Campagnoloから新型のCampagnolo Super Record Wirelessが、ついに発売に。
公式サイトで、Campagnoloは以下のように述べる。
完璧な一瞬を作り上げるには、時間がかかる。私たちのワイヤレスシフティングコンポーネントは、広範な研究と綿密な実地試験により、技術的に一歩前進したものであることを保証する。
近道は一切しない、プレミアムなデザイン。新しい次元のパフォーマンスへとシフトしていく。
Campagnolo Super Record Wireless
シフター
まず、完全ワイヤレスとなり、各シフターには交換可能なバッテリーを搭載。各ディレイラーには異なる充電式バッテリーがある。
まったく新しい2ボタンの指先シフト コントロール、幅広のグリップで、長時間の過酷なライドでも最大限の快適性を実現するために改良され、よりスマートな制御のために最新化されている。
ブレーキレバーとシフターの重量は745g。長年にわたって使用されてきた親指シフトダウンレバーと「ワンレバー、ワンアクション」の理念は廃止された。
代わりに、ブレーキレバーの後ろに 2 つのシフトボタンがあり、Di2 スタイルに似ているが、異なる触覚仕上げが施されており、誤って間違ったレバーを押しにくくなっている。
新しいErgopowerフードは、前世代の Recordおよび Super Recordよりも幅が広く、容積も大きくなっている。
右側のフードの内側には、以前は親指シフトがあった場所に、バッテリーの状態を示す LEDライトが配置されている。充電残量が15%未満の場合には、バッテリー低下を警告する赤色で点滅する。
シフター本体自体にはコイン電池が内蔵されており、最長2年間持つという。
リアディレイラー
リア ディレイラーの重量は295g。カーボン製で、電子モーターと取り外し可能なバッテリーが平行四辺形の下に組み込まれており、完全ワイヤレス化に。ロック解除機構も付いており、手動で前後に動かすことができる。
新しいディレイラーは、高い IP69K 規格に準拠した防水処理が施されている。これならば、高圧洗浄でバイクを洗っても大丈夫だ。
リアディレイラーには、内側がスチール、外側がカーボンの形の良い新しいケージが採用され、セラミックベアリングで 2 つの 12T プーリーを回転させる。
フロントディレイラー
フロントディレイラーの重量は160g。前面に取り外し可能なバッテリーが搭載されており、配線は不要。
ディレイラーのバッテリー寿命は、レースレベルのユーザーの場合は 750km 以上、通常のサイクリストの場合は 1,000 km以上と見積もられている。
Campagnoloによれば、45分で90%の充電が可能で、60分でフル充電が可能。各バッテリーには充電状態を示す LED ライトがついている。
クランク
カセットに10Tが採用されたことにより、クランクのサイズはコンパクトとなった。
- 50/34T
- 48/32T
- 45/29T
プロは、どうするのだろうか。SRAMも最初はコンパクトのみだったけれど、のちに大きなクランクも出ている。
2023年は、AG2R Citroën Teamだけが、Campagnoloを使用しているけど、どうするんでしょうね。カセットが10Tとなったけれども、フロントのシングル化はしないようだ。
ディスクブレーキのみ
ブレーキキャリパーは美しくなっている。耐切断性を備えた特許取得済みのローター設計は、効果的な冷却を提供する。
ローターは直径 140mmと160mmの両方で利用可能で、他のブランドの製品よりもわずかに厚く、丸みを帯びた耐切創形状となっている。
これは、落車の際のケガ防止を目的としている。
カセット
カセットは3種類のサイズが用意されている。
- 10-25T(210g)
- 10-27T
- 10-29T
10-29Tは以前の 11-32Tカセットよりも幅が広く、汎用性が高い。
Campagnolo Super Record Wireless は、完全なセットアップの場合、有線Super Record EPSと同じ 2,520g の重量になると主張されている。
価格は5,399ドル(約75万円)と凄いことになっている。
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