EF Pro Cyclingで走っていたタネル・カンゲルト(Tanel Kangert )がMitchelton-Scottに移籍する。
なんだか、経営状態の危ないチームから、これまた危なそうなチームに移籍するというのはどんな気持ちなんだろうか?
Mitchelton-Scottも2年間は、ちゃんと資金を提供するようなので、ひとまずは安心なのでしょうけど。
だが、チームに残るサイモン・イエーツにとっては心強い援軍の到着だ。
グランツールで安定した成績
✒️ NEW RIDER 🖋
“I would really like to win a Grand Tour as a team member once again.”
We’ve signed experienced domestique Tanel Kangert for the next two seasons.
📰 https://t.co/Pnr2NeaELl pic.twitter.com/0BAIykc4Fj
— Mitchelton-SCOTT (@MitcheltonSCOTT) August 21, 2020
タネル・カンゲルトは2007年にAG2R Prévoyanceにテスト生として入団。翌年からAG2R La Mondiale に正式に採用。
だが、膝の故障で一時マアチュアに戻る。
2011年にPro Team Astanaに移籍して、ここではヴィンチェンツォ・ニバリやファビオ・アルのアシストとして活躍した。
グランツールには、かかせない選手で2013ジロは総合14位。ブエルタ・ア・エスパーニャでは総合11位。常に安定して総合上位には顔を出す選手だ。
2016年には、アブダビツアーでも総合優勝。
だが、翌年の2018ツールではヤコブ・フルサンをアシストしながら総合16位と復調した。エースとして走るよりも、アシストとして走るのが性に合っているのか良い成績を残すライダーだ。
2年EF Pro Cyclingで走ってからの移籍となるが、エースとなるサイモン・イエーツの心強いアシストとなるのは間違いない。
チームは、ロードキャプテンのダリル・インピーがISNに移籍。
アダム・イェーツもイネオスに移籍した。
タネル・カンゲルトは2020パリ~ニースではセルヒオ・ヒィギータをアシストしながら総合8位としっかりと成績を残している。
チームの弱体化が避けれない中で、安定して成績を残してくれる、タネル・カンゲルトの移籍は、チームに残るサイモン・イエーツにとっては、心強い味方だろう。
2021グランツールでは、再びアシストとして活躍するタネル・カンゲルトの働きが見れるはずだ。
コメント