ロードバイクの情報を発信しています!

Chapter2からコンプライアンス調整可能なKokoエアロロードバイク登場

機材情報
photo Chapter2
この記事は約7分で読めます。

ニュージーランドを拠点とする自転車ブランドChapter2は、2015年設立の新しいブランド。

Chapter2は、UCI公認のエアロロード「Koko」フレームを発表。

Kammtailセクションによるエアロゲインと、ライダーが求めるライドフィールを可能にするコンプライアンス・デュアルポジション・シートクランプを備えている。

KOKOはマオリ語で「舞い上がる、飛ぶ」を意味している。

 

スポンサーリンク

Chapter2

まずChapter2のブランド紹介

photo chapter2

 

Chapter2はマイケル・プライドが立ちあげたブランド。

マイケル・プライドは、40年に渡り本格的に世界トップクラスの選手として活躍。MTBのダウンヒル、クロスカントリー、そしてロードレースに打ち込んできた。

2004年にはマイケルの父親が1970年に創業したスポーツ関連企業のニール・プライド・リミテッドに加わる。

マイケル・プライドは、ニールプライド傘下で2008年に自転車部門を設立、マイケル自身が数値流体力学や風洞実験を繰り返し行い技術と知識を蓄積。

それらを活かして開発された自転車は、IDSA、レッドドット、IFアワード、シカゴ・アテナエウム・アワードなど多くの賞を受賞した。

2015年にマイケルは自らの可能性と新たな挑戦に向けてニールプライドを離脱、そしてChapter2を立ち上げ、デサインと開発を再びグラウンドゼロからはじめる。

Chapter2の言葉には、マイケル・プライドの第2章の幕開けという意味がある。

 

KOKO Cobalt + Green

こちらはプロモーションビデオ

 

「Kokoは最も速く、最も快適なエアロプラットフォームかもしれない」とChapter2は考えている。

Chapter2は、レースバイクRereのエアロ性能をKokoに受け継ぎ、ダウンチューブにKammtailプロファイリングを採用した最新のエアロモデル。

 

photo Chapter2

 

これにより、ボトムブラケットとヘッドチューブの剛性がそれぞれ13.35%と35.64%向上しているという。

 

REREとの比較  photo Chapter2

 

ダウンチューブは、前輪から流れてくる空気を確実に管理し、抵抗を減らすための形状だという。

1930年代にWunibald Kammが自動車産業向けに開発したカムテールは、翼の尾が鋭角で切り取られ、翼がまだ完全であるかのように空気が流れ続ける現象。

純粋な翼断面は細長く、ハンドリングやペダリングによって自転車のフレームにかかる横方向の力への剛性が構造的に高くない。

一方で翼断面の端を切り落としたカムテール形状なら、その両面でベスト。

エアロダイナミクスに優れた形状が、素晴らしいパフォーマンスを発揮するために必要な剛性も兼ね備えている。

現在は、多くのエアロバイクで空気抵抗を減らすために使われている。

 

photo Chapter2

 

純粋な翼型は細長く、ハンドルやペダルの動きによって自転車のフレームにかかる横方向の力に対して構造的に効率的ではない。

空力的に効率的なセクションでありながら、優れたパフォーマンスを発揮するために必要な剛性も備えている。

各サイズのフロントトライアングルは、ラテックス製の一体型マンドレルを使用して成形されており、Chapter2によれば、プリプレグカーボンの肉厚と樹脂の流れが製造中に慎重に制御されているという。

フレームには、ねじり剛性を高めるために、高張力方向性東レカーボンが採用されている。

 

統合ハンドル

photo Chapter2

 

KokoにはChapter2のエアロに最適化されたManaバーが搭載されている。

エアロダイナミクスを考慮し、すっきりとした仕上がりにするために、ケーブル類や油圧ホースを統合している。

 

photo Chapter2

 

バーの高さを簡単に調整できるクイックフィットスペーサーも付属しており、海外旅行などでバイクバッグに収納する際にも、素早く分解することができる。

 

コンプライアンス調整可能

photo Chapter2

 

Kokoの最も興味深い点は、ライダーのニーズに合わせて乗り心地を微調整できるよう設計されたデュアルポジション・シートクランプによる、調整可能なコンプライアンスにある。

シートクランプを低い位置に設置することで、シートポストの片持ち作用が増大し、コンプライアンスが最大8.5%向上する。

これにより、Kokoは荒れた路面を滑りやすくなり、ソロ走行でも新鮮さを維持できる。

 

photo Chapter2

 

ポジション1

シートクランプを上向きのポジション1にすると、コンプライアンスが「ノーマル」に設定される。この位置でも、Kokoはどんな路面の揺れでも簡単に滑るので、フルアクセルで走る自信がつくと、ブランドは主張。

 

ポジション2

最適化コンプライアンス設定のメリットを享受できるのは、シートクランプを下向きにしたポジション2のとき。

このポジションでは、Kokoはシールされていないラフロードでもミスなく走れるようになる。

シートステーとシートポストも振動を減衰するように設計されており、最大32mm幅のタイヤを装着することができる。

 

photo Chapter2

 

フレーム重量は1,139g(Mサイズ)、ノーカットフォークは420g、シートポストは135g(Mサイズ)、Manaハンドルバー/ステムは395gとされている。

 

photo Chapter2

 

Kokoは、Gloss BlackとCobalt with Greenの2色で展開される。

 

photo Chapter2

 

Blackフレームセットは415,580円。Cobalt with Greenは427,350円。

Manaハンドルバー/ステムは別売りで78,870円。゜

公式サイトは日本語化も選択出来るので詳細は下記でどうぞ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました