Fulcrumは、昨年発表されたSpeedDBシリーズのホイールをアップグレードさせたSpeed40およびSpeed55 CMPTZN DBホイールを発表。
コフィディスチームと協力して、プロレースからのフィードバックを受けて、エリア・ヴィヴィアーニと会社の要求を満たすホイールを作成したと述べている。
最大の変更点は、USBスチールからトップスペックのCULT(Ceramic Ultimate Level Technology)ベアリングに移行したこと。
これにより、ペダルストロークあたりのパフォーマンスを最大9倍(従来の鋼と比較して)、3.5ワット向上さるたと言う。
Fulcrum Speed CmptznDB
Fulcrumは、ホイールの外観にブラックオンブラックの配色を採用。まあ、カーボンホイールなのでブラックに近いのは当たり前ではあるんですけど。
よりブラックな外観を意識したということでしょうか。
リムのより暗い外観と合わせて、Fulcrumは新しいハブにもマットブラック処理を施している。
エリア・ヴィヴィアーニがホイールを掲げてますが、まさにブラック一色ですね。
走っていると、ブラック一色で、どこのホイールか全くわからないですね。
Cmptznの意味は?
ホイールの名前にもなっているCmptznの意味ですが、イタリア語で競争(Competition)から母音を引いたもの。
CULTベアリングは非常に精密に機械加工されており、耐食性が高いため、潤滑にグリースは必要ない。必要なのは一滴のオイルだけで、Fulcrumはハブの転がり摩擦をさらに減らすと言う。
500 rpmでテストしたところ、CULTベアリングを備えたホイールは、回転を停止するのに45分かかると言われている。
もう1つのメリットとして、CULTベアリングは、Speed40および55DBホイールのUSBベアリングよりも1セットあたり10g軽量となっている。
Speed Cmptzn DBホイールの仕様
この投稿をInstagramで見る
二つのホイールはリムハイトが違うだけで、あとの仕様はほぼ一緒。
重量はSpeed40 CMPTZN DBが1460g。Speed55 CMPTZN DBホイールが1,570g。
- タイヤタイプ : 2-WAYFIT(クリンチャーおよびチューブレス用)
- ベアリング : セラミックCULTベアリング、カップ&コーンシステム
- リム内部幅 : 19mm
- リム外部幅 : 26.5mm
- ブレーキシステム : ディスクブレーキ専用
- タイヤ幅 : 23mmから50mmまで
- 価格 : Speed40 2,250ユーロ(約28万円) Speed50 2,250ユーロ(約28万円)
現在、2021年2月の大量生産までの間、数量限定で入手可能となっている。
コメント