来年、NTT Pro CyclingがWorldTourに参加出来る可能性は少なくなってきている。
2020年シーズン限りでNTTはスポンサー契約を打ち切るとされている。現在2021年のスポンサーは見つかっておらず、チームの存続は危ない状態。
せっかく日本チャンピオンの入部正太朗も在籍していたのに、これで日本人のワールドプロライダーが一人消えてしまうかもしれない。
ビャンヌ・リースは共同代表にもなっていない
ビャルネ・リースは今年からチーム監督としてチームに在籍している。
チームのGMであるダグラス・ライダー(ライダーサイクリング社でワールドツアーのライセンスを取得)は、来シーズンの新たなタイトルスポンサーを見つけることができるかどうかは、まだわからない。
NTTとの契約も終わりに近づいており、今のところNTTがスポンサー契約を更新しない可能性が高い。
リースと彼のビジネスパートナーであるLars Seier ChristensenとJan Bech Andersenが経営するデンマークのVirtu Cyclingが株式の一部を引き継ぐことになっていた。
しかし、それさえもまだ起きておらず、後回しにされている。結局リースはNTTとの共同代表にも未だになってはいない。それどころかチームの存続も難しいとされている。
5人のライダーが来シーズンの契約済み
現時点でNTTの来年も契約している選手は5名のみとなっている。
- ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ
- ヴィクトール・カンペナールツ
- サムミュエーレ・バッティステッラ
- マッテオ・ソブレロ
- ディラン・サンダーランド
残りは有効期限のある契約をしている。
デンマークの天窓メーカーであるVeluxは、5月の初めに新たなタイトルスポンサーとして登場していたが、現在はその話もなくなった。
NTTとの協議は継続中だが、難しいと言われている。いずれにしても、ダグラス・ライダーは解決を急がなくてはいけない。
わずか1年でNTTがスポンサーから降りるとは思ってもみなかった。残念な結果とならなければ良いけれど。
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