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ワウト・ファンアールトは山岳ステージでマイヨ・ジョーヌを奪うことが出来るのか?

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Photo credit: Joe Shlabotnik on VisualHunt
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2021ツール最長ステージで再び、マチュー・ファンデルプールとワウト・ファンアールトの戦いが見られた。

だが、このレースでは何度か先頭付近で二人が話をして笑いあっている場面も見かける。

シクロクロスでの10年に渡る戦い。そしてロードに来てからもその戦いは続いている。

この日、ワウト・ファンアールトは、マチュー・ファンデルプールとのタイム差30秒を奪うために戦った。

だが、最終的には二人で並んで話をしており、協力して3位集団に追いついている。

それは、続く第8ステージの山岳でワウト・ファンアールトがマイヨ・ジョーヌを着るための準備でもあった。

 

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逃げを作る

こちらはワウト・ファンアールトのアタックの場面

 

29人の逃げを作った要因の一人であるワウト・ファンアールト。まず、中央分離帯を使って先頭でスパートをかけ、マチュー・ファンデルプールが後ろでチェックに入る。

これはシクロクロスでも何度も見られた光景だ。一度で決まらなくても、集団は長く伸びている。これを何度も繰り返すことで、逃げに繋がる。

この7キロ後に完全にギャップが出来て29人もの逃げが決まった。最初の1時間の平均スピードは51.6km/hと高速。

その後もペースが大きく落ちることはなかった。

 

二人のランデブー

 

ゴールまで7.9km。カスバー・アスグーンが登りで先行する中、30秒遅れていたワウト・ファンアールトがアタック。すぐにマチュー・ファンデルプールがチェックにはいる。

スパートを続けるワウト・ファンアールトだったが、マチュー・ファンデルプールが離れることはない。

ここで、ワウト・ファンアールトはマチューに一緒にカスパー・アスグリーンのグループを追うことを提案。二人はここから協調して前を追うことになる。

二人は残り7.9kmでは約50秒あったタイム差をゴールで見事に帳消しとした。マチュー・ファンデルプールは3位のボーナスタイムを目指してスプリントにも参加したが、4位となり届かなかった。

 

ワウト・ファンアールトは、これで総合2位に躍進。マチュー・ファンデルプールとのタイム差は30秒のままだが、タデイ・ポガチャルとは、3分13秒離れている。

タデイ・ポガチャルは、間違いなく山岳ステージで逆襲するが、さすがにワウト・ファンアールトに対して3分もタイム差をつけるとは思えない。

200kmに渡って逃げ続けたワウト・ファンアールトとマチュー・ファンデルプールは間違いなく疲れている。

だが、それでもワウト・ファンアールトがマチュー・ファンデルプールよりも山岳で速くゴールすることは可能だろう。

ワウト・ファンアールトが念願だったマイヨ・ジョーヌを着ることが出来るのかは、タデイ・ポガチャルのアタックについて行けることにかかっている。

もしくは、山岳でヨナス・ヴィンゲゴーやチームメイトのアシストを受けて損失を最小限に抑えれば間違いなくマイヨも夢でない。

マチュー・ファンデルプールに続いて、ワウトファンアールトがマイヨ・ジョーヌを引き継ぐのを見てみたいものだ。

 

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