2024 パリ～ニース第5ステージ アタッカーのチャンスはあるのか?

第5ステージは、丘陵ステージに近い。

山岳ポイントはあるけれど、勾配がきつくなく総合勢が動いてくるステージではない。山岳賞ジャージのマチュー・ブルゴドー(TotalEnergies)は動いてくるだろうか。

 

第5ステージ サン・ソヴァール・ド・モンタギュー～シストロン  193.5km

 

最初の80kmはまだ比較的平坦。その後4つの3級山岳が続く。ピジエール峠は、標高968m。

ゴールは少し登っているがスプリンターの対決となりそう。寒さがどう影響するかも注目だ。

 

1. 3級山岳　ソス峠 　2.7km・5.1%
2. 3級山岳　Col de Peyruergue 　5.4km・4.5%
3. 3級山岳　Côte de La Rochette-du-Buis 2.3km・5.4%
4. 3級山岳　ピジエール峠　2.7 km・4.6%
5. スプリントポイント　Sisteron

 

6人の逃げ

6人が逃げに。

1. ドリース・デポンド　Decathlon AG2R La Mondiale Team
2. アレクシー・グジャール　Cofidis
3. マタイス・パーシェンス　Lotto Dstny
4. マティアス・イェルゲンセン　Movistar Team
5. サンディ・デュジャルダン　TotalEnergies
6. ピエール・ラトゥール　TotalEnergies

 

3級山岳　ソス峠 　2.7km・5.1%

ポイント獲得順位は

1. ピエール・ラトゥール　TotalEnergies　3ポイント
2. マタイス・パーシェンス　Lotto Dstny　2ポイント
3. マティアス・イェルゲンセン　Movistar Team　1ポイント

 

3級山岳　Col de Peyruergue 　5.4km・4.5%

ポイント獲得順位は

1. ピエール・ラトゥール　TotalEnergies　3ポイント
2. アレクシー・グジャール　Cofidis　2ポイント
3. ヴィクトール・カンペナールツ　Lotto Dstny　1ポイント

 

ヴィクトール・カンペナールツとパスカル・エーンクホーンが合流。先頭は8人に。

 

3級山岳　Côte de La Rochette-du-Buis 2.3km・5.4%

残り67kmで1分7秒差。

 

ここはピエール・ラトゥールが先頭で通過。TotalEnergiesのマチュー・ブルゴドーが山岳賞ジャージを着ているが、このステージでは15ポイントしか取れないので離脱に入っていない。

そのかわりに、ピエール・ラトゥールが取って擁護している。

1. ピエール・ラトゥール　TotalEnergies　3ポイント
2. パスカル・エーンクホーン　Lotto Dstny　2ポイント
3. サンディ・デュジャルダン　TotalEnergies　1ポイント

 

リーダーのルーク・プラップは集団中ほどに。

 

Soudal – Quick Stepのカスパー・ピーダスンは補給のボトルをサポートカーに貰っている。

 

Lotto Dstnyは先頭に3人乗せたけど、逃げ切りを狙っているのか?   アルノー・デリーがリタイヤしたので、ステージ優勝を狙うしかない。

 

集団はLidl – Trekのティム・デクレルクが引いている。

 

Lotto Dstnyの目的は、やはり逃げきりだ。みんなに回せと指示を出している。

 

3級山岳　ピジエール峠　2.7 km・4.6%

Bahrain Victoriousのペッリョ・ビルバオが復帰中。

 

集団先頭はLidl – Trekのジュリアン・ベルナール。

 

ピエール・ラトゥールが先頭で山岳ポイントを通過。

1. ピエール・ラトゥール　TotalEnergies　6ポイント
2. パスカル・エーンクホーン　Lotto Dstny　4ポイント
3. アレクシー・グジャール　Cofidis　1ポイント

 

残り38.3kmで58秒差。

 

残り33.6kmで44秒差。これは厳しい。

 

残り29.9kmでヴィクトール・カンペナールツが猛烈なペースで引くために、Cofidisのアレクシー・グジャールと、ピエール・ラトゥールが切れてしまった。先頭は6人に。

1. ドリース・デポンド　Decathlon AG2R La Mondiale Team
2. パスカル・エーンクホーン　Lotto Dstny
3. ヴィクトール・カンペナールツ　Lotto Dstny
4. マタイス・パーシェンス　Lotto Dstny
5. マティアス・イェルゲンセン　Movistar Team
6. サンディ・デュジャルダン　TotalEnergies

 

残り28kmでLotto Dstnyのマタイス・パーシェンスも切れてしまう。

 

残り27.2kmで40秒差。

 

残り22kmで25秒差と迫られる。

 

逃げていたピエール・ラトゥールは、集団からも切れている。

 

残り11.8km。8秒差で集団が見えてくる。

 

スプリントポイント　Sisteron

何とか集団から逃げてスプリントポイントを通過。

 

集団は8秒差で通過。

 

残り10km。Lotto Dstnyのパスカル・エーンクホーンを先頭を引く。

 

パスカル・エーンクホーンがヴィクトール・カンペナールツを発射。しかし、もう勢いがない。

 

ヴィクトール・カンペナールツは捕まってしまった。

 

カウンターで仕掛けたのは、Groupama – FDJのカンタン・パシェ。

 

その後もアタック合戦が続く。

 

残り8.4km。決定打は出ない。

 

残り7.5km。本命のレムコ・エヴェネプールが登場だ。

 

レムコは先頭を譲る。

 

残り5.4km。集団は塊に戻る。

 

Team Jayco AlUlaのルーク・プラップは最後尾付近。

 

完全にルーク・プラップは、最後尾に。リーダーではないような位置で走っている。

 

残り3.7km。Israel – Premier Techが先頭に。

 

残り1.9km。Tudor Pro Cycling Teamが先頭に。

 

残り1.7km。Tudor Pro Cycling Teamが先頭を譲らない。

 

残り1.4kmでTeam Jayco AlUlaが上がってくる。

 

残り1.1kmで単騎でDecathlon AG2R La Mondiale Teamが前に。

 

これはバンチスプリントだ。

 

Lidl – Trekは、ジャスパー・ストゥイヴェンからバトンを受けた、ライアン・ギボンズが先頭でマッズ・ピーダスンをリードアウト。

 

ライアン・ギボンズがまだ引いている。

 

ライアン・ギボンズからマッズ・ピーダスンが発射。

 

マッズ・ピーダスンの右側からIsrael – Premier Techのパスカル・アッカーマンが並びかける。

 

 

Team Visma | Lease a Bikeのオラフ・コーイが上がってくる。

 

左から、オラフ・コーイ、パスカル・アッカーマン、マッズ・ピーダスン。

 

オラフ・コーイが凄いスピードでマッズ・ピーダスンとパスカル・アッカーマンを抜いた!

 

オラフ・コーイは、ゴール手前でもう足を止めているぞ。

 

マッズ・ピーダスンとパスカル・アッカーマンがハンドルを投げるが～。

 

オラフ・コーイは余裕のゴールのポーズだ。

 

顔の横で手をぶらぶらと振っている。

 

  

そして、指を1本立ててゴールを駆け抜けた～。

 

オラフ・コーイは、ゴール手前でもう上体を起こしている。なんという余裕。オラフ・コーイは、第1ステージに続いて2勝目となった。早くも今シーズン4勝目だ。

 

リザルト

オラフ・コーイのコメント

私にとっては、すでにとても良い週で、大成功だ。でも、週末にはマッテオ・ヨルゲルソンとウィルコ・ケルデルマンの目標がまだある。だからチームとしてはまだ準備ができていない。

昨シーズンよりも進歩していると感じますか?

去年よりも速く、強くなったと感じている。今日はタフなライディングだったが、うまく乗り切った。ああいう走りをうまく乗り切れないと、最後のスプリントもうまくいかない。今日のような日は、その両方が重なっているんだ。

クライミングスキルが上がったことで、他の目標も設定できるようになるのだろうか？

わからない。ステージレースでは、常にコースに左右される。コースがどうなっているのかを見て、そのためのプランを立てなければならない。今日は、僕の調子を考えればチャンスはあると思っていた。チームと一緒に頑張ったし、幸運にもゴールすることができた。

 

2位のマッズ・ピーダスンのコメント

リードアウトはうまくいった。でも、もっと速い選手に負けてしまった。それが現実だ。このような高速スプリントでは、彼は超、超速い。僕にとっては簡単なことじゃない。今日も彼はスリップストリームから来た。言い訳はできない。

2位となり、ローレンス・ピティからグリーンジャージを奪ったが、それがフランスに来た目的なのか?

僕はステージ優勝するためにここに来たんだ。少なくともチームの勝利のために戦い続ける。そしてニースで、僕がまだ緑色のジャージを持っているかどうか確かめたい。

 

3位のパスカル・アッカーマンのコメント

今日は超タフな1日だった。大きな逃げ集団があり、その後ろは常にリボンのようだった。最後の数キロはとてもナーバスだった。登りがあって、そこでみんながアタックを始めたんだ。とてもタフだった。

スプリントまでは、マッズのハンドルをつかむことができた。残念ながら彼をパスする脚がなかった。でも今シーズン初のスプリントだったから、また出場できてとてもうれしい。これからの数週間で、もっと頻繁にスプリントができるようになるといいね。

超速いライディングだった。でも幸運なことに、このチームにはとても速いマシンがある。ここ数年よりもずっと良かったよ。

Israel – Premier Techでは、ファクターOSTRO VAMに乗ってますが、このバイクが良いということ?

多くのエネルギーを節約することができた。優勝候補ではなかったので、追いかける必要もなかった。しかし、昨日のライドも非常にタフなものだった。

 

第5ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞