これまでも木製フレームや竹のフレームなどもあったけれど、Sojourn Cycleryはクルミの木を使ってフレームを作成している。
キンシンガー氏は、20歳の時にキットから初めてのラグ付きスチール製フレームを作った。
その後エンジニアになり、現在はシーダービル大学で機械・生体医学工学の准教授を務めながら、自転車ツーリングや木工の活動も続けている。
木製フレーム
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木だと強度が心配。Sojourn Cycleryは、同社のフレームを一般的なスチールフレームと比較し、徐々に圧力をかけて試験している。
スチールフレームは800ポンドで歪み始めたが、木製自転車フレームの場合は1,200ポンドでフレームを固定する固定具が曲がり始めたため、試験を中止せざるを得なかった。
木製自転車フレームの重量は、ライダー一人ひとりに合わせたカスタマイズにもよるけれど、約2.3kgとなるのでかなり重い。
金属製の自転車フレームでも振動は軽減されるけれど、完全に吸収されるわけではない。なぜなら、振動は金属全体に拡散するからだ。
木製フレームでは振動が完全に吸収されるため、他のどの自転車にも劣らない、非常に滑らかで快適な乗り心地が得られるという。
木製自転車は快適さだけでなく、強固で頑丈なフレームも備えている。ペダルを漕ぎ始めた瞬間から、木製自転車が真に「比類なき乗り心地」を提供するという。
乗ってみないですね。
クルミ材が選ばれたのにはいくつかの理由がある。Sojourn Cycleryがあるオハイオ州中南部はクルミ材が豊富で、見た目も美しく、そして強度と重量の比率に優れ、割れにくいのが特徴だ。
自分だけの木製バイクを作るために、ワークショップも開催している。
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