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女子ブエルタ・ア・ブルゴスでの恐怖のクラッシュ映像 ルシンダ・ブランドは本能に従う

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Photo credit: Frans Peeters Photography on Visualhunt
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ブエルタ・ア・ブルゴス・フェミナスの開幕ステージのスプリント勝負で、フェンスに突っ込む大落車が発生。

Lidl – Trekのエリサ・バルサモと、UAE Team ADQのソフィア・ベルティッツォーロが吹っ飛んでしまった。

エリサ・バルサモは、鼻骨の骨折と脳震盪を起こし、第2中手骨も骨折という大けが。

この事故で、チームメイトのルシンダ・ブランドが足を止め、チームメイトを気遣うのは、当然のことだった。ただ、そのせいで彼女は総合でタイムを失ってしまう。

 

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フェンスに突っ込む

 

映像を見ていると、道路幅が変わって絞られていくところで、落車は起こっている。

落車した二人共フェンス際を走っており、バランスをくずしたソフィア・ベルティッツォーロがエリッサ・バルサモにぶつかってしまう。

二人は、フェンスに突っ込みバイクが宙を舞ってしまった。幸い、この二人だけが落車したけれど、かなりの大けがが予想された。

ソフィア・ベルティッツォーロは、腕を骨折する大けがを負った。

 

UCIを批判

 

ルシンダ・ブランドは、2021シクロクロス世界王者。ロードでも26勝をあげているベテランだ。

ルシンダ・ブランドは、次のように投稿。

「今日、私はレースの本能ではなく、人間の本能に従った。フィニッシュまであと数メートルというところで、激しい転倒に見舞われたチームメイトの様子を見るために立ち止まった。

止めるべきかどうか考えもしなかったし、後悔もしていない。でも、正しいことをしたことで、フィニッシュラインを目前にしていたにもかかわらず、3分もロスしてしまった。」

 

ルシンダ・ブランドはそれがフェアだとは思っていない。

「もし、バルサモがゴールできていたなら、プロトンと同じタイムが与えられていたはずだ。それなのに、なぜ他人を気遣うことが、UCIの目から見て異なる扱いを受けなければならないのか?」

 

バルサモの容態が安定していることが医師によって確認されると、ブランドとチームメイトのイリア・サンギネティはフィニッシュへと向かった。

そこで二人は、総合順位で3分03秒を請求された。確かに、ルシンダ・ブランドは、落車した訳ではない。ルールはルールだけど、トップ同タイムであってほしいと思うのも自然な感情だろう。

エリッサ・バルサモを失ったLidl – Trekは、現在8位のシリン・ファンアンローイが総合上位を目指すことになる。

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