2023 ボルタ・ア・カタルーニャ第1ステージ　　新城幸也の今シーズン初レース

ワールドツアーレースのボルタ・ア・カタルーニャ。Volta Ciclista a Catalunya(2.UWT)

レースは、スペインの北東部のカタルーニャ州において、7ステージで争われる。今年もクライマー対決となりそうなコース設定。

1911年1月6日の朝、バルセロナから35人のライダーがスタートしたのが始まりで、今年は102回目の大会となる。スペインでは最も古いステージレースの一つとなる。

 

歴代優勝者は

• 2022 セルジオ・イギータ
  
• 2021 アダム・イェーツ
• 2020 コロナで中止
• 2019 ミゲルアンヘル・ロペス
• 2018 アレハンドロ・バルベルデ
• 2017 アレハンドロ・バルベルデ
• 2016 ナイロ・キンタナ
• 2015 リッチー・ポート
• 2014 ホアキン・ロドリゲス
• 2013 ダン・マーティン
• 2012 ミヒャエル・アルバジーニ

 

第1ステージ　サン・フェリウ・デ・ギホルス～サン・フェリウ・デ・ギホルス　164.6km

 

昨年同様に、サン・フェリウ・デ・ギホルスをスタートしてゴールとなる。

観光地であるサン・フェリウ・デ・ギソルスから、レースはいきなり登り出す。初日から山岳賞を狙うライダーは、逃げを狙うはずだ。

プロトンは、一度ゴール地点となるサン・フェリウ・デ・ギソルスを通過。3級山岳アルト・デ・ロマーニャを登ったあとに再編成されるはず。

ただ、ゴールは4%の勾配で登っており、パンチャーが勝利するかもしれない。

 

1. 3級山岳　アルトデサンタペライア　5.7km・3.3%
2. 3級山岳　Alt dels Àngels　9.6km・4.3%
3. 3級山岳　Alt de la Ganga　1.9km・5.3%
4. スプリントポイント　Santa Cristina d’Aro
5. 3級山岳　アルト・デ・ロマーニャ   4.6km・5.6%
6. スプリントポイント　Calonge i Sant Antoni

 

昨年は、ゴールでBahrain Victoriousのソンニ・コルブレッリが心臓停止。結局、プロレースに帰ってくることはなくなった。

 

注目されるライダーは

 

INEOS Grenadiersのルーク・プラップは病気のため欠場。そのまま6名でスタートする。

Soudal – Quick StepとJumbo-Vismaのメンバーについては、以下を参考までに。

 

スタート前

レムコ・エヴェネプールは、やはり大注目。コメントでは、

今日のステージは自分にも向いているけど、イーサン・ヘイターか、ブライアン・コカールが勝つだろうと。

 

プリモッシュ・ログリッチのコメント

レムコとの最初の決闘を楽しみにしている。

よく回復しましたか？

勝利とカタルーニャでの中間期間を楽しんだ。ここではとてもリラックスしている。良い天気を楽しんでいるし、ベストを尽くす準備ができている。

 

エガン・ベルナルのコメント

ここで優勝争いをする準備は出来ていない。ここにいられてとても幸せだ。このレースで気分がよくなることを願っている。野心はない。なにより楽しみたい。良いフィーリングを得たいと思うが、シーズンは長く、これからも素晴らしいレースが待っている。

 

世界チャンピオン、レムコ・エヴェネプール先頭にリュートラルスタート。

 

5人の逃げ

5人が逃げている。何故か、オスカー・オンリーが入っている。総合順位は狙わないのかな。

1.  ルーン・ヘレゴッツ (Intermarché – Circus – Wanty)
2.  MIQUEL Pau (Equipo Kern Pharma)
3.  オスカー・オンリー (Team DSM)
4.  イェッセ・ボル (Burgos-BH)
5.  アレッサンドロ・デマルキ (Team Jayco AlUla)

 

残り65.3kmでタイム差45秒。サポートカーが次々と抜いていくので、早めに捕まるかも。

 

集団はCofidisとAlpecin-Deceuninckが引いている。

 

プリモッシュ・ログリッチは、集団最後尾当たり。アームウォーマーを脱いでいる。

 

残り60.3kmでEuskaltel – Euskadiの二人がアタック。逃げに合流するつもりだ。

 

先頭まで35秒だけど、集団も後ろにいる。

1. イバイ・アズルメンディ　Euskaltel – Euskadi
2. トキソミン・ジュリスティ　Euskaltel – Euskadi

 

3級山岳　Alt de la Ganga　1.9km・5.3%

先頭が3級山岳通過。

1. MIQUEL Pau (Equipo Kern Pharma)　3ポイント
2.  イェッセ・ボル (Burgos-BH)　2ポイント
3. ルーン・ヘレゴッツ (Intermarché – Circus – Wanty)　1ポイント

 

Euskaltel – Euskadiの二人は先頭に追いつくことなく、戻ってきてしまった。

 

新城幸也は、Bahrain Victoriousの先頭を引いている。今回のBahrain Victoriousのメンバーはかなり豪華だ。新城幸也は台湾合宿の成果が出るかな。

 

Intermarché – Circus – Wantyのエースナンバー、ルイス・メンチェスは集団最後尾。何故か、登りで遅れ気味。

 

残り1周

先頭がゴールラインを通過。

 

先頭はどこまで粘れるか。

 

集団は1分7秒遅れで通過する。

 

スプリントポイント　Santa Cristina d’Aro

先頭がスプリントポイント通過。

 

3級山岳　アルト・デ・ロマーニャ   4.6km・5.6%

先頭は最後の山岳に登り始めた。

 

Team Jayco AlUlaのスガブ・グルマイが落車。バイク交換して走りだす。

 

集団先頭にUAE Team Emirates、BORA-hansgroheはアントン・パルツアーが先頭に上がってくる。

 

先頭は4人となる。

 

先頭からちぎれたライダーは吸収される。

 

集団と45秒差で3級山岳を越える。

1.  イェッセ・ボル (Burgos-BH)　3ポイント
2. アレッサンドロ・デマルキ (Team Jayco AlUla) 2ポイント
3.  オスカー・オンリー (Team DSM)　1ポイント

 

新城幸也は、仕事を終えて集団最後尾に。

 

残り15.8kmでタイム差15秒に。下りなのでここで捕まりそう。

 

新城幸也は、集団ゴールとなるかな。

 

集団先頭にSoudal – Quick Stepが上がってくる。

 

集団はINEOS Grenadiersが先頭に。ゲラント・トーマスか。

 

先頭は3人となって粘る。ゴールまで8.9km。

 

残り8kmで後ろに集団が迫る。

 

残り6.2kmでSoudal – Quick Stepのトレインが先頭3人を抜いていく。

 

後方で落車が。

 

これはいけない。

 

Trek-Segafredoのダリオ・カタルドはかなり痛そうだ。

•  ダリオ・カタルド (Trek – Segafredo)
•  アントニー・ドゥラプラス (Team Arkéa Samsic)
•  ホセ・ロハス (Movistar Team)
•  マイケル・ストーラー (Groupama – FDJ)
•  パトリック・コンラット (BORA – hansgrohe)
•  アダム・イェーツ(UAE Team Emirates)
•  クリスティアン・ズバラーリ(Alpecin-Deceuninck
•  クリス・ハミルトン(Team DSM)

 

残り3.3km。INEOS Grenadiersが先頭。

 

Jumbo-Vismaのトビアス・フォスが先頭か。

 

残り1kmでもJumbo-Visma先頭。

 

これは、Jumbo-Vismaは、プリモッシュ・ログリッチで狙っているのか。

 

クーン・ボウマンが最後のリードアウトとなる。

 

クーン・ボウマン、イーサン・ヘイター、プリモッシュ・ログリッチと続いている。

 

残り300mでスプリント開始か。

 

プリモッシュ・ログリッチが先頭に立った。Soudal – Quick Stepはイラン・ファンワイルダーが先頭に立っている。レムコ・エヴェネプールは、ログリッチの後ろだ。

 

上空から見るとレムコ・エヴェネプールは、かなり後ろだ。

 

レムコ・エヴェネプールがプリモッシュ・ログリッチの後ろからまくるか。

 

レムコ・エヴェネプールがプリモッシュ・ログリッチをまくりにはいる。イーサン・ヘイターは前に出れない。

 

プリモッシュ・ログリッチとレムコ・エヴェネプールの決戦だ。

 

二人がハンドルを投げた～!

 

勝ったのはプリモッシュ・ログリッチだ。レムコ・エヴェネプールは、ハンドルを叩いて悔しがる。

今日は無難に走ると言っていたレムコだったけれど、ふたをあければ、プリモッシュ・ログリッチと全開バトルとなった。

Jumbo-Vismaは、ゴール前から完璧なリードアウトを見せて見事にプリモッシュ・ログリッチを解き放った。これはチーム力の成せる技だ。

まずは第1ラウンドはプリモッシュ・ログリッチの勝利となった。

 

 

プリモッシュ・ログリッチは、すぐにレムコに手を差し伸べる。

さて、明日の山岳でどうなるだろうか。ログリッチがボーナスタイム10秒を獲得して、4秒のアドバンテージを持ってレムコを迎え撃つ。

 

リザルト

プリモッシュ・ログリッチのコメント

これはクレイジーだ。沿道のみんなが励ましてくれて、これが僕の楽しみなんだ。本当に素晴らしい。今日もまた、たくさんのサポーターがいた。それはそれで楽しい。

上り坂のスプリントで最強の脚力を発揮しましたが、最後の数メートルでレムコが力強く追い上げてきてましたが予想してましたか?

予想通り？もちろん、ベストを望むのは当然だが、それでもやらなければならない。しかし、チームメイトが素晴らしい走りを見せてくれたし、今日は自分の脚に十分なパワーがあった。

 

レムコ・エヴェネプールのコメント

プリモッシュとの最初のスプリントでもあった。ペースはほぼ同じだと思うが、遠くから来なければならなかった。レース後は言い訳を探すのは簡単だが、彼のハンドルを握っていたら勝っていただろう。

最初はハードなワークアウトを感じた。しかし、ペースが上がるにつれて、気分が良くなった。次の数週間の良い兆候だが、2番目にいるのは残念だ。

第1ステージリザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞

こちらはハイライト動画