ブエルタ第14ステージでは、1級山岳シエラ・デ・ラ・バンデラでレムコ・エヴェネプールが、プリモッシュ・ログリッチのアタックについていけなかった。
このブエルタで初めて見せたレムコの弱い場面。最終的に52秒しか遅れなかったので1分49秒のリードを保っている。
最後は、UAE Team Emiratesのフアン・アユソーを後ろにつけてペースを保ったままゴールしていることからも完全に力を失った訳ではない。
何故、ログリッチについていけなかったのか、ゴール後にレムコが語っているので聞いてみよう。
遅れた理由について
⏪💥¡ATAQUE de @rogla para marchase en solitario!
🔥 Primož Roglič – @JumboVismaRoad goes on the attack and pulls away!#LaVuelta22 pic.twitter.com/CxhRVlPBjJ
— La Vuelta (@lavuelta) September 3, 2022
今日はベストな日ではなかった。ログリッチが行ったとき、加速できなかったんだ。
というのも、スタートが速く、ハードで、逃げが完成するまでに80kmを要したからだ。結局、ベストの選手たちについて行くには、フレッシュさが足りなかった。
ダメージはうまくコントロールできたので、心配するほど大きなことはない。明日に向かって出発だ。
木曜日の第12ステージで落車してます。その影響があったのですか?
筋肉痛があるけど、明日か休養日には治るだろう。確かに事故から2日目には、調子が悪くなることが多いんだ。それを言い訳にするつもりはない。
Jumbo-Vismaは、まずロバート・ゲーシンク、そしてクリス・ハーパーが先頭で大きく引き離し、攻撃を仕掛けてきました。
エンリク・マスとミゲルアンヘル・ロペスはログリッチに追いついてます。ライバルの動きについてはどう思う?
他の選手が前を走っているのが見えたし、マスがログリッチから落ちたと聞いて、僕はただ決勝までプッシュし続けた。
このような大きな登りでは、人と人との戦いになる。今日は、小さなバトルに負けたけど、大きなバトルには負けなかったから、大したことはなかったよ。
52秒ログリッチから遅れましたが、これについては?
これまでのステージのような急なフィニッシュでは、すでにもっと時間がかかっていたと思う。私はまだ総合で1分49秒リードしているので、本当にパニックになることはない。
出来るだけ回復して、明日を生き延びたいと思う。
これからの走りで気を付けることは?
このブエルタでは、以前から他の選手と多くの時間を共有していたので、心配はしていない。
今日は僕がタイムを失う番だった。3週間は、悪い日があってもいいし、今日は僕の番だったということだ。これがグランツールの人生なんだ。
明日は、シエラネバタのスーパークライムですが、どう対処しますか?
今日は最高の脚を持っていなかった。この3週間で、最悪の日であったことを願うよ。今日、僕が失った時間の分、他の選手も失ってしまった。
それが普通のことで、時間をかければ時間を失う。だから、1週間じゃなくて3週間なんだ。明日は、登り坂を熟知しているので、もう少し頑張れると思う。
明日はまったく違う仕上がりになる。また別の日だ。まだ大きなリードがあるので、守ることが大事なんだ。
やはり、落車の影響。また、逃げが完成するまでに時間がかかったことが遅れた原因の一つだったようだ。
これまでのレムコの調子ならば1分49秒あれば、十分なリードだと言える。ただ、下り坂にはいったレムコに果たして守れるだろうか。
最後に残るアシストがイラン・ファンワイルダーだけだというのも気がかり。最終週にも登りフニッシュは3回ある。
レムコには悪いけど、総合を巡るブエルタの戦いは俄然面白くなってきたと言えるだろう。
コメント