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エトワール・ド・ベセージュ第3ステージ なんとエガン・ベルナルが~

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Image by Son Hoa Nguyen from Pixabay
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昨日の第2ステージでは、落車が2回あった。特にゴール手前のラウンドバウトの落車については、かなり危険だったのでコース設定として良かったのかな。

かなりのライダーが落車に巻き込まれたが、第3ステージを走らない選手はいない。

ゴール後にも、カメラマンが道路を半分埋めており結構危なかったと思う。

 

 

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Stage 3 » Bessèges › Bessèges (156k)

第3ステージ photo etoiledebesseges

レースはベセージュの街をスタートしていきなり登っていく。獲得標高は3,053mとかなりの厳しさだ。前半さえ乗り切れば、最後まで付いて行けるだろうけど、総合勢はこの日に動いてくるのでは。

だが、山岳の勾配は厳しくない。最初の2級山岳は、登坂距離は7.3kmだが、平均勾配は3.6%しかない。

次の1級山岳でも、登坂距離4.2kmに平均勾配4.3%だから相当のペースで集団はクリアーしていくだろう。ワールドチームが先頭を固めて走ると、スプリンターチームは大変だろう。

ゴールの手前にボーナスポイントがあるので、ラスト16km地点にある登坂距離7kmの丘から逃げる選手もいるはずだ。

現在は、スプリンターが総合上位を占めているが、この日以降ガラッと順位が変わると思う。

 

逃げにエガン・ベルナルが

なんと、放送開始からいきなりエガン・ベルナルが逃げ集団に入っている映像が映ってくる。舌を出しているけど大丈夫なのかな?

タイム差は、75kmで2分程度。

 

ベルナルは、先頭交代にも普通に入ってくる。今日は逃げに乗ってトレーニングといった感じかな。

 

集団はEF Education – Nippoが引いている。リゴベルト・ウランの姿もみえる。先頭はコフィディスと交代で引いているようだ。

 

逃げ集団には、イネオスからミハウ・クフィアトコフスキも乗っている。ここまでに何度か逃げが出来ていて、かなり高速に山岳を越えてきており、最終的に17人の逃げとなっている。

 

逃げには、グレッグ・ファンアーヴェルマートの姿も。ジャージとバイクにゴールドが入っているのでわかりやすいですね。

 

逃げ選手を簡単に

  • エドワード・トゥーンス (Trek-Segafredo)
  • Barthe(B&B)
  • ブライアン・コカール (B&B)
  •  ステファノ・オルダーニ、ティム・ウェレンス、フィリップ・ジルベール (Lotto-Soudal)

  • ミハウ・クフィアトコフスキ、エガン・ベルナル (Ineos)
  • グレッグ・ファンアーヴェルマート(AG2R-Citroën)
  • Stewart (Groupama-FDJ)
  • ミヒャエル・ゴグル (Qhubeka-Assos)
  • Carisey (Delko)
  • ニルス・ポリッツ (Bora-Hansgrohe)
  • Eiking (Intermarché-Wanty-Gobert)
  • マッズ・ウルスシュミット (Israel Start-Up Nation)
  • Marquez (Kern)

結構良いメンバーが乗っているので、かなり良いペースで走っている。けど、タイム差が開かない。しかし、このレースはコマーシャルが長い。いい場面で、こんなに長くCMされると見逃してしまいそう。

 

ロットからは、フリップ・ジルベールにティム・ウェレンス、ステファノ・オルダーニと3人乗っている。いいメンツだ。タイム差はラスト55キロで2分20秒と少しずつ広がってきた。

これは勝ち逃げになるのか?

 

ベルナルの逃げを見るのは本当に久しぶり。大抵は山岳でのアタックが主なので、こんな長い逃げに乗ることもない。BORAはニルス・ポリッツが乗っており、逃げ切りも視野にいれているはずだ。

 

集団は、各チームから先頭に人数を出している。Alpecin-Fenixからはベルギーチャンピオンのドリース・デポンの牽引に加わっている。勿体なくない?

 

ラスト33kmになっても、タイム差は2分を保ったまま。追走集団の先頭も相当頑張っているけど、先頭集団のメンバーが強烈すぎる。ラスト16kmにある登坂距離7kmの丘まで逃げ切ると、この中から勝者が誕生しそうだ。

 

かなり、ドリース・デポンが引いている。4人で回しているが、タイム差は2分を切ってきた。捕まえられるのか?

 

当然、フィリップ・ジルベールも逃げで勝利を狙ってくるだろう。ロットは3人いるのでチャンスは多いはず。すでに登りに入っているが、相当なペースで走っている。

 

丘の頂上に向けて、まずはエドワード・トゥーンス (Trek-Segafredo)がアタック1

 

これをミハウ・クフィアトコフスキが抜いていく。ベルナルの姿は見えない。と、思っていたら仕事を終えてゆっくりと上がっていた。集団には残っている。

 

下りで抜け出したのは、ティム・ウェレンスだ。後方にわずかなタイム差をつけて逃げ続ける。当然、チームメイトのステファノ・オルダーニとフィリップ・ジルベールが追走の邪魔をしている。

 

ティム・ウェレンスは、下りなのでガンガン飛ばしている。集団から逃げ切れるか?

残り11kmあるけどどうだろう。

 

のこり9kmで24秒のタイム差。これはいけるか。後ろがお見合いしてくれれば、逃げ切れそうだが。

追記

グレッグ・ファンアーヴェルマートのインタビューによると下りで、ミハウ・クフィアトコフスキが路面にあった油で転倒したとある。これで、追走が遅れたようだ。これが追いつかなった原因だ。

 

スプリントポイント前で、ベルナルが先頭を引いて、ミハウ・クフィアトコフスキが2位通過。ボーナスタイム獲得か。

 

残り5.5kmで30秒までタイム差が広がった。もう逃げ切りは間違いない。このままいくと総合68位で12秒差だったので、トップに立つことになる。

 

後ろは、ベルナルが引き続ける。横からアタックがかかるがベルナルは反応出来ない。フィリップ・ジルベールが蓋をしているので、後方からも追走がかからない状態だ。

 

ティム・ウェレンスは、見事な15kmの逃げ切り勝利。下りで抜け出して、そのまま逃げ切るとは~。これで総合でもトップに躍り出た。このタイム差ならば最終日のタイムトライヤルまでトップを死守できるはずだ。

 

2位争いは、ベルナルが仕事を終えて、後ろに下がる場面で、ロットのステファノ・オルダーニがフィリップ・ジルベールのために牽引を見せる。

だが、スプリント力のあるエドワード・トゥーンス (Trek-Segafredo)が2位となった。総合は大きくシャッフルされた。

 

こちらはラスト16kmのティム・ウェレンスが下りで抜け出す部分からのハイライト

 

第3ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  WELLENS Tim Lotto Soudal 14 20 3:28:02
2  THEUNS Edward Trek – Segafredo 5 12 0:37
3  WÜRTZ SCHMIDT Mads Israel Start-Up Nation 3 7 ,,
4  VAN AVERMAET Greg AG2R Citroën Team   5 ,,
5  GILBERT Philippe Lotto Soudal   4 ,,
6  BARTHE Cyril B&B Hotels p/b KTM   3 ,,
7  STEWART Jake Groupama – FDJ   2 ,,
8  POLITT Nils BORA – hansgrohe   1 ,,
9  GOGL Michael Team Qhubeka ASSOS     ,,
10  KWIATKOWSKI Michał INEOS Grenadiers     ,,

総合

Rnk Rider Team UCI Time
1  WELLENS Tim Lotto Soudal 3 10:37:38
2  THEUNS Edward Trek – Segafredo   0:44
3  WÜRTZ SCHMIDT Mads Israel Start-Up Nation   0:46
4  KWIATKOWSKI Michał INEOS Grenadiers   0:48
5  GILBERT Philippe Lotto Soudal   0:50
6  STEWART Jake Groupama – FDJ   ,,
7  VAN AVERMAET Greg AG2R Citroën Team   ,,
8  GOGL Michael Team Qhubeka ASSOS   ,,
9  BARTHE Cyril B&B Hotels p/b KTM   ,,
10  CARISEY Clément DELKO   ,,

ちょっと気が早いが、ミハウ・クフィアトコフスキがタイム差48秒の総合4位につけてきたので明日のタイム差が変わらなければ最終日の個人ダイムトライヤルが注目される。

総合上位をみても、ミハウ・クフィアトコフスキにかなうTT能力のある選手は見られない。ただ、距離が短いので、逆転は難しいかな。

それにしても、エガン・ベルナルはかなり復調していることが確認できた。登りでは前に出れなかったが、今回はミハウ・クフィアトコフスキのために献身的にアシストしていた。

イネオスは、二人の見事な連携で上位を獲得したと言える。見せるレースを有言実行してくれたのは中々良いことだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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