BMCは、Red Bull Advanced Technologiesとの共同研究プロジェクトの成果であるSpeedmachineを発表。
2018年に初めてRed Bullと提携したBMCは、それ以来、F1チームのパフォーマンス・モデリングとレース・シミュレーションの能力を活用し、バイクの性能を向上させている。
この最新のプロジェクトには、元ワールドツールプロのファビアン・カンチェラーラも参加している。
BMC X Red Bull Speedmachine タイムトライアル & トライアスロン バイク
Red Bull Advanced Technologiesは、F1レースのために開発された従来のバイク設計CFDよりもさらに完全なバイク全体とレース環境のモデリングを含む、比類のない空力シミュレーション能力を提供した。
空力効率を最適化するバイクを設計する際には、気流の制御が重要となる。そのため、あらゆるチューブ形状と幅広いフォークスタンスが、あらゆるヨー角での抗力の低減に貢献する。
F1 からインスピレーションを得た革新的な SharkFinフロントフォークスポイラーから、フレーム周囲の空気を浄化する最先端のデザインのチューブ形状まで、Speedmachine の空力哲学はスピードと安定性の完璧な調和となっている。
軽量化
大幅な軽量化は大きなメリットとなる。BMCによれば、それは設計の簡素化、統合、そして古典的な最適化されたカーボン構造に尽きるという。
その結果、Speedmachineは、以前のTimemachine 01 Discよりも500gも軽くなっている。
統合されたコクピットとケーブルレスは普通に提供されている。また、バーとステムのコンボは、フォークがフレームから落ちることなく取り外すことができるようになっている。
ケーブルの柔軟性も高く、バイクバッグに収まる。さらに、完璧に調整されたエアロバーの位置をいじる必要はない。
パッキングの必要があるトライアスリートには便利な機能だ。
BMC Speedmachine 01 LTD
Speedmachine 01 LTDは、Pirelli P-Zero Race 28mm タイヤを装備したZIPP 858 NSW と、パワーメーターと組み合わせた SRAM RED eTap AXS グループセットで構築されている。
AG2R Citroën Teamのベン・オコナーが、2023ツール・ド・フランス第16ステージでカラーリングを変えてレースで使用していた。
ベン・オコナーのコメント
BMCの新しいSpeedmachineは信じられないほど素晴らしい。主な長所は操縦性と安定性だ。
BMC Speedmachine 01 TWO
BMC Speedmachine 01 TWO は、トライアスロン バイクに関する知識をすべて取り入れている。
SRAM Force eTap AXS グループセットとパワーメーター、およびPirelli P-Zero Race 26mm タイヤを備えた DT Swiss ARC 1650 ホイールセットで仕上げられている。
BMC Speedmachine 00 LTD
オールブラックの BMC Speedmachine 00 LTD を入手できるのは50人の購入者だけ。
バイクには、BMC Aero Motionデバイスも内蔵されている。Vorn製で、走行中にリアルタイムの空気力学データを取得してポジションを最適化することが出来る。
さらに、BMCプロトレーニング キャンプへの参加、早期のバイク発売、バイク用に作られたカスタム トラベル ケースへの「エリート アクセス」も利用できる。
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