ロードバイクの情報を発信しています!

2023 ジロ・デ・イタリア第19ステージ ゲラント・トーマスの失敗の理由とは?

海外情報
Photo credit: Riccardo Maria Mantero on Visualhunt.com
この記事は約6分で読めます。

第19ステージでは、最後はチマコッピとなった1級山岳トレ・チーメ・ディ・ラヴァレードでの戦いとなった。

総合勢は、残り1.2kmくらいから攻撃が始まる。まずは、アルメイダがペースで前を刻むが、プリモッシュ・ログリッチがアタック。

これにより、一時はトーマスとの二人となる。だが、ペースで登ってくるアルメイダが追いつき、また前を引く。

ここからゲラント・トーマスがアタックをかけるが、最後はログリッチに追いつかれ逆に3秒を失うという走りとなってしまった。

これについてトーマスはゴール後に答えている。

 

スポンサーリンク

失敗アタック

残り1kmからの様子

 

最終的なゴールでは、土曜日のモンテ・ルッサリでの18.6kmの山岳タイムトライアルに臨むにあたり、トーマスはログリッチにわずか26秒差。アルメイダには、59秒差をつけている。

 

このステージのコースについては?

登りが多くて、特に最後の登りがきつかった。 タフで堅実な一日だったが、選手たちは再びとても良く走った。

Jumbo-VismaかUAE Team Emiratesがステージに上がるだろうと予想していたが、それは起こらなかった。だから、ステージに上がることができると確信していた。

 

最後は自らがアタックしたけれど、貴重な3秒を失ったことについては?

始めたとき、100メートル進んだところで、この高度では400メートルは遠いことに気づた(笑)

プリモシュに3秒ロスしたが、アルメイダで時間を稼げて嬉しかった。これで明日に向けてすべての準備が整ったので、それは非常に近いことになるだろう。

 

ゴールで失った3秒の差でジロ・デ・イタリアに負ける可能性は?

タイムトライアルはまた違った取り組みになるだろう。最後は、1分間のスプリントを達成したが、それがプリモシュの強みだ。明日は長い努力なので違う。

登りの最も難しい部分は、15%かそれ以上のクレイジーな勾配で5kmもある。26秒は、まともなリードであり、赤字よりもそれを持っていたほうが良いと思う。だが、それは非常に厳しいものになるだろう。

プリモシュは運転が上手で、アルメイダはペースをうまく保つことができる。だから、まだ終わっていないんだ。

できるだけ早くそこに行かなければならない。これは未知の取り組みであり、山岳タイムトライアルを行うことはほとんどないが、それは誰にとっても同じだ。

ゴールラインまでペースを維持できるように頑張る。できるといいね。

 

明日の決戦に向けては?

自分自身に集中し、できるだけ早く坂を登って、できればジロで優勝する必要がある。楽しみにしているとは言えないが、見るのは楽しいだろう。

時間に間に合ったら、できるだけ早くゴールするために自分のペースに従わなければならないので、精神的にも強くないといけない。タイムトライアルは大きな精神的なゲームであり、これは特にそうだ。

 

第20ステージで気になる点が一つ。ゲラント・トーマスの体重だ。Gは71kg。プリモッシュ・ログリッチは65kg。アルメイダは63kg。登りでの体重はデメリットとなる。

この差は、最後の厳しい登りでは足かせでしかない。

 

テイメン・アレンスマン

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット 以下同様

 

ゲラント・トーマスを支えたテイメン・アレンスマンとローレンス・デプルスが並んでインタビューを受けた。

 

明日のタイムトライヤルでは、トーマスは26秒のリードで始めますが、それについては?

ゲラントは非常によくやった。それは良かったし、明日にとっても良いことだ。

 Gが満足しているかどうかは私には言えないが、リードを持ってタイムトライアルに臨むほうが、バックログでスタートするよりもずっと良い。

 

あなたもチマコッピのゴールラインを8位で通過しており、総合順位では7位に浮上してますね。

本当に気分がよかった。ローレンス・デプルスも今日はとても強かった。ベン・スウィフトにはいくつかの問題があったが、サルバトーレ・プッチョは非常に強かった。彼はとても印象的だった。

そのおかげで、自分はゲラントのために最後のターンをすることができた。

 

総合4位のダミアーノ・カルーゾまでは1分2秒差となってますが。

面白くて厳しいタイムトライアルになるだろう。もちろんそれを楽しみにしているよ。

 

テイメン・アレンスマンは総合7位と順位を上げている。ティボー・ピノまで3秒。エディ・ダンパーまで20秒。ダミアーノ・カルーゾまで1分2秒。更に総合順位を上げられる可能性は高い。

 

ローレンス・デプルス

 

一度は切れたのに不死鳥のごとくよみがえって、再び前を引いたローレンス・デプルス。まさにスーパーアシストだ。

 

最後まで献身的なアシストをしてましたね。

チーム全体が自分自身を超えて立ち上がった。

 

一度切れたけれど、戻ってきましたが?

シマノ車のスリップストリームに乗って、そのまま戻ってきた(笑)。 今日はチームとして自分たちを上回った。 あとはG次第だ。

明日は彼のために何もできない。

 

依然としてランキング10位に止まってますね。登りタイムトライアルで、それを守ることができますか?

しばらくは考えない。まずはリラックスする。来るものは来る。

 

第20ステージでは、ゲラント・トーマスは、この二人のスーパーアシストを得ることは出来ない。全ては最後の登りで決まる。

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました