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2026 パリ〜ルーベ直前の悲報 Team Visma | Lease a Bikeの秘密兵器が使用禁止に

機材情報
Photo credit: Phil Roeder on VisualHunt.com
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まあ、毎年使っていたから秘密兵器でもないのだけど~。

「北の地獄」パリ〜ルーベの開幕を目前に控え、Team Visma | Lease a Bikeに激震が走った。

これまで同チームの強力な武器となってきた走行中のタイヤ空気圧調整システムGravaaに対し、UCI(国際自転車競技連合)が突然の使用禁止を通達したのだ。

開発元の破産という背景に加え、レース直前というタイミングでの通達に、チームからは驚きと不満の声が上がっている。

 

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突然の使用禁止

 

Team Visma | Lease a Bikeは過去数シーズンにわたり、オランダの企業Gravaaが開発したシステムを石畳のレースで活用してきた。

マリアンヌ・フォスはUCIグラベル選手権で、UCI世界選手権ロード王者のロッテ・コペッキーをスプリントで破って勝利した。

この時、マリアンヌ・フォスが使用していたのが Graava KAPS (Kinetic Air Pressure System) 自動タイヤインフレーターシステムだ。

 

2025 パリ~ルーベ・フェミニンでポリーヌ・フェランプレヴォが独走勝利。ここでもGravaaが使われた。

さらに、パリ~ルーベの弟分といわれる2025 グランプリ・ド・ドナンでマシュー・ブレナンが勝利しており実力が証明されている。

 

これは手元のスイッチ操作により、走行中にタイヤの空気を抜いて石畳でのグリップを高め、舗装路に戻ると再び空気を入れて転がり抵抗を減らすことができる画期的なシステムだ。

しかし今年1月、開発元のGravaa社は資金難により破産宣告を受けた。

 

高額な価格設定や、一般ユーザー向けのチューブレス対応の遅れなどが響き、商業的な成功を収められなかったことが原因とされている。

それでもTeam Visma | Lease a Bikeは冬の間もシステムの開発とテストを独自に継続しており、3月に行われたパリ〜ルーベの前哨戦、GPドナンでも問題なく実戦投入していた。

ところがその直後、UCIから事前の警告なしに使用禁止を告げる通達が届いた。

UCIの規定では、レースで使用される機材は一般市場で市販されていなければならない。Gravaa社の破産により、この「商業的な入手可能性」の要件を満たさなくなったことが禁止の理由とみられている。

この突然の決定に対し、Team Visma | Lease a Bikeのパフォーマンス責任者であるマチュー・ヘイブールは不満を隠せない。

ポッドキャスト番組でのインタビューにおいて、インタビュアーから「事前の通告がないままの禁止通達を、チームとしてどのように受け止めていらっしゃいますか」と問われると、彼は次のようにコメントした。

「事前の通告は一切なく、ただ禁止を告げる手紙が届いただけだ。GPドナンでも使っていたのに、最大の目標であるルーベの直前になって突然禁止されるなんて、偶然とは思えない」

開発会社の破産という憂き目に遭いながらも準備を進めていたTeam Visma | Lease a Bike。土壇場での機材変更を余儀なくされた彼らが過酷な石畳にどう立ち向かうのか、大きな注目が集まる。

 

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