タデイ・ポガチャルはまだ24歳だが、すでに誇れる栄誉の数々を持っている。
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ、イル・ロンバルディアで優勝し、ミラノ~サンレモとロンド・ファン・フラーンデレンでは優勝にかなり近づいた。
では、タデイ・ポガチャルは5つのモニュメントをすべて制覇することができるのだろか?
それについて疑問に思っているレジェンドがいる。昨年引退したフィリップ・ジルベールだ。
モニュメントを取るということ
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フィリップ・ジルベールは、4つのモニュメントを獲得。
モニュメントとは
格式が高く記念碑的な意味合いも含まれている5つのクラシックレースのこと。ジルベールは、残りミラノ~サンレモだけが取れなかった。
- ミラノ〜サンレモ
- ロンド・ファン・フラーンデレン 2017
- パリ〜ルーベ 2019
- リエージュ~バストーニュ~リエージュ 2011
- イル・ロンバルディア 2009・2010
フィリップ・ジルベールは、ミラノ〜サンレモでは、2度表彰台に上ったものの、最初にラインを越えることができなかった。
フィリップ・ジルベールは、タデイ・ポガチャルがモニュメント完全制覇を出来るかと尋ねられ次のように答えている。
5つのモニュメントを制覇するのは簡単なことではない。異なるレースでもあるため、多くのエネルギーと体力が必要なんだ。
ミラノ〜サンレモはスプリンターやパンチャー向けで、フランドルやルーベは強くて重い選手向けだ。
そして、リエージュとロンバルディアは軽いライダー向けとなる。この5つの大会すべてに勝つのは、とても難しいことだ。でも、ポガチャルは5つ全部を制することができる選手だ。
では、タデイ・ポガチャルはモニュメントを制覇できる選手だと考えているのですか?
パリ〜ルーベという1つのレースについては、疑問が残る。パリ〜ルーベというクラシックレースで勝つことができるかどうかだけでなく、ルーベで勝つためにはリスクを負わなければならないからだ。
グランツールを目指すライダーとして、彼がそのリスクを取る気があるのかどうか。それは大きな疑問符だ。
ただ、タデイ・ポガチャルは、ストラーデビアンケも制しているし、ロンド・ファン・フラーンデレンも昨年は僅差の4位。シクロクロスの下地もあるし、石畳は決して不得意ではない。
あとは、チームが許せば出場可能となるのでは。どちらかと言うとミラノ~サンレモのほうが獲得するのは難しいかもしれない。
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