ジロ・デ・イタリアの最終タイムトライヤルでトラブルにあったライダーは、フィリッポ・ガンナやレミ・カヴァニャだけではなかった。
彼らはパンクや落車だったが、マッテオ・ソブレロの場合はちょっと違う。
表彰台に向けて走っていたアスタナのマッテオ・ソブレロは、予期せぬアクシデントに見舞われてしまう。
1秒を争う大事な場面でのアクシデントは、走るのが早過ぎたからでもある。
抜けない
Chaos. How unsafe. #Giro pic.twitter.com/Hl4qdRQUJC
— daniel (@cyclingreporter) May 30, 2021
マッテオ・ソブレロは、ミラノの最後の2つのコーナーに差し掛かり、ライダーとチームかーの両方の渋滞に巻き込まれてしまう。
前を走っているのは、Groupama-FDJとTeam DSMのサポートカーだ。更に数秒以内に3人のライターもいた。
マッテオ・ソブレロは昨年のジロのオープニングステージで7位。今年のジロ第1ステージでは30位と遅れていたので、表彰台をかけた必死の走りの時だった。
WTF is happening. #Giro pic.twitter.com/XNHooLeMBk
— daniel (@cyclingreporter) May 30, 2021
追い抜こうとしたが、Groupama-FDJのサポートカーが邪魔になり抜けない。さすがにマッテオ・ソブレロも怒ってしまう。
サポートカーも後ろからライダーが来ているのだから、どちらかに寄れば良いのにねえ~。これが、カーブの途中でなければ問題はなかっただろう。
実に不運としか言いようがない。
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最終的にマッテオ・ソブレロはステージ4位。
- フィリッポ・ガンナ 33分48秒
- レミ・カヴァニャ +12
- エドアルド・アッフィニ +13
- マッテオ・ソブレロ +14
わずか、1秒差で表彰台を逃している。この1秒はひょっとすると克服出来ていた1秒かもしれない。
前のライダーに追いついた時にも、スローダウンしているし、車を抜くのにもタイムロスしている。
マッテオ・ソブレロはNTT Pro cyclingから2021年にAstana-Premier Techに移籍してきた。たしかNTTとは2021年まで契約していたはずだが、契約解除して移籍をしている。
24歳と若いので、これからも活躍の場面はあるだろうけど、実に惜しい順位となってしまった。
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