今回の記事はよかあしさんのコメント欄の言葉から生まれた。偶然の勝利がわかったのだ。
Decathlon CMA CGM Teamに所属する19歳の超新星、ポール・セイシャスがヴォルタ・アン・アルガルヴェ第2ステージで鮮烈なプロ初勝利を飾った。
問題はその場所だ。実はタデイ・ポガチャルがプロ初勝利を飾ったのも2019 ヴォルタ・アン・アルガルヴェ第2ステージなのだ。
偶然にしてはできすぎている。
伝説の始まりをなぞる19歳
19-year old Paul Seixas (Decahtlon CMA CGM) WINS stage 2 of Volta ao Algarve on Alto da Foia, his first pro victory! 👏🇫🇷 He beat Ayuso in a very tight sprint after nailing the last corners. GRANDE SEIXAS! #VoltaAlgarvepic.twitter.com/sxLAmQEpgv
— Mihai Simion (@faustocoppi60) February 19, 2026
フアン・アユソやジョアン・アルメイダといった並み居るワールドツアーの強豪たちを抑えての勝利は、それ自体が驚嘆に値する。
時計の針を2019年に戻してみよう。
当時20歳だったスロベニアの若き才能が、記念すべきプロ初勝利の地として選んだのも、全く同じヴォルタ・アン・アルガルヴェであり、しかも全く同じ第2ステージだったのだ。
誰もまだタデイ・ポガチャルが誰なのか知らなかった時だ。
- プロ初勝利の大会: 共にヴォルタ・アン・アルガルヴェ
- プロ初勝利のステージ: 共に第2ステージ
- 当時の年齢: ポガチャル(20歳5ヶ月)、セイシャス(19歳)
ポガチャルの足跡をたどる次世代の最強ライダーとして、以前から熱い視線を浴びてきたセイシャス。
同じステージレースの、同じ第2ステージでのプロ初勝利という結果は、「偶然にしては出来すぎている」と言わざるを得ない。
まるでロードレースの神様が、彼を次なる王座へと導いているかのようだ。
次なる伝説の幕開けか
“Juan Ayuso en João Almeida werkten niet veel met me samen…” – Paul Seixas over zijn eerste profzege in de koninginnenetappe van de Algarve https://t.co/TOXfaMODUg
— Wielrennenuptodate (@WielrennenUTD) February 20, 2026
ポガチャルがアルガルヴェでの初勝利を皮切りに、その後どのような信じられない伝説を築き上げていったかは誰もが知るところ。
まず、タデイ・ポガチャルは、第3ステージの個人タイムトライヤルを5位。そして最終的に総合優勝も果たしている。
この時の破ったメンバーは、ワウト・プールス、エンリク・マス、サム・オーメン、ダビ・デラクラス、テイオ・ゲイガンハートなど。今回はどうだろうか。
彼が今後、ポガチャルのようにグランツールやモニュメントで無双の強さを発揮していくのかはまだ誰にも分からない。
しかし、もし彼が本当にロードレース界の頂点に君臨する日が来たら、今回のアルガルヴェ第2ステージの勝利は、そのキャリアの「完璧な第1章」として永遠に語り継がれることになるだろう。






コメント
記事にしてくださり、ありがとうございます。
ポガチャルとの直接対決が待ち遠しいです。
2019年頃は、サイクルロードレースを観ていない時期だったので、どういう出来事があったのか分かりませんが、
ゲイガンハートは翌年ジロを征しているので、当時は無名の新人だったポガチャルが強豪に競り勝った事は驚きをもって伝えられたのでしょうね。
ワウトプールスも当時は全盛期だったのでしょうね。
ワウト・プールスは INEOS Grenadiersで最後の年。クリテリウム・デュ・ドーフィネでステージ優勝に総合4位、サントス・ツアー・ダウンアンダー総合3位など強い時期でしたね。
ポール・セイシャスがタデイ・ポガチャルと争えるレベルに到達するのに後何年かかるかはわかりませんが、フアン・アユソー、ジョアン・アルメイダ、オスカー・オンリーに匹敵する登りの強さは凄いと言わざるを得ないですね。
2019年、2020年のUAEのチーム予算は全チームの中でも高い方だったのでしょうか?
ツールドフランスで集団をコントロールしながらポガチャルを総合優勝に導くという事は他チームならエース待遇のアシストがいなければできなかったと思うからです。
ランプレからUAEにスポンサーが変更になってから、チームはポガチャルやファビオアルなど補強を重ねたのでしょうか?
デカトロンも今年から予算が増えて、フランス色の強いチームからがらりと変えてきたように感じます。
2019年は良くわからないですけど、以下の記事によるとTeam Skyがトップだったのでは。
https://chan-bike.com/best-paid-pro-cyclists-today
2020年ではファビオ・アルがUAE Team Emiratesの稼ぎ頭でしたね。まだ、チームもエース級でタデイ・ポガチャルを最後まで守れるライダーがおらず、盛んにアシストが弱いと言われていた時です。
タデイ・ポガチャルがツールで勝ちだしてからの予算の増え方は凄かった。さらに補強はすさまじかった。これは現在のUAE Team Emirates – XRGのメンバーを見ればわかりますよね。
やはり、勝てる選手が出てくると予算も増える。予算が増えるからチームも強くなるという感じでしょうか。
ただ、すでに選手はチームと契約しているわけなので、破棄してまで移籍となると莫大な予算が必要。それができるのも予算のあるチームだからこそでしょうね。