INEOS Grenadiersを退団したトム・ピドコックの移籍発表は早かった。
噂通り、Q36.5 Pro Cycling Teamに移籍だ。ワールドチームからプロチームへの移籍。これはチームを大きく助けることになるはずだ。
2027年末までの3年契約
Things are about to get lit with @Q36_5ProCycling 🔥
I’m excited to join the team for the next 3 years!Read more – https://t.co/9BDzFUwUlI#RacingTheFuture
🎥 : Calvin Cheung pic.twitter.com/fuxtMGldFR
— Tom Pidcock (@tompidcock) December 6, 2024
2度のMTBオリンピックチャンピオン、2024 アムステルゴールドレース優勝という成績を残しながら、 INEOS Grenadiersを退団。
2022シクロクロス世界王者でもあるトム・ピドコックを何故、契約を破棄してまでチームから移籍させるのか不思議なチームだ。
トム・ピドコックがイル・ロンバルディアに出場できなかったのは、調子のよい彼が成績を残した場合、ボーナスを支払わないといけなくなるからとも言われている。
だが、これでQ36.5 Pro Cycling Teamはワールドツアーのワイルドカードが貰え易くなる。もう一人ビックネームを獲得できればグランツールも夢でなくなる。
その良い例が、Tudor Pro Cycling Teamだ。2024年にマッテオ・トレンティン、アルベルト・ダイネーゼが加わり、ジロ・デ・イタリアへの出場がかなっている。
さらに、2025年シーズン、ジュリアン・アラフリップ、マルク・ヒルシの到着で全てのモニュメント、更にツール・ド・フランスも夢でなくなっている。
トム・ピドコックは、ロードに集中したいと言っており、チームの全面的なバックアップが得られるようになると狙ったレースも取りやすくなるはず。
トム・ピドコックの弟のジョセフ・ピドコックもTrinity Racingから移籍、更にトレーナーのカート・ボガーツもQ36.5 Pro Cycling Teamについていく。
トム・ピドコックは、好きなレースにエースとして出れるだろう。
トム・ピドコックのコメント
これは単なるジャージの変更ではなく、特別なことの始まりなんだ。 素晴らしいパートナーやブランドとともに成長するチームで働くチャンスは、私をやる気にさせるものだ。 一緒に何を成し遂げるのか、待ちきれないよ。
私たちが望んでいる場所に到達するために直面する困難は承知しているが、それは冒険であり、私はそれに興奮している。
自分のバイクでレースをするのが大好きだし、それを優先したいと思っている。 僕を信じ、成功のビジョンを共有してくれるチームに加わることは、僕のキャリアにとって非常に重要なステップになる。 実現させよう。
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