Campagnoloのパワーメーターは、公開された新しい特許によって判断すると、一歩近づいたと言える。
今回の特許では「複合材料で作られた自転車部品と関連する製造工程」を対象とし、Campagnoloが「バワー測定装置」にリンクしたプリント回路基板をクランクアームに挿入する計画の詳細が記述されている。
ようやく、Campagnoloのパワーメーターが登場する準備段階に入ったと言える。
Campagnoloの特許出願
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Image credit: Campagnolo
過去数年間、カンパニョーロのパワーメーターの特許を何度も見てきた。そのため、ブランドがこの市場に参入するかどうかではなく、いつ参入するかという問題だと考えられている。
Shimano、SRAMがパワーメーターを出しているのだから、Campagnoloが出さないはずがない。
この新しい特許が製造工程に強く焦点を当てていることは、計画が十分に練られていることを示唆している。
米国特許11,547,004は、カンパニョーロの過去の特許を基に、既存の図面をいくつか掲載しているが、さらに製造工程に踏み込んでいる。
今回の特許では、「本発明の基礎となる技術的問題は、自転車部品、特にクランクアームにプリント回路基板をより高度に統合することである」と述べられている。
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Image credit: Campagnolo
解決策は、ポリマーマトリックスに組み込まれた構造繊維を持ち、プリント回路基板と共成形された自転車部品となる。複合材料は、プリント回路基板の周囲に広がり、プリント回路基板と接触している。
カンパニョーロは、プロセスは、プリント回路基板を保護し、保護された回路基板を金型キャビティに挿入し、複合材料を回路基板に挿入。複合材料が硬化するまで金型キャビティを温度と圧力プロファイルにさらすことを含む、と説明している。
ほとんどの画像は左側(非ドライブ側)のクランクアームを示しているが、特許が右側(ドライブ側)のクランクアームも対象としている。
Campagnoloのパワーメーターは、クランク型で出てくることは容易に想像がつく。
Campagnoloのパワーメーターの特許は、2020年から出ており、様々なタイプが考えられていた。
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いよいよ生産段階まで踏み込んだ特許を出してきたということは発売が近づいているということだろう。13速と合わせてパワーメーターが搭載されたコンポが登場するのも今年となるかもしれない。
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