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クリス・フルームは2020ツール・ド・フランスのコースは「残酷」だと言う

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Photo LeTour twitter
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クリス・フルーム(Team INEOS)は、2020年のツール・ド・フランスのルートの発表にたいして、21日間のレースを残酷だと呼んだ。

5回の山頂ゴールと29か所の山岳ポイントがあり、個人タイムトライヤルは最終日の前に山岳コースで登場する。

スプリトステージは3ステージで、チームタイムトライヤルもない。どうも見ても、来年のツール・ド・フランスはクライマー有利の設定となっている。

このコースについてクリス・フルームはどう考えているのか?

 

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2020ツール・ド・フランスのコース

こちらは、発表されたコース紹介のビデオ。

通常ならば、最初はスプリントステージで平坦を走るというのが恒例だったが、第2ステージから山岳が登場する。

 

https://www.cyclingstage.com/tour-de-france-2020-route/stage-2-tdf-2020/

第2ステージ

最初の、Colbe la Colimjaneの登りは登坂距離16.1kmという長さで平均勾配は6.2%。一騎に1500mまで駆け上る。

さらに、ツインピークとなっており続けて1000m登らないといけない。

ゴール前にも、2つの小さな山岳がありスプリンターには厳しいスタートとなるはずだ。

 

https://www.cyclingstage.com/tour-de-france-2020-route/stage-2-tdf-2020/

第20ステージ

最終日前日の第20ステージにようやく、あらわれる個人タイムトライヤルは36kmという距離ながら登りゴールだ。

ゴール前に、ラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユ(距離5.9km/平均8.5%)を駆け上がるコースでは、一気にタイム差がついてしまう。ここで大きく順位が変わってしまう可能性もある。

だが、ここに至るまでに多くの山岳ステージがあり、最終週まで総合勢が動かないという展開には決してならないだろう。これはファンにとっては嬉しいことで、ブエルタのようなアタック合戦があることを期待したい。

 

そして、こちらのツイートを見て貰いたい。

年々タイムトライヤルの距離が減っていることがわかる。タイムトライヤルでタイム差をつけて、山岳はついていくだけという走りが出来なくなることが期待される。

これもTTに強い選手を多く持つチームにとっては厳しい。だが、見る側としては、タイムトライヤルで決まってしまうことがないので逆に面白いとも言える。

 

フルームのコメント

「それは残忍で残酷なコースだが良いことだ。本当に爆発的なレースになり、クライマーが有利になると思う」

とインタビューで語った。

 

発表されたコースには、アルプス山脈・ピレネー山脈・ジュラ山脈・ヴォージュ山脈をまわる29箇所の山岳ポイントと5つの山頂フニッシュを含むコース。

 

「それは素晴らしいことだと思う。誰もが見たい大きな戦いを見ることが出来るだろう。

ライダーにとっても、レースを勝ち取ろうとする多くの機会を与えてくれるので素晴らしいと思う」

と彼は語った。

だが、フルームの場合には右足の筋力の回復と、腰と膝に入っている金属プレートを取り除く手術が待っている。まずは、以前の状態に戻ることが先決だ。

その後、速い段階でレースに復帰したいと考えている。

 

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