Red Bull-BORA-hansgroheのプリモッシュ・ログリッチは、最後の超級山岳パハーレススキー場への登りで、フローリアン・リポウィッツのアシストを受けて発射。
見事にベン・オコナーからタイムを奪うことに成功した。プリモッシュ・ログリッチは、38秒縮めて、総合トップから43秒差となった。
の、はずだった。だが、陪審員は……。
タイムペナルティ
プリモッシュ・ログリッチは、超級山岳パハーレススキー場の24%勾配に対して、フロントシングルの劇坂対策用のバイクに計画的に乗り換えた。
これはジロ・デ・イタリアでもプリモッシュ・ログリッチが行った対策だ。
そこまでは良かったのだけど、上記動画のように見事にカーペーサーを使用。3人がつらなってひかれて集団に戻っていった。
陪審員はこれを見逃さなかった。というよりも、テレビカメラがばっちりと映していたのだから、誰でもわかる行為だ。しかも、結構長く、あまりにも早く集団に復帰した。
結局、3人に20秒のペナルティが課せられた。
- プリモッシュ・ログリッチ
- ダニエル・マルティネス
- ロジャー・アドリア
これにより、プリモッシュ・ログリッチはベン・オコナーとの総合でのタイム差が1分3秒になってしまう。
スタート前が1分21秒だったのだから、18秒だけ縮めたことになる。計画的に行ったのならば、二人のアシストに引いて貰えば、予定通り集団には戻れたはず。
実に、勿体ないペナルティをおかしてしまった。この20秒はかなり今後のステージに影響するかもしれない。
それと気になるのは、ログリッチは、フローリアン・リポウィッツのアシストから完璧なアタックで抜け出したのに、エンリク・マスに追い付かれたことだ。しかも、ゴール手前ではかなりの距離を開けられていた。
これも気がかりな走りだ。プリモッシュ・ログリッチの腰は大丈夫なのか。
コメント
落車やメカトラでの集団復帰に車列を使うのなら多少は大目に見てくれるでしょうけど(最近はそれも厳しくとるようになっていますが笑)
昨日はスペシャルバイクへの乗り換えなのが露骨で、その上集団復帰に車列を使ったのでペナルティは妥当でしょうね。
車列を使っての復帰が許されるなら、乗り換えるデメリット・リスクさすがにが少なすぎます。
自分かアシストの脚を使って集団に復帰するリスクぐらいは最低限背負わないと、
勝負どころで多数の選手が乗り換えたりしてどえらいことになります。
ほんと、計画的なのに計画的でない。最近は映像で残るので結果を考えてしないと。
20秒ですけど、終盤に近いステージだったら結構問題となるかもしれない場面。
もう少し考えないと。