ゲラント・トーマスの、レース復帰に向けてのスケジュールが決定した。
2018年のツール優勝者であり、昨年は2位。当然リーダーの一人としてツール制覇を狙っている。
今シーズンは、ヴォルタ・アン・アルガルヴェのステージレースを走ったのみ。トーマスの場合には、狙ったレースに向けて調整するタイプ。
100%の状態になるのは狙ったレースだけだ。ゲラント・トーマスのツール・ド・フランスまでのレースを見てみよう。
ツールまでのレーススケジュール
ロックダウン中、故郷のカーディフで約3ヶ月間を過ごしたトーマスは、生活体験も語っている。
イネオスではあと2戦eレースが開催されるが、これにトーマスも出場する予定だ。
ゲラント・トーマスの最初の復帰レースは、ルート・ドクシタニー(La Route d’Occitanie)のステージレース。
4ステージで争われ、エガン・ベルナルと共にスタートリストに名前を連ねている。
その後8月12日から始まる クリテリウム・デュ・ドーフィネに出場。これもベルナルと一緒だ。
そして、8月29日のツール・ド・フランスに挑むことになる。
インタビューで、トーマスは
レースに参加できなかったのは残念だったが、もっと大きなことがたくさんあったので、その理由は理解できると思う。
みんなの人生は大きく変わってしまったけど、僕らにとっては幸運なことに、最終的には50日以上カーディフに戻っていた。特に家では若い男の子がいて、それはいいプラスになったよ。
若い男の子とは、トーマスの初めての息子のことだ。
プロライダーが自宅にずっとすることはシーズン中はない。子供と一緒に過ごせるというのは貴重なこと。
あと3年、4年、5年あるので、その間を有効に使ってレースをして楽しみたい。厳しい状況だったけど、僕らよりももっと悪い状況にある人たちがたくさんいるんだ。
誰も経験していないレースシーズンで条件は一緒。だれもレースを走っていないのだから調子なんてわからない。
レースを走って調整するタイプのライダーには厳しい条件となるが、トーマスの場合はどうだろうか?
リーダー役となってからは、調整レースでは全くコンデションをあげてレースをしていない。
100%狙うレースだけに集中している。ツール・ド・フランスでは100%の状態になっていることを期待しておこう。
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