
Bahrain – Victorious 4

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 ONLEY Oscar
Team DSM 24:54:16
2 2
 LAURANCE Axel
B&B Hotels – KTM 0:15
3 3
 MILAN Jonathan
Bahrain – Victorious 10:12
4 4
 HEIDUK Kim
INEOS Grenadiers 13:55
5 5
 GLIVAR Gal
Adria Mobil 14:31
6 6
 POOLE Max
Team DSM 15:25
7 7
 MARTIN Alex
EOLO-Kometa 19:19
8 8
 FANCELLU Alessandro
EOLO-Kometa 23:46
9 9
 MIHOLJEVIĆ Fran
Bahrain – Victorious 25:33
10 11 ▲1
 HOPKINS Dylan
Ljubljana Gusto Santic 32:12

チーム賞

Rnk Prev ▼▲ Team Class Time
1 1  INEOS Grenadiers WT 74:48:19
2 2  Bahrain – Victorious WT 6:13
3 3  Caja Rural – Seguros RGA PRT 7:44
4 4  B&B Hotels – KTM PRT 8:11
5 5  Team DSM WT 11:08
6 7 ▲1  Uno-X Pro Cycling Team PRT 15:53
7 6 ▼1  EOLO-Kometa PRT 16:23
8 8  Jumbo-Visma WT 17:27
9 9  Team Vorarlberg CT 32:32
10 10  Bingoal Pauwels Sauces WB PRT 34:00

コメント

  1. 毎日読者K より:

    秒差を逆転するというすごく面白いレースになりましたね!

    イネオスはラスト数km完璧なトレインでしたね。

    ジョナサン・ミランはチームのためにほんといい仕事しました!かっこいい。
    モホリッチはあいかららず勝負感がいい。ゴール前ではうまいことヴィヴィアーニに乗り換えて(ゴール前最高速での斜行は危険な感じもしたけど。。。)仕事をやりとげましたね。

    • ちゃん より:

      ホント凄かったですね!
      マテイ・モホリッチが調子を戻したのが勝てた要因の一つでしょうね。コロナ感染がなければ、もっと今シーズンも活躍していたはず。

      斜行については、言われてきずきました。人数が少なかったのと上からの映像では後ろと離れていたので危険とは取られなかったのでしょうね。来シーズンのマテイ・モホリッチは、逃げて勝つパターンが復活しそうで楽しみです。

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