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ヴィクトール・カンペナールツは、UCIが禁止する内向きレバーのルールが曖昧だと批判

機材情報
pivisoによるPixabayからの画像
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UCIはプロライダーで取り入れている内向きブレーキレバーを禁止するルールを導入する予定だ。

 

内向きブレーキレバーで走るライダーは多い。

Soudal – Quick Stepのレムコ・エヴェネプール、Intermarché – Circus – Wantyのタコ・ファンデルホールン、Lotto-Dstnyのヴィクトール・カンペナールツなど、逃げる選手は少しでもエアロ効果を得るために採用している。

ヴィクトール・カンペナールツは、UCIが2024年に内向きブレーキレバーを禁止するルールを導入するという決定を「でたらめ」だとし、選手は抜け穴を利用して同様のポジションを取るだけだと考えている。

 

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UCIをルールが曖昧と批判

2023ツール・ド・フランス第5ステージでワウト・ファンアールトと逃げるヴィクトール・カンペナールツ

 

Lotto-Dstnyの逃げのスペシャリストであるヴィクトール・カンペナールツは、空力的なメリットを得るために規制値を引き下げたため、明らかにこのルールの影響を受けるライダーのひとりだ。

上記の写真はワウト・ファンアールトと逃げている時のものだが、ブレーキレバーが内側に向いているのがいけないということだ。だけど、それほど極端とも思えない。

今のところ、UCIによって正確な最大角度は設定されていないが、先月禁止を発表した声明文章では、唯一のラインとして “極端な内向き傾斜 “という表現が使われている。

これが当該レースコミッセールの裁量に委ねられるかどうかの情報もない。ヴィクトール・カンペナールツもまた、新ルールの曖昧さに反対している。

これについてヴィクトール・カンペナールツは

「かなり難しい。というのも、ルールが非常に曖昧なのだ。もし望むなら、ビーチレーシングのハンドルバーで走っても、ブレーキレバーをこう(手を斜めに置くジェスチャー)して走れるようだ。意味がない。」

 

カンペナールツが言うビーチレーシングハンドルバーとは、多くのグラベルバイクに見られるようなフレアバーのことで、ブレーキレバーをドロップと平行に保ちながら内側に角度をつけることができる。

 

「このようなブレーキレバーで走るのは危険だと考える人や危険視する人がいるのは理解できるが、長い間禁止されていなかった。今では禁止されているが、禁止もされていない。

その結果、このルールを回避するために、ビーチレースでハンドルバーを使用する選手が続出することになると思う。私としては、これはただの愚かなルールだ。」

 

このような幅の狭いバーはあまり出回っていないが、幅が狭くフレアなカスタムオプションは、2024年には、それを望むライダーのためのトレンドになるかもしれない。

ヴィクトール・カンペナールツは、2023年にツール・ド・フランス敢闘賞を獲得した。これも逃げるためにポジションを小さくしていたことも当然効果があったはず。

これが出来なくなると逃げる距離も少なくなるかもしれない。見ている側は面白いのだろうか?

 

 

 

 

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