2023 ツール・デ・アルプ第3ステージ 総合優勝をケヴィン・ヴォークリンは死守したのか?

ツール・デ・アルプ最終日も最後は登りゴール。

コースの中に平坦はなく、131.8kmと短いので激しく攻撃されるのは間違いない。

特に、チーム力の高いEF Education-EasyPostは総攻撃でTeam Arkéa Samsicのケヴィン・ヴォークリンを攻め立てるだろう。

果たして、ケヴィン・ヴォークリンはリーダージャージを守れるだうか?

 

第3ステージ   ヴィルフランシュ＝シュル＝メール～ヴァンス　131.8km

 

最終日は、スタートから登っていく。Team Arkéa Samsicのアシスト陣は散り散りになってしまいそうだ。

ニールソン・ポーレスは、7秒差なのでチーム力を使って攻撃をするはず。最後の登りの戦いが見ものだ。

 

1. 3級山岳　Col d’Ee  6.9km・5.1%
2. スプリントポイント　Contes
3. 1級山岳　Col de Chateauneuf  6.9km・6.3%
4. 2級山岳　Carros   5.3km・5.2%
5. スプリントポイント　Tourettes-Sur-Loup
6. 3級山岳　Montee de la Shne    4.2km・4.5%

 

スタート前

ニールソン・ポーレス、エスデバン・チャベス、ヒュー・カーシーといるEF Education-EasyPostは最終ステージでどう攻めてくるだろう。新人賞ジャージを着ているのはジェームス・ピッコロ。

 

ケヴィン・ヴォークリンはジャージのキープなるか。

 

単独の逃げ

何度か逃げができたが、残り65.1kmではGroupama – FDJのロマン・グレゴワールが単独トップ。

 

ロマン・グレゴワールにおいて行かれた、EF Education-EasyPostのヨナタン・カイセドが中間に挟まれている。

 

残り60.1kmで1分10秒差。これは厳しい。

 

集団はEF Education-EasyPostが引いている。ケヴィン・ヴォークリンは、その後ろにいる。

 

残り43.4kmで後ろに集団がきた。ボトルを捨てて足を止めているロマン・グレゴワール。

 

ロマン・グレゴワールは、残り43.1kmで捕まってしまった。

 

残り36.6km。集団の動きはない。

 

ゲートがあるけど、ここはゴール地点ではない。

 

最後の決戦に向かって集団のまま進む。

 

相変わらずEF Education-EasyPostが引く展開。

 

残り11.7km。まだ動きがない。

 

先頭が変わった。なんと2023コロンビア王者のエスデバン・チャベスが引いている。

 

これは豪華なアシストだ。

 

まだ、Team Arkéa Samsicもアシストがいる。

 

ニールソン・ポーレスは、かなり後ろで足を溜めている。

 

残り8.1km。EF Education-EasyPostが再び先頭だ。

 

3級山岳　Montee de la Shne    4.2km・4.5%

AG2R Citroën Teamのオレリアン・パレパントルがアタック!

 

おっと、後ろはお見合いだ。

 

Groupama – FDJのダヴィ・ゴデュが追走にでた。

 

うまく抜け出した。

 

ダヴィ・ゴデュが追うが。

 

ダヴィ・ゴデュも捕まってしまう。

 

オレリアン・パレパントルは。タイム差10秒を稼ぎだした。

 

残り3.5kmだ。

 

ヒュー・カーシーが集団先頭に。AG2R Citroën Teamのフェリックス・ガルが邪魔をする。ケヴィン・ヴォークリンはしっかりと集団先頭にいる。

 

ティボー・ピノが集団先頭に。

 

オレリアン・パレパントルが山岳ポイントを越えた。

 

残り2.8km。追走集団は14人。

 

ヒュー・カーシーも追走の先頭に立つ。

 

オレリアン・パレパントルは、12秒差で逃げ続けている。

 

 

Groupama – FDJのルディ・モラール、ティボー・ピノが追うが届かない。

 

さあ、ラスト1kmだ。

 

ゴールに向かってティボー・ピノが集団先頭を引く。

 

後ろに集団が見えてきた。

 

オレリアン・パレパントルのブレーキバーは凄い向きだ。

 

オレリアン・パレパントルが超ド派手なゴールのポーズで逃げ切った～!

AG2R Citroën Teamにとっては、これがシーズン初勝利。オレリアン・パレパントルは、ボーナスタイム10秒も獲得して総合4位から2位にジャンプアップだ。

 

後続はかなり離れている。

 

最後のスプリントはTrek-Segafredoのマティアス・スケルモースイェンセンがケヴィン・ヴォークリンをギリギリで差し切って2位。ケヴィン・ヴォークリンは、アシストなしで、最後まで先頭に残りステージ3位。

総合優勝も決めた。Team Arkéa Samsicの未来を背負う男となりそうだ。

 

リザルト

オレリアン・パレパントルのコメント(チーム公式サイトより)

私は素晴らしい一日を過ごした。これはチームにとって今シーズン初勝利であり、4 位で非常に落胆した最初のステージの慰めになった。誰もが最初から最後まで例外的だった。

私は火の脚を持っていたが、最初の離脱で自分自身を見つけたので、それはほとんど私にいたずらをした。 決勝では、みんなが私を理想的に配置してくれた。それは幸せだ。

来週、野心的な場所であるパリ～ニースに備えるために、同じ精神状態でフォーン・ドローム・クラシックに向かう。

第5ステージリザルト

総合

ケヴィン・ヴォークリンのコメント(チーム公式サイトより)

プレッシャーのかかる1日で、自分が何をしたのか、まだ実感がわかない。この3ステージで総合優勝できたことは嬉しいし、周りのチームもとてもしっかりしていたので、本当にみんなに感謝している。

この大会に参加したとき、私は総合優勝、そして少なくともステージ優勝を果たしたいと思っていた。結果は予想以上だ。このツール・デ・アルプ・マリティーム・エ・デュ・ヴァールのおかげで、自信を持ってパリ～ニースに臨むことがでる。

今回は僕にとって初めての1週間のUCIワールドツアーレースで、レベルもさらに高くなることは分かっている。

ポイント賞

山岳賞

新人賞