Arkéa – B&B Hotelsのイエンセ・ビエルマンスが、クイーンステージのモンティローロ峠の下りで落車して深さ25mの渓谷に落下してしまった。
すぐに4チームが捜索したが、無線も切れており発見が遅れた。最悪の事態も想定されたが。
奇跡の生還
Jenthe Biermans a terminé la 15e étape du #Giro malgré une chute dans un ravin, qu’il estime à 25 mètres de profondeur. “Il y a eu une véritable panique. Je ne pouvais plus bouger et j’ai perdu ma radio”, a indiqué le Belge qui a pu être remonté.https://t.co/If0uilXZfp
— Le Gruppetto (@LeGruppetto) May 19, 2024
イエンセ・ビエルマンスは、落車の時の様子を語る。
キャリアで最もハードな落車だった。下りでコーナーを見誤ったんだ。4つのチームがすぐに僕を探しに来てくれた。僕は少なくとも25〜30メートルの深さの谷にいた。
中でもAlpecin-Deceuninckのジャンニ・ミールスマンとIntermarché – Wantyの人たちがすぐに来てくれた。彼らに感謝したい。
論理的に考えれば、至るところで警鐘が鳴り響いていたはずですが。
本当にパニックだった。最初の瞬間は私も動けなかった。落下した後も転がり続け、最終的には木のあたりで止まった。
落下中に通信も途絶えていたので、すぐには見つけてもらえなかった。数人の仲間に助けられて、長い時間をかけて、よじ登ることができた。とても長い時間、時間をかけたよ。最後のグルペットに入っていなくてラッキーだった。
バイクに戻って、最後のグルペットと一緒に走った。他の選手たちからのたくさんのサポートと、観客の声援のおかげでゴールすることができた。
これからチェックをして、骨折がないことを祈る。股関節、腰、足の調子が良くないんだ。特に腰が痛いんだ。
唯一のプラスは?
明日は休養日が予定されているので、回復できるといいのだが。
ゴールまで50kmで転倒して、45分遅れて130位でイエンセ・ビエルマンスはゴールしている。これだけ走ってゴールするというのも凄い。25mも落ちたら、相当のダメージだと思うけれど、病院での検査では骨折はなかったとのこと。
まさに奇跡の生還を果たしている。昨年のジーノ・マーダーのこともあるので、本当に命があって良かった。
イエンセ・ビエルマンスは、今シーズン、ルート・アデリ・ド・ヴィトレで勝利しており、第3ステージで4位に入っている。だが、ここは無理せず休養したほうが良いと思う。
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