2022ブエルタ・ア・アンダルシア第1ステージ　なんと勝ったのは～

正式名称はVuelta a Andalucia Ruta Ciclista Del Sol(2.Pro)。

ルタ・デル・ソル（Ruta del Sol) 太陽の道という別名もあるスペインのステージレース。

歴代優勝者

2021：ミゲルアンヘル・ロペス
2020：ヤコブ・フルサン
2019：ヤコブ・フルサン
2018：ティム・ウェレンス
2017：アレハンドロ・バルベルデ
2016：アレハンドロ・バルベルデ
2015：クリス・フルーム
2014：アレハンドロ・バルベルデ
2013：アレハンドロ・バルベルデ
2012：アレハンドロ・バルベルデ

 

最多5回の優勝を誇るバルベルデだけど、まだ濃厚接触者ということでレースに出れない。これはとても残念なこと。

さらに、コロナ感染は続く。チームの中心選手が感染してはどうにもならない。

• ディラン・トゥーンス(Bahrain – Victorious)
• ヤコブ・フルサン(Israel Start-Up Nation)
• ヴィンチェンツォ・ニバリ(Astana Qazaqstan Team)

 

第1ステージ　ウブリケ～イスナハル　200.7 km

 

アンダルシア内陸部から、ウブリケからイスナハルに向かって北東に向かう。

初日のステージから登りが含まれており、スタートから1級山岳が登場。14.5kmもある山を上がらないといけない。

フニッシュも1.3kmで7.2%とパンチャー向けのゴールレイアウトとなっている。

 

1. 1級山岳　Puertode ElBoyar 14.5km・5.3%
2. スプリントポイント　Zahara de la Sierra
3. 3級山岳  アルトラパリラ 9.5km・3.6%
   
4. スプリントポイント　Los Corrales
5. 3級山岳　Alto La Parilla  8.0km・3.7%

 

注目されるライダーは

 

8人の逃げ

スペインは快晴の中スタート。

 

スタートしてスペインのプロチームのメンバー8人が逃げだす。

1. 134. CUADROS Álvaro (Caja Rural – Seguros RGA)
2. 154. ISASA Xabier (Euskaltel – Euskadi)
3. 161. DE VYLDER Lindsay (Sport Vlaanderen – Baloise)
4. 162. HERREGODTS Rune (Sport Vlaanderen – Baloise)
5. 177. ŘEPA Vojtěch (Equipo Kern Pharma)
6. 195. OKAMIKA Ander (Burgos-BH)
7. 202. CHRISTIAN Mark (EOLO-Kometa)
8. 212. BASSETT Stephen (Human Powered Health)

 

残り69.5kmで6分50秒とリード。最大14分30秒まであったことを考えるとかなり削られた感じか。

 

集団はAG2R、Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux、アスタナ、Bahrain Victoriousが先頭にメンバーを送り込んでコントロールしている。

 

アスタナのエースナンバーはミゲルアンヘル・ロペスがつけている。

ただ、調子が良いのはクラシカ・ハエン・パライソ・インテリオルのグラベルロードレースを制したアレクセイ・ルチェンコだろう。

 

集団先頭は、AG2Rのハイス・ファンファク。2020年までTeam CCCで走っていた選手。

 

今回Bahrain Victoriousは、メチャクチャメンバーがいい。

ミケル・ランダ、ジャック・ヘイグ、ダミアーノ・カルーゾ、ワウト・プールスとエースばかりを揃えてきている。

 

ミケル・ランダも今シーズンの初レース。今年はケガなしで行って貰いたいですね。

 

残り46.9kmとなったけど、タイム差はあまり変わらず6分30秒。

 

集団先頭はイネオスのトライアスリート、キャメロン・ワーフが引く。

 

アスタナのホワイトジャージはカザフスタン王者のエフゲニー・フェドロフ。

 

先頭は、逃げ屋のタコ・ファンデルホールン。今日は先頭交代要員だ。

 

先頭も8人いるからなのかペースが衰えない。残り31.5kmで、まだ6分30秒ある。全くタイム差が縮まらない。

 

サイモン・イェーツも今年の初レース。今の所UAEツアーにはエントリーしていない。タデイ・ポガチャルとの山岳対決を期待していたのだけど今年はないかな。

 

残り25kmで5分10秒。平地ならば追いつかないタイム差だけど山岳で一気に詰めるつもりのようだ。

 

BORAが4人先頭を固めて引き始めた。

 

3級山岳　Alto La Parilla  8.0km・3.7%

登りに入り、先頭は少しずつ人数が減っていく。

 

先頭はどんどんばらけ始めた。

 

モビスターも引き始めたけど、残りは18.8km。タイム差は4分40秒もあり、これは追いつかないのでは。

 

先頭は6人に戻った。頑張ればステージ優勝もあるかも。

 

頂上まではあと、3キロしかない。まだタイム差は2分41秒。

 

一人ずつ全開で引いて降りていくけど、それでもタイム差は縮まらない。

 

先頭集団が3級山岳を越えていく。

 

メイン集団も山岳を越える。残り9.9kmで2分12秒。これは捕まえるのは難しい。

 

先頭6人は牽制せずにゴール近くまで走らないと。

 

先頭ではアタックがかかる。Sport Vlaanderen – Baloiseは二人いるので有利だ。

 

集団はイネオスが下りを猛烈なスピードで駆け下る。

 

先頭はアタックの応酬。

 

残り3.9kmで1分44秒まで詰められる。

 

残り3km。

 

ラスト2kmで登りに入る。

 

みんな、優勝を意識して牽制している。

 

まだ、牽制だ。最後の100mくらいが勝負か。

 

集団からもアタックがかかる。

 

先頭の牽制は続く。

 

5人くらいに絞られたか?

 

集団からは、アレサンドロ・コーヴィがアタック!

 

先頭はゴール手前まできた。

 

さあ、3人の争いか?

 

二人がスプリントとなりそうだ。

 

ルーン・ヘレゴッツが、少し前に出た。

 

最後に伸びたのはルーン・ヘレゴッツだ。

昨年の欧州最終レースで勝ったライダーだ。

まさかの大金星だろう。誰もが、ワールドツアーのライダーが勝つと思っていただろうけど、あまりにもタイム差を与え過ぎたのがいけなかったかも。

初日のレースだし、どのチームも必死になって追ってなかったこと。逃げの人数が8人と多かったのも勝った要因だ。

まあ、こんなことがあるからロードレースは面白いのだけど。

 

 

リザルト

第1ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞