マチュー・ファンデルプールは、レース中、左手首に印象的な白いバンドを巻いている。
スポーツウォッチではないし、デジタル表示があるようにも見えない。
この白いリストバンドは何なのだろうか?
Whoop 4.0
Mathieu Van der Poel even had time to cheer on Jasper Philipsen to second place at Paris-Roubaix 💪
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🇫🇷 #ParisRoubaix pic.twitter.com/DW9uJ3WIsF— Velon CC (@VelonCC) April 7, 2024
マチュー・ファンデルプールが巻いているのは、Whoop 4.0のウェアラブル端末だ。
米国製ブレスレットは、トレーナーやチームマネージャーが選手やアスリートをより良くするために使用する独創的なアクティビティ・トラッカーだ。
ブレスレットは1秒間に100回、1日を通してユーザーの体調を記録する。
GarminやPOLARのスポーツウォッチに似たWhoopは、呼吸数、酸素飽和度、安静時心拍数、心拍変動、皮膚温度を測定するLEDセンサーを使用している。
充電はワイヤレスなので、24時間つけっぱなしでもOK。
一般的なスポーツウォッチとの最大の違いは、Whoopには画面がないことだ。そのため、アスリート自身は、自分が発揮している心拍数やペダリングしているワット数を即座に確認することができない。
WhoopはAlpecin-Deceuninckの公式パートナーであり、マチューは何年もこのデバイスを装着している。
トレーニング・セッション中はもちろん、ベッドの中でもマチューは膨大なデータを収集しており、彼は自分の体質にとって何が良くて何が悪いのかを正確に把握している。
こうしてマチューは、大事なレースの前には赤身肉を食べてはいけないことがわかった。消化が悪いと睡眠不足になり、最適な回復ができないからだ。
From the cobbles of @parisroubaix to the roads of @GoZwift 😍
Join @mathieuvdpoel today at 4.00 PM CET for a celebration ride, after his monumental victories. Ride along with the World Champion and ask how he experienced the Hell of The North! 🪨
➡️ https://t.co/4leZtGV9hQ pic.twitter.com/OVcQgwt1Rq
— Alpecin-Deceuninck Cycling Team (@AlpecinDCK) April 8, 2024
特に回復と睡眠時間という点で、Whoopは役立っている。
例えば、高地トレーニングでトレーニングを強化するのに適した時期や、前のステージから回復するのに必要な睡眠時間、次のステージで自分のチャンスに臨む準備ができているかどうかを知るためにデータを使用している。
Whoopはすべての複雑なデータを信号機にまとめる。赤はあなたのレベル以下、緑はレベル以上を示してくれる。
Whoop4.0は、以下のようにAmazonでも販売している。ただ、年間契約が必要なので、かなりの金額となる。トップを極めるプロアスリートにとっては重要なアイテムだ。
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