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2024 ティレーノ〜アドリアティコ第4ステージ ゴール手前で~

海外情報
Image by Sophia Hilmar from Pixabay
この記事は約19分で読めます。

第4ステージは、第3ステージに続いて200kmを越える長いステージ。

前半に大きな上りがあり、ここで離脱グループが強ければ逃げ切るチャンスもあるかもしれない。

昨日のように雨だと、みんな寒くて走りにも影響してくるだろう。リーダージャージのフアン・アユソーも手の感覚がなくなったと言っていたほど。

さて、ゴールはどうなるだろうか。

 

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第4ステージ  アローネ~ジュリアノヴァ  207km

コースプロフィール photo tirrenoadriatico

 

このステージには大きな登りが含まれているが、ヴァリコ ディ カステルッチョはゴールまではかなり遠い。

ゴール手前に、モシャーノ・サンタンジェロ(2.7km、3.8%)のスプリントポイントがある。最後の1.5kmも登っているけど、3%勾配だ。

 

  1. 山岳ポイント ヴァリコ ディ カステルッチョ 17.2km・5%
  2. スプリントポイント モシャーノ・サンタンジェロ

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

昨日のステージで落車したジャスパー・フィリップセンのコメント

私の罠?とんでもないことが起こる。間違えたが、大丈夫だ。今日は再びスプリンターにとってチャンスになるかもしれないが、私は雨が降らない日を願っている。セカンドステージ優勝を目指すよ。

 

リーダーのフアン・アユソーのコメント

昨日は厳しい寒さだった。指の感覚がほとんどなく、ブレーキをかけることもできなかった。寒さは間違いなく今後数日で影響を及ぼすと思う。さらに体を消耗させてしまう。

 

第4ステージのスタート時の4賞着用選手は

  • 総合 フアン・アユソー UAE Team Emirates
  • ポイント賞 ジョナサン・ミラン Lidl – Trek
  • 山岳賞 リチャル・カラパス EF Education-EasyPost
  • 新人賞 ケヴィン・ヴォークリン Arkéa – B&B Hotels

 

ジョナサン・ミランは、カメラマンと笑って話していた。しかし、全部紫は中々派手。

 

スタートからアタックが。

 

6人の逃げ

残り204kmから6人が逃げに。

  1.  ロレンツォ・クアルトゥッチ (Team Corratec – Vini Fantini)
  2.  ダヴィテ・バイス (Team Polti Kometa)
  3.  ミルコ・マエストリ (Team Polti Kometa)
  4.  アレクサンダー・カンプ (Tudor Pro Cycling Team)
  5.  ヨナス・アブラハムセン (Uno-X Mobility)
  6.  アレックス・トリオ (VF Group – Bardiani CSF – Faizanè)

 

山岳ポイント ヴァリコ ディ カステルッチョ 17.2km・5%

頂上には雪が残っている。ポイント獲得順位は

  1. アレクサンダー・カンプ (Tudor Pro Cycling Team) 5ポイント
  2. ロレンツォ・クアルトゥッチ (Team Corratec – Vini Fantini) 3ポイント
  3.  ダヴィテ・バイス (Team Polti Kometa) 2ポイント
  4.  ヨナス・アブラハムセン (Uno-X Mobility) 1ポイント

 

残り105kmで2分39秒差。

 

残り95.9km。4分24秒とタイム差が広がる。

 

残り94km。集団はSoudal – Quick Stepのヨセフ・チェルニーが引いている。相当寒そう。

 

クリス・フルームは、集団の後方で走っている。

 

Uno-X Mobilityのマグナス・コルトニールセンは、カメラが近いので離れろと注意しにきた。チームメイトのヨナス・アブラハムセンが逃げているので、近寄らせたくない。

 

ジャスパー・フィリップセンは、補給に。今日は流石に半そで半パンではない。

 

残り78.8kmで5分2秒差。

 

Groupama – FDJのクレマン・ディヴィーがチェーン外れ。

 

マーク・カヴェンディシュは、集団から切れてしまう。

 

残り49.9kmで2分48秒差。

 

先頭はヨセフ・チェルニーで変わらず。ヨナス・ヴィンゲゴーの姿も見られる。

 

Alpecin-Deceuninckのオスカル・リースベークが立ち止まっていたが、また走り出す。痙攣か何かか。

 

あっと二人が落車。 INEOS Grenadiersのマグナス・シェフィールドと、Team Visma | Lease a Bikeのアッティラ・ヴァルテルだ。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは、カメラに気づいて手を振ってくれる。

 

マーク・カヴェンディシュは、集団に戻ってきた。

 

リーダージャージのフアン・アユソーがパンクだ。

 

先頭からアレクサンダー・カンプがアタック。

 

 

先頭は3人に。

  1.  ミルコ・マエストリ (Team Polti Kometa)
  2.  アレクサンダー・カンプ (Tudor Pro Cycling Team)
  3.  ヨナス・アブラハムセン (Uno-X Mobility)

 

残り23.7kmで57秒差に。

 

残り1周

先頭は残り1周に。

 

集団は1分差だ。

 

残り17.8kmでタイム差は1分12秒差。

 

スプリントポイント モシャーノ・サンタンジェロ

先頭3人が、スプリントポイントを通過。

 

38秒差で集団も通過。

 

あららっ、Soudal – Quick Stepのティム・メルリエは解放されている。

 

 INEOS Grenadiersのテイメン・アレンスマンはパンクしたまま走っている。

 

バイク交換して走り出した。集団のペースが上がっているので追いつくのが大変。

 

残り7.1km。21秒差に。

 

残り5.2km。 INEOS Grenadiersが集団けん引。

 

しかし、後方ではテイメン・アレンスマンが必死で集団復帰を試みている。まあ、追いついたか。

 

残り2.9kmで12秒差。

 

集団が見えてくる。

 

残り2.1km。8秒差と迫る。

 

残り1.5km。もう4秒だ。

 

残り1.3km。3人はあきらめない!

 

アレクサンダー・カンプが足を止めた。

 

ヨナス・アブラハムセンと、ミエコ・マエストリが粘る。

 

ヨナス・アブラハムセンが行った!

 

ヨナス・アブラハムセンが最後の力を振り絞って集団を突き放す。

 

迫る集団から逃げる。

 

最後のカーブでヨナス・アブラハムセンがリードして曲がる。若い頃はクライマーで60kgだったけど、今は80kgありパワータイプだ。

 

まだ、リードしているぞ。

 

ピドコックが先頭で追っている。ビニヤム・ギルマイ、ジャスパー・フィリップセンもいるぞ。

 

まだだ。ヨナス・アブラハムセンは粘っている。

 

左から、ジャスパー・フィリップセンとジョナサン・ミランが上がってくる。

 

 

ヨナス・アブラハムセンがあきらめた。奇跡の逃げ切りならず~。

 

さあ、左からジャスパー・フィリップセン、ジョナサン・ミラン、ビニヤム・ギルマイと並ぶ。

 

ジャスパー・フィリップセンが少しリードか。

 

いや、ジョナサン・ミランが追い込んでくる。

 

二人が並んだ。

 

ジャスパー・フィリップセンがハンドルを投げる!

 

続いてジョナサン・ミランもハンドルを投げた!

 

あ~、しかし勝ったのはジョナサン・ミランだ~!

 

Lidl – Trekのジョナサン・ミランがジャスパー・フィリップセンを見事にまくった。ポイント賞ジャージを着用して、ついにティレーノ〜アドリアティコ のステージ優勝を勝ち取った。

ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第3ステージに続いての今シーズン2勝目だ。

 

2023ジロ・デ・イタリアのスプリント王が、2023ツール・ド・フランスのスプリント王に勝った瞬間だ。

 

リザルト

ジョナサン・ミランのコメント

なんて日なんだ。チームメイトに感謝しなければならない。彼らは素晴らしい仕事をしてくれた。上り坂でパンクしてしまい、楽な一日ではなかった。みんなで、プロトンで戻ってきたんだ。

みんなが最高の形でサポートしてくれたので、ゴールすることができた。彼らはファイナルまでプッシュし続けてくれた。本当にありがとう。これは僕にとって大きな意味がある。

とてもとても勝ちたかった。いくつかの目標を持ってここに来た。僕とチームでいい結果を出したかった。今朝は、とてもそれが欲しかった。でも、これは僕だけの勝利ではなく、チームの勝利なんだ。チームメイトに感謝する。

 

2位のジャスパー・フィリップセンのコメント

彼はこういう到着に強いから、彼を祝福したい。ラスト1kmは少し上り坂で、本当に厳しい決勝だった。今日のジョナサンは単純に強かった。あのようなフィニッシュで彼は真価を発揮する。

 

第4ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 MILAN Jonathan
Lidl – Trek 60
10″
4:56:44
2
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin – Deceuninck 40
6″
,,
3
 STRONG Corbin
Israel – Premier Tech 30
4″
,,
4
 GIRMAY Biniam
Intermarché – Wanty 25   ,,
5
 ZINGLE Axel
Cofidis 20   ,,
6
 MAYRHOFER Marius
Tudor Pro Cycling Team 15   ,,
7
 ABRAHAMSEN Jonas 
Uno-X Mobility 10
1″
,,
8
 GARCÍA CORTINA Iván
Movistar Team 8   ,,
9
 ALAPHILIPPE Julian
Soudal – Quick Step 5   ,,
10
 TIBERI Antonio
Bahrain – Victorious 2   ,,
11
 VINGEGAARD Jonas
Team Visma | Lease a Bike     ,,
12
 VELASCO Simone
Astana Qazaqstan Team     ,,
13
 PARISINI Nicolò
Q36.5 Pro Cycling Team     ,,
14
 ALBANESE Vincenzo
Arkéa – B&B Hotels     ,,
15
 PIDCOCK Thomas
INEOS Grenadiers     ,,
16
 PASQUALON Andrea
Bahrain – Victorious     ,,
17
 KÄMNA Lennard
BORA – hansgrohe     ,,
18
 LIENHARD Fabian
Groupama – FDJ     ,,
19
 VERMAERKE Kevin
Team dsm-firmenich PostNL     ,,
20
 ARNDT Nikias
Bahrain – Victorious     ,,
21
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
BORA – hansgrohe     ,,
22
 O’CONNOR Ben
Decathlon AG2R La Mondiale Team     ,,
23
 GAROFOLI Gianmarco
Astana Qazaqstan Team     ,,
24
 GRÉGOIRE Romain
Groupama – FDJ     ,,
25
 FIORELLI Filippo
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè     ,,
26
 AYUSO Juan
UAE Team Emirates     ,,
27
 VAUQUELIN Kévin
Arkéa – B&B Hotels     ,,
28
 BETTIOL Alberto
EF Education – EasyPost     ,,
29
 BRENNER Marco
Tudor Pro Cycling Team     ,,
30
 VERNON Ethan
Israel – Premier Tech     ,,

総合

ジョナサン・ミランは、リーダージャージも獲得している。

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 2 ▲1
 MILAN Jonathan
Lidl – Trek 10
16″
15:06:02
2 1 ▼1
 AYUSO Juan
UAE Team Emirates     0:04
3 3
 VAUQUELIN Kévin
Arkéa – B&B Hotels  
4″
0:18
4 4
 TIBERI Antonio
Bahrain – Victorious     0:21
5 5
 VINGEGAARD Jonas
Team Visma | Lease a Bike     0:26
6 6
 GRÉGOIRE Romain
Groupama – FDJ     ,,
7 7
 HINDLEY Jai
BORA – hansgrohe     0:28
8 8
 POWLESS Neilson
EF Education – EasyPost  
1″
0:30
9 9
 POOLE Max
Team dsm-firmenich PostNL     ,,
10 10
 KÄMNA Lennard
BORA – hansgrohe     ,,
11 11
 BJERG Mikkel
UAE Team Emirates     ,,
12 12
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
BORA – hansgrohe     0:31
13 13
 ASGREEN Kasper
Soudal – Quick Step     ,,
14 14
 BETTIOL Alberto
EF Education – EasyPost     ,,
15 15
 OLIVEIRA Nelson
Movistar Team     ,,
16 16
 ARENSMAN Thymen
INEOS Grenadiers     ,,
17 26 ▲9
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin – Deceuninck  
16″
0:32
18 17 ▼1
 O’CONNOR Ben
Decathlon AG2R La Mondiale Team     0:34
19 18 ▼1
 ARNDT Nikias
Bahrain – Victorious     ,,
20 19 ▼1
 SHEFFIELD Magnus
INEOS Grenadiers     0:35
21 20 ▼1
 CARUSO Damiano
Bahrain – Victorious     ,,
22 21 ▼1
 DEL TORO Isaac
UAE Team Emirates     0:36
23 22 ▼1
 MAYRHOFER Marius
Tudor Pro Cycling Team     0:37
24 23 ▼1
 PIDCOCK Thomas
INEOS Grenadiers     ,,
25 24 ▼1
 CRADDOCK Lawson
Team Jayco AlUla     0:38
26 25 ▼1
 BARDET Romain
Team dsm-firmenich PostNL     ,,
27 27
 GEOGHEGAN HART Tao
Lidl – Trek     0:39
28 29 ▲1
 DONOVAN Mark
Q36.5 Pro Cycling Team     0:40
29 30 ▲1
 NEILANDS Krists
Israel – Premier Tech     0:41
30 31 ▲1
 MAS Enric
Movistar Team     0:42

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 MILAN Jonathan
Lidl – Trek 32
2 3 ▲1
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin – Deceuninck 22
3 11 ▲8
 ZINGLE Axel
Cofidis 14
4 2 ▼2
 AYUSO Juan
UAE Team Emirates 13
5 4 ▼1
 BAUHAUS Phil
Bahrain – Victorious 12
6 5 ▼1
 VAUQUELIN Kévin
Arkéa – B&B Hotels 11
7 6 ▼1
 STÖCKLI Jan
Team Corratec – Vini Fantini 10
8 9 ▲1
 VERNON Ethan
Israel – Premier Tech 10
9 8 ▼1
 MERLIER Tim
Soudal – Quick Step 10
10 10
 GANNA Filippo
INEOS Grenadiers 10

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 2 ▲1
 BAIS Davide
Team Polti Kometa 7
2 4 ▲2
 QUARTUCCI Lorenzo
Team Corratec – Vini Fantini 6
3 1 ▼2
 CARAPAZ Richard
EF Education – EasyPost 5
4  
 KAMP Alexander
Tudor Pro Cycling Team 5
5 3 ▼2
 HEALY Ben
EF Education – EasyPost 3
6 5 ▼1
 BETTIOL Alberto
EF Education – EasyPost 2
7 6 ▼1
 MAGLI Filippo
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 2
8 7 ▼1
 POWLESS Neilson
EF Education – EasyPost 1
9  
 ABRAHAMSEN Jonas
Uno-X Mobility 1
10 8 ▼2
 STÖCKLI Jan
Team Corratec – Vini Fantini 1

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 2 ▲1
 MILAN Jonathan
Lidl – Trek 15:06:02
2 1 ▼1
 AYUSO Juan
UAE Team Emirates 0:04
3 3
 VAUQUELIN Kévin
Arkéa – B&B Hotels 0:18
4 4
 TIBERI Antonio
Bahrain – Victorious 0:21
5 5
 GRÉGOIRE Romain
Groupama – FDJ 0:26
6 6
 POOLE Max
Team dsm-firmenich PostNL 0:30
7 7
 ARENSMAN Thymen
INEOS Grenadiers 0:31
8 8
 SHEFFIELD Magnus
INEOS Grenadiers 0:35
9 9
 DEL TORO Isaac
UAE Team Emirates 0:36
10 10
 MAYRHOFER Marius
Tudor Pro Cycling Team 0:37
こちらはハイライト動画

コメント

  1. 毎日読者K より:

    マグナス・コルトニールセンは Uno-X Mobilityですよー

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