アンドレ・グレイペルとアルケア・サムシックは、2019年シーズンで契約を終了したことを発表。
37歳のドイツのスプリンターは引退の話を避け、11月の家族休暇の後に2020年のサイクリングシーズンについて発表すると語っている。
契約は、2020年末まであったがアンドレ・グライペルから契約打ち切りの話を切り出したようだ。
来シーズンの発表は11月
グライペルは、ドイツで行われるSparkassen Münsterland Giroでアルケア・サムシックとして最後のレースを行う。
ロット・スーダルとの9年後、彼は2019シーズンにアルケア・サムシックに移籍。
アンドレ・グライペルは、2019シーズン最初のレースである、アフリカのLa Tropicale Amissa Bongo (2.1)の第6ステージで優勝。
だが、その後残りのシーズンでの勝利はなかった。
グライペルは、ツール・ド・フランスの数か月前に不調の原因が細菌性疾患だったことを明らかにする。
約4週間前、チームの経営陣に年末に契約を終了するように依頼した。
チーム経営陣はこの要求に同意してくれた。2019年の協力に非常に感謝しています。
と、チームのウェブサイトでコメントしている。
チームと契約を延長したかったが、シーズンの前半を細菌性疾患で失ってしまい完治したのはツール・ド・フランスの2週間前。
チームのハイライトの期間に活躍出来なかったことが契約終了に傾いた要因だった。
ツールでは最終ステージで6位でゴールしていただけに非常に残念。
グライペルは、2020年にレースを続けるか、引退について話すかを明確にせず、11月まで発表を延期。
彼はありがとうとサインオフ。
親愛なるサイクリングの友人、親愛なるファン:あなたの理解と継続的なサポートに感謝します。
156の勝利
アンドレ・グライペルは通算156勝。
ツール・ド・フランスで11勝。ジロ・デ・イタリアで7勝。ツアー・ダウンアンダーでは18勝をあげ2回の総合優勝を飾っている。
彼は2005年にTeam Wiesenhofでプロフェッショナルになり、T-MobileですぐにWorldTourレベルに昇格。
彼は2008年にTeam Columbiaに在籍中に、世界最高のスプリンターの一人として活躍を始める。
アンドレ・グライペルは、FIGHT AGAINST ALSで、ALSの患者を救おうという活動もしており、サイクリングイベントも開いておりレース以外でも活躍している。
来シーズンも走ってくれると思っていただけに非常に残念だ。
これで、時代を築いた3人のスプリンターのうちの二人が去ることになるかもしれれない。
マンセル・キッテルは若くして引退。アンドレ・グライペルも引退となると悲しいものを感じる。
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