ツール第6ステージでは、ゴール手前で落車が相次いだ。
当然、ライダーはゴールに向けて少しでも良いポジションで走ろうとする。そうすると、少ししかないスペースにライダーが集中することになる。
これが原因でゴール手前13kmで落車が発生してしまう。
この原因となったJumbo-Vismaのプリモッシュ・ログリッチをBORA – hansgroheのマキシミリアン・シャフマン、Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxのコービー・ホーセンスが痛烈に批判している。
1cmも譲らない
Vreemde fase, een val uit het niets… #TDF2022 pic.twitter.com/p1Ih9DwjOs
— Sporza 🚴 (@sporza_koers) July 7, 2022
落車の影響で、セップ・クスは草の上を走っている。
落車したのは、
- コービー・ホーセンス Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
- レイナルト・ヤンセファンレンズバーグ Lotto Soudal
🗨 Klare Wort von Max Schachmann an Jumbo: “Jumbo muss sich mal ein bisschen einkriegen. Roglic hat wieder diesen Sturz ausgelöst, weil die einfach wie die Kaputten auf dem letzten Zentimeter fahren und es nicht können. Das ist eine Gefährdung aller Fahrer.”#TDF2022 #ARDTour pic.twitter.com/K1pewF3fIw
— Sportschau (@sportschau) July 7, 2022
これについてBORA – hansgroheのマキシミリアン・シャフマンはドイツテレビの取材で以下のように語る。
Jumbo-Vismaには気をつけなければならない。ログリッチがまたこのような転倒を引き起こしてしまった。
彼らは、不可能な最後の1cmに狂ったように乗っているだけだからだ。そして、彼らは道路のある側に寄りかかる。それは私の見解では完全に不要だ。
彼は、あのようにすべてのライダーにとって危険な存在であり、私の意見ではまったく必要ないものだ。
スペースのないところに、余裕はない。そうすると、一旦は自分が前に出ていないことを認めなければいけない。その後、スイッチをオフにする必要もないし。
自分がそこにいなかったのは、とても幸運だった。
これについてIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxのコービー・ホーセンスも同じように答えている。彼は膝を7針縫うことに。
それでも今日は出走する。夜は良く眠れたと。
位置取り争いは重要だけど、スピードが出ている場面で無理をすると落車が発生する。お互いに少しは譲り合わないといけない。
コメント
こんにちは
チョット良くわからないのですが…どういう意味なんでしょうかね?
すいません言葉に疎くて…
プリモッシュ・ログリッチは、スキージャンパー出身で遅咲きのライダー。10代から自転車競技をしていた訳ではないので、他のプロライダーとは少し違うかと。
自転車レースにおいて、位置取りは重要なんですけど、少しの隙間に多くのライダーが集中する。
それでも、お互いに融通を効かせるというか、無理な場合には、少し下がったりしないと事故は起こってしまうもの。2021ツール第1ステージの2回目の落車もそうでした。下りで70km/h出ていたのだけど、無理に割り込んだライダーによって大落車が発生しています。
ログリッチの場合、全く譲らないのが問題だと言っているようだす。ツイート動画を良くみると、ログリッチ自身も足を外して落車を回避してますね。
なるほど、あうんの呼吸で場所を作ったり素早く入ったり。そういう判断力に欠ける。という話ですね。解説ありがとうございます。