グランプリ・ド・ワロニーは、ベルギーのワロンヌ地方で行われるワンデイレース。
2020年の開催はコロナで中止。今年から1クラスからプロレースに昇格している。10日後の世界選手権の足かがリにするライダーも多い。
過去の優勝者は
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2019 クリスツ・ニーランズ
- 2018 ジャスバー・スティーブン
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2017 ティム・ウェレンス
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2016 トニー・ガロパン
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2015 イェンス・デブシェール
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2014 グレッグ・ファンアーヴェルマート
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2013 ヤン・バークランツ
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2012 ジュリアン・シモン
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2011 フィリップ・ジルベール
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2010 パウル・マルテンス
パンチャーの勝利が多いが、今年は誰が優勝するだろう。
エワイユ~ナミュール 208.1km

コースプロティール photo cyclismerevue
レースの最初の部分は、エワイユでのスタート後、ナミュールに向かう。スタート後すぐに登りだすので、逃げには登りの得意なライダーでないと脱落してしまうだろう。
後半には30kmのローカルラップを2周。
- ヒル1-28.2Km :コートドブルーム 2.9 km・7.1%
- ヒル2-40.9Km :コートドヴェルボモン 4.5 km・4.1%
- ヒル3-128.1Km :コートドワーナント 2.4 km・5.0%
- ヒル4-145.9Km :ティエンヌオピエール 3.4 km・4.7%
- ヒル5-167Km :ナミュールからの城塞/ルートデパノラマ 2.2 km・4.9%
- ヒル6-187.7Km :ティエンヌオピエール 3.4 km・4.7%
- ヒル7-208.1Km :ナミュールの城塞/パノラマルート 2.2 km・4.9%

ゴールプロフィール photo cyclismerevue
ゴールの登りも最初の1kmは石畳。とても厳しいものとなる。
各チームの主力ライダーは
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Israel Start-Up Nation ベン・ヘルマンス
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AG2R Citroën Team グレッグ・ファンアーヴェルマート、トニー・ガロパン
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BORA – hansgrohe パトリック・コンラット、エマヌエル・ブッフマン
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Cofidis, Solutions Crédits クリストフ・ラポルト
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EF Education – Nippo 別府史之、中根秀登
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Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux タコ・ファンデンホールン
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Lotto Soudal ティム・ウェレンス
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Team DSM ティシュ・ベノート
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Team Qhubeka NextHash ヴィクトール・カンペナールツ、ジャコモ・ニッツォーロ
今回、BORA – hansgroheは特に強力で、上記の二人意外にも、ニルス・ポリッツ、イーデ・シュリングとメンバーが良い。誰をエースとして走るのだろう。
逃げは3人

少し曇り空だけど、降ってはこないようだ。

逃げには、ワールドチームからラりー・ワーパスが乗っている。
- ローレンス・ワーバス(AG2R Citroën Team)
- Jens Reynders (Sport Vlaanderen-Baloise)
- Laurenz Rex (Bingoal-Pauwels Sauzen-Wallonie-Bruxelles)
- Matthew Riccitello (Hagens Berman Axeon)

タイム差はあまり、与えられず2分台しかくれない。

下りカーブで、Lotto Soudalの4人のライダーが落車。ステフ・クラスは走れそうもない。

ステフ・クラスは今回エースナンバーをつけていたけど、リタイヤになりそうだ。

逃げていた、ローレンス・ワーバスは集団に戻った。

残る二人は更に攻撃を続ける。しかし、集団はすぐ後ろだ。

集団が迫っても頑張ってアタックをかける。

だが、二人も残り69.8kmで捕まってしまう。

Team DSMのティシュ・ベノートは集団後方にいる。まだ勝負は先だ。

イーデ・シュリング(Bora-Hansgrohe)のアタックにミヒャエル・ゴグル(Qhubeka-NextHash)とマキシム・ファルジルス(Lotto-Soudal)が反応する。
様々なアタックがかかるが、ことごとく潰されてしまう。

とても良いメンバーが前に出るが、これも捕まってしまう。まあ、逃がしてくれる訳もない。
- Tiesj Benoot(DSM)
- Victor Campenaerts(Qhubeka-NextHash)
- Andreas Kron(Lotto-Soudal
- Christophe Laporte(Cofidis)
- Nils Politt(Bora -Hansgrohe)
- RémyRochas(Cofidis)
- Rasmus Tiller(UNO-X)
- Sep Vanmarcke(Israel Start-Up Nation )

今度はニルス・ポリッツがアタックをかける。ヴィクトール・カンペナールツが反応するが、この危険な逃げも潰される。

こうなると、もうゴールまで逃げることは不可能だろう。

ヴィクトール・カンペナールツが登りでアタックをかけるが、逃げれない。

下りで前と割れているけど、見えているので大丈夫だろう。

ヴィクトール・カンペナールツがまたもアタック!
少し離れるが決まらない。何度アタックをかけるのだろう。

ロットのトッシュ・ファンデルサンドも仕掛けるが決まらない。

アルケア・サムシックのワレン・バルギルも前に出てくる。

二人が下りで少し抜け出す。

だが、あっと言う間に捕まってしまう。

ミヒャエル・ゴグル(Qhubeka-NextHash)がアタックをかける。しかし、これも捕まる。誰がかけても無理のようだ。

残り5kmを切っており、これはゴールの登りで勝負だ。

残り3kmでAlpecin-Fenixのジャンニ・フェルメルシュがアタック!

少し泳がされている感じか。

カメラが後方を映している間にジャンニ・フェルメルシュは捕まってしまう。

アルケア・サムシックのライダーが前に出る。

アルケア・サムシック先頭でゴールへ。

Team Qhubeka NextHashのディミトリ・クレイス先頭に出る。

右から、ワレン・バルギル。中央から、クリストフ・ラポルトが出てくる。

クリストフ・ラポルトが伸びる!

きた~、クリストフ・ラポルトが勝利だ~!
これで今シーズン4勝目をあげた。来シーズンは、エリア・ヴィヴィアーニが移籍していなくなる。その代わりに、ブライアン・コカール(B&B Hotels p/b KTM)が移籍してくる。
だが、このような登りスプリントではクリストフ・ラポルトが絶対に役に立つ。レースによってすみ分けとなるはずだ。
リザルト
| Rnk | Rider | Team | UCI | Pnt | Time |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 |
LAPORTE Christophe
|
Cofidis, Solutions Crédits | 200 | 125 | 0:00:00 |
| 2 |
BARGUIL Warren
|
Team Arkéa Samsic | 150 | 85 | ,, |
| 3 |
VAN DER SANDE Tosh
|
Lotto Soudal | 125 | 60 | ,, |
| 4 |
VERMEERSCH Gianni
|
Alpecin-Fenix | 100 | 50 | ,, |
| 5 |
GODON Dorian
|
AG2R Citroën Team | 85 | 45 | ,, |
| 6 |
TILLER Rasmus
|
Uno-X Pro Cycling Team | 70 | 40 | ,, |
| 7 |
KONRAD Patrick
|
BORA – hansgrohe | 60 | 35 | ,, |
| 8 |
VAN ASBROECK Tom
|
Israel Start-Up Nation | 50 | 30 | ,, |
| 9 |
BENOOT Tiesj
|
Team DSM | 40 | 26 | ,, |
| 10 |
CLAEYS Dimitri
|
Team Qhubeka NextHash | 35 | 22 | ,, |


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