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2025 ジロ・デ・イタリア第15ステージ アイザック・デルトロの余裕すぎる走り

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Photo credit: USAG Italy on VisualHunt.com
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第15ステージはモンテグラッパを含む山岳ステージ。

ここでもアイザック・デルトロは、エガン・ベルナルのアタックに反応し総合勢の動きを完璧に封じこめた。

モンテグラッパの下りでは、白いベストを着た見慣れない選手がいるなと思ったらアイザック・デルトロだった。

その理由がわかるのが以下の写真だ。

 

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余裕すぎる

 

リチャル・カラパス、エガン・ベルナル、テイメン・アレンスマンが必死の形相で走っている時に、アイザック・デルトロは、下りに備えて白いベストを悠々と着ている。

彼だけ息を切らしていないかのような表情だ。これはタデイ・ポガチャルと同じ匂いがする。

Team Visma | Lease a Bikeのサイモン・イェーツが1分20秒差に迫ってきているが、このモンテグラッパの重要な場面で姿を見せていない。

ただ、サイモン・イェーツは残り26.6kmでアタックを繰り出している。第3週の山岳で同様の逆転を狙った攻撃が見られるだろう。

あとは、アイザック・デルトロの経験不足からくる第3週の疲れの蓄積が問題だ。ここまでアタックに反応したり、ボーナスタイムを狙う走りは疲れを自重させるかもしれない。

第3週に崩れるライダーを何人みてきたか。サイモン・イェーツは、2018 ジロ・デ・イタリアでステージ3勝をあげ、マリアローザを着用していたが、最後には疲労もあり総合21位まで脱落してしまう。

ジョアン・アルメイダも2020 ジロ・デ・イタリアでマリアローザから滑り落ちた。アイザック・デルトロはどうだろうか。2024 ブエルタ・ア・エスパーニャでは最終週に逃げを連発している。

疲れがたまらない可能性もあるけど。

大きく遅れることがなければメキシコ人のマリアローザが見えてくる。そのためのアシスト陣はジロ最強だ。あとは、チームがあくまでフアン・アユソーに固執しなければ鉄壁となる。

 

このチームならば可能

カルロス・ベローナを祝福するアイザック・デルトロ Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット

 

アイザック・デルトロのコメント

最初にプレッシャーをかけたのはエガン・ベルナルでしたね。

その時、僕たちはチームと共に先頭を走っていて、先頭集団とのタイム差を埋めたいと思っていた。

チームは素晴らしい仕事をしてくれたが、INEOSがトレインで追いついてきたので、エガンはアタックを決行した。彼らの動きを見て、アレンスマンがギャップを作ろうとしていて、エガン・ベルナルがそれを狙っていることが分かった。

彼はすぐに離れてしまったが、私はついて行くことができた。そして、一緒に走り出した時に、カラパスが来て、残りの選手たちが後ろから来るのが見えた。

その時、彼らも総合優勝を狙えるライダーだったので、彼らについて行こうとした。自分自身のレースをしたいと思ったし、それ以上のリスクを負いたくなかった。

自分がやりたいことには自信がある。

 

その後の最終登りでのリチャル・カラパスの攻撃にも注意を払ってましたね。プリモシュ・ログリッチのスプリングは折れ、最終的に1分半遅れ、ピンクジャージから4分近く遅れをとった。

あなたは最終週に向けてリーダーですね。

信じられないくらい素晴らしい夢だ。自分がここに立って、リーダージャージを目指して毎日戦っているなんて、まだ実感が湧かない。これから成し遂げたいことに対して、自信を持っている。

とても大変だが、このチームと共になら、すべては可能だ。メキシコからの応援は圧倒的だ。国全体が応援してくれるなんて…信じられない。

でも、集団の選手たちからも応援されている。僕は新人だから、まだ信じられないよ。 私の大陸出身のサイクリストは皆、私のアイドルなんだ。そして今、彼らとレースができるなんて。夢のようだ。

 

 

 

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