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2023 ボルタ・ア・カタルーニャ第1ステージでの落車の被害者は

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Photo credit: sjrowe53 on VisualHunt
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ボルタ・ア・カタルーニャ第1ステージでは、登りゴールで熱い戦いがあった。

だが、ゴールに向かう高速な展開で大きな落車が発生。多くのライダーが巻き込まれてしまう。

被害にあったライダーの様子が分かってきたので報告。

 

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ダリオ・カタルド Trek-Segafredo

 

落車が起こったのはゴール手前6km地点。アダム・イェーツ(UAE Team Emirates)とクリスティアン・ズバラーリが接触して起こっている。

ダリオ・カタルドは縁石にぶつかってしまい大けが。

  • 左大腿骨頭と右寛骨臼 (股関節の「ボール & ソケット」関節) の骨折
  • 神経学的な影響のない腰椎の 2 つの横突起骨折
  • 複数の肋骨骨折
  • 両側の肺が損傷
  • 左鎖骨が骨折

 

意識はあり、血行動態が安定しており、カタルーニャの別の病院に移送される予定。ジローナの病院で 2 回目の評価を行った後、彼は大腿骨骨折を修復する手術を受ける予定となっている。

ダリオ・カタルドは38歳の大ベテラン。レースでは集団の頭を積極的に引っ張る姿が印象的。山岳にも強く2018年には クリテリウム・デュ・ドーフィネで山岳賞も獲得している。

ダニオ・カタルドもベテランらしく、多くのチームを渡り歩いている。

  • 2007  Liquigas
  • 2009 Quickstep-Innergetic
  • 2013 Sky Procycling
  • 2015 Astana Pro Team
  • 2020 Movistar Team
  • 2022 Trek-Segafredo

23回のグランドツアーに出場。TTにも強く、2012年には、イタリア選手権TTでも優勝している。

総合力も高く、2014ジロ・デ・イタリアではファビオ・アルをアシストしながら総合26位でゴール。キャリア5勝をあげており、2019ジロ・デ・イタリア第15ステージではマティア・カッタネオと逃げて勝利している。

ダニオ・カタルドは、イタリアのアブルッツォ出身で、ジュリオ・チッコーネのトレーニングパートナーだ。

38歳という年齢もあり、今シーズン復帰出来るのか微妙な状況となりそうだ。

 

アダム・イェーツ UAE Team Emirates

 

アダム・イェーツもボロボロの姿でゴールに帰ってきた。チームの発表では、擦過傷だけだというけれど、打撲なども当然あるはずだ。

2021年の総合優勝者であり、2019年は総合4位。今回はジロを狙うジョアン・アルメイダの山岳アシストか、総合上位を狙う予定だったのだろうけれども、活躍できるのかは微妙となった。

まずは、第2ステージの山岳フニッシュでどう走れるのか見ておかないいけない。

 

アントニー・ドゥラプラス  Team Arkéa Samsic

 

アントニー・ドゥラプラスは、9分12秒遅れの163位でゴールした。だが、チームの発表では脳震盪の症状が出ており、第2ステージのスタートはしない。

アントニー・ドゥラプラスは、ツイートで

「怪我というより、恐怖です。少し休めばすべてうまくいく。ありがとう、私の⛑!」とコメントしている。

シーズン当初は気管支炎の症状があり出遅れた。昨年11年振りの勝利をパリ~カマンベールで上げている。

 

今回の落車では多くのライダーが被害を受けている。

  •  ダリオ・カタルド (Trek – Segafredo)
  •  アントニー・ドゥラプラス (Team Arkéa Samsic)
  •  ホセ・ロハス (Movistar Team)
  •  マイケル・ストーラー (Groupama – FDJ)
  •  パトリック・コンラット (BORA – hansgrohe)
  •  アダム・イェーツ(UAE Team Emirates)
  •  クリスティアン・ズバラーリ(Alpecin-Deceuninck)
  •  クリス・ハミルトン(Team DSM)

 

アントニー・ドゥラプラス以外は、第2ステージをスタートすると思われる。

 

 

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