常勝軍団ウルフパックは、ジロ・デ・イタリアでも勝利を貪欲に勝ち取りに行きます。
エリア・ヴィヴィアーニがスプリントでステージ優勝狙い、ボブ・ユンゲルスが総合を狙う。
Decuninck-QuickStepは、この二人によってリードされます。
Decuninck-QuickStepのジロ・デ・イタリアのメンバー
Tension, excitement, passion, magic – it’s all here, as a new edition of the @giroditalia is about to start. We give you Deceuninck – Quick-Step’s squad for the season’s first Grand Tour: https://t.co/8PJz9fIXPY
Video: @lapedalecc pic.twitter.com/RsHpNqxl1q— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) 2019年5月7日
Decuninck-QuickStepのジロ・デ・イタリアのメンバー
- ボブ・ユンゲルス(Bob Jungels)オールラウンダー27歳
- エリア・ヴィヴィアーニ(Elia Viviani)スプリンター30歳
- エロス・カペッキ(Eros Capecchi)クライマー33歳
- ミッケル・オノレ(Mikkel Honoré)スプリンター22歳
- ジェームズ・ノックス(James Knox)パンチャー24歳
- ファビオ・サバティーニ(Fabio Sabatini)スプリンター34歳
- フロリアン・セネシャル(Florian Sénéchal)ルーラー26歳
- ピーター・セリー(Pieter Serry)パンチャー31歳
2016年のジロ・デ・イタリアでは総合6位と新人賞。2017年にも総合8位と新人賞、最高の若手ライダーとしてホワイトジャージを獲得したボブ・ユンゲルスは、総合を狙います。
ユンゲルスは、今春初めて石畳のクラシックに集中。独走力を生かした走りは素晴らしいものがあり、ニキ・テルプストラが抜けた穴を見事にふさいだと言える。
クールネ~ブリュッセル~クールネでは、独走で優勝を飾っている。
フランダースツアーの後、彼は休憩を取り、その後トレーニングで体調を回復してきました。
「今年のジロはTTが得意な選手にとっては良いコースだね。1週目のコースは難しくなさそうに見えるけれども、いくつかのステージは予測することが難しい。クライマーやスプリンターが有利だ、と言えないようなステージが多いね。そんな時にはギャンブルのような展開になるだろう。僕はそういうタイプのステージが好きだな。
自分にもチャンスがあるんじゃないかと思っている。ツールのようにコントロールされたレースじゃないからね。厳しい登りもあるけれど、個人TTは60kmもあるからね」
一方、エリア・ヴィヴィアーニは、昨年ジロで4回のスプリント勝利を上げました。
7月にはヴィヴィアーニもツール・ド・フランスを走る予定です。ジロでは、スプリントステージの大半が前半に集中しているため、彼が山岳を越えてレースを終えるかどうかは不明です。
そうなってくると、彼が昨年勝ち取った紫色のポイントジャージであるmaglia cicliamino(シクラメンジャージ)の防衛はしないことになります。
イタリアのナショナルチャンピオンジャージでジロをレースするヴィヴィアーニは、いつもならばスプリントでアシストしてくれる、ミケル・モルコフ(Michael Morkov)がいません。
その代わりに、彼のリードアウトをしてくれる列車は、ファビオ・サバティーニただ一人です。 ファビオ・サバティーニは、フラットステージでのアシストをしますが、それ以外の場合はユンゲルスを中心としたチームです。
3つのタイムトライアルは、すべてクライミング要素が含まれていますが、ユンゲルスは山岳も得意なので問題なし。
山では、ジェームズ・ノックスとミッケル・オノレの若いグランドツアーデビューの二人によって支えられるでしょう。
経験豊富でオールラウンダーなピーター・セリーとエロス・カペッキが、8人のチームをまとめます。
「我々は2人のリーダーと共にここにやってくる。非常に強いスプリントトレインに支えられているエリア・ヴィヴィアーニは、イタリアナショナルチャンピオンジャージで、彼のホームグラウンドで再びステージに勝利することを期待するだろう」
とチームマネージャーのDavide Bramatiは語っています。
ジロの総合はボブ・ユンゲルスが狙い、ツール・ド・フランスの総合はエンリク・マスが狙うようですね。そして、ジュリアン・アラフィリップは山岳賞を狙って動いていくことになります。
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