ロードバイクの情報を発信しています!

エベレストを実際に自転車で登った男性 どこまで上がれるのか?

海外情報
Photo by Pavł Polø on Unsplash
この記事は約4分で読めます。

自転車でエベレストチャレンジと言えば、エベレストの標高8,848mを短い坂で何度も走って達成する競技だ。

これを実際のエベレストでどこまで自転車で登れるのか試した男性がいる。ポルトガルのペドロ・ベント(Pedro Bento)氏だ。

頂上までは無理だけど、一体どこまで上がることが出来たのだろうか?

 

スポンサーリンク

エベレスト登山

Image credit: Pedro Bento

 

当然頂上までは無理なので、最初からエベレストの半分の距離まで登ることを計画。

それでも、ネパールの首都カトマンズから、標高5,364mのエベレストベースキャンプまでは450kmもある。

そのうち、全てが自転車で乗って走れる訳ではなくて、150kmは自転車を担いで移動したというからもうサイクリングの世界ではないですね。

11日間の道中のうち、どこに泊まればいいのか、どこで食べればいいのかわからない、凍えるような気温の森の中、夜のサイクリングを2度経験している。

まだ、標高4,200メートルの寺院で僧侶の儀式に参加する特権も得たそうだ。最終的には、ベースキャンプの標高5,356mまで単独で到達した。

5,356mでも相当な標高で、最終日に高山病になってしまっている。

頭痛、嘔吐、体の痛み、食欲不振(…)、血中の酸素濃度が62パーセントになった状態で、2時間以上かけてキットカット1個だけを食べて残りのルートを何とか登り切った。

結局、ボロボロな状態だったために、ヘリコプターでカトマンズの病院に運ばれたと報告している。

5,356mだから、酸素も少ないし、キットカット1個だけではどうにもならないですよね。

 

Dreams of Kathmandu

Image credit: Dreams of Kathmandu

 

ペドロ・ベント氏のエベレスト単独サイクリングの目的は、カトマンズの子供達への寄付のため。

受け取った寄付金はすべてネパールの子どもたちの食事代であり、個人的な費用や旅費はすべて自費だった。

合計で153件、3,329.63ユーロ(約43万円)の寄付を受けたという。

 

ペドロ・ベント氏は、

寄付は完全に荒れ果てた地域、キャンバス地の小屋、露天のゴミ捨て場の真ん中、さらにはカトマンズの郊外に住む子どもたちのためだ。

今現在、レインボーボランティアクラブのプロジェクトは、カトマンズの夢プロジェクト(Dreams of Kathmandu)と協力している。

これらの子供たちの多くを学校に通わせ、地域の女性が出産の際に病院に行けるようにし、孤児となった子供たちの家族を探し、同時に可能な限りきちんとした食事を提供することを目指して活動している。

とも述べている。

 

彼の実際の移動距離は、実は1万キロ以上。2019年4月13日、故郷のポルトガルのアルメイリンからネパールの首都カトマンズまで自転車で移動している。

73日間で10,000km以上の旅をしており、この時にも寄付を集めながらの移動となっている。

彼自身、2017年、重大なオートバイ事故に見舞われており、回復過程で与えられたすべての助けに感謝していると。

この旅では、2015年の地震の犠牲者であるカンポエスペランサの子供たちを支援するための寄付金も集められている。

 

追記

日本人でもチャレンジされた方がいました。sirosakeさんが、3年前に中国の雲南方面からベースキャンプまで上がられてます。コメント欄で教えて頂きました。凄いことですよね。

コメント

  1. sirosake より:

    私も3年前にエベレストのベースキャンプまで自転車で行ってきました。ネパールからではなく雲南よりのチベットの街から2週間かけてでしたが。グループならそんなに難しくないのでコロナが治ったらぜひ:)

    • ちゃん より:

      なんと凄いですねえ~。他の記事では3人のグループで行ったというのがありましたけど、日本人でもやっている人がいるとは~。
      2週間かけていくというのも凄い!  かなりの体力と精神力もないと出来ないと思います。しかも、担いで登る技術もないと。
      是非、記録されたサイトとか、記事とか書いてましたら読んでみたいので教えて下さい<(_ _)>

  2. sirosake より:

    写真はたくさん撮ったのですが、ブログはやっていないので記事はありません。。見返すとベースキャンプの標高が5200メートルだったので”どこまで登れるか”はネパール側の方が登れてますね;)

    • ちゃん より:

      登るルートによっても、難易度も変わる訳ですね。それにしても、凄いチャレンジだし体力です。高山病とも戦わないといけないし、達成感は凄かったでしょうね。
      エベレストもまじかで、見れて最高だったでしょう。

タイトルとURLをコピーしました