ブエルタ・ア・エスパーニャで初のグランツールを終えた若いプロ選手に、クリス・フルームが心温まる贈り物をした。
クリス・フルームとUAEチームエミレーツのライダー、ルイ・オリヴェイラ(OLIVEIRA Ivo)は、ブエルタがマドリードで終了したときに、彼らのキャリアの中で全く異なるランドマークを記録していた。
クリス・フルームは、イネオス・グレナディアーズで最後のレースを終え、オリヴェイラは彼の最初の3週間のレースを無事に完走。
チームカメラが収めた感動的な瞬間
フルームはワールドツアーで2シーズン目を迎えた24歳のルイ・オリヴェイラにサイン入りのレースナンバーを差し出した。
Class gesture from Chris Froome, giving his signed race number to our young Grand Tour debutant @roliveira57
Chapeau 👏🏼#UAETeamEmirates #RideTogether #LaVuelta20 pic.twitter.com/MsOCo6bkzQ
— @UAE-TeamEmirates (@TeamUAEAbuDhabi) November 8, 2020
オリヴェイラは
先日、私はフルームにサイン入りのゼッケンナンバーを貰えるかどうか尋ねた。今日、彼はそれをプレゼントしてくれたんだ。
私は長い間彼をフォローし賞賛していたが、彼と一緒に初めてのグランツールを走ることは特別なことだった。この贈り物があればなおさらだ。
ありがとう、クリス・フルーム!
ポルトガル人のオリヴェイラは、兄でありチームメイトのイヴォ・オリヴェイラと一緒に走り、初めてのチャレンジであるブエルタを無事に完走した。
総合で119位。自己ベストは第4ステージの17位だった。
オリヴェイラにとってクリス・フルームは憧れであり尊敬するレジェンド。そんな彼から贈られたゼッケンナンバーは宝物となるはずだ。
フルームは転機を迎える
フルームは、ブエルタの最終ステージで彼のキャリアの転機を迎えた。
2つのブエルタタイトルを含む7つのグランツールを制したフルームは、昨シーズンに負った重傷から勝利の形を取り戻したいため、2021年にIsrael Start-Up Nationに加入する。
また、第18ステージの開始前には、2011年優勝者であるフアン・ホセ・コーボがドーピングのために2019年にタイトルを剥奪されたことを受けて、2011年のブエルタ・ア・エスパーニャのトロフィーを正式に授与された。
フロームはこう言っている。
ここに来て、今朝、トロフィーを授与されたことで、あの頃の記憶がよみがえってきたし、そこに至るまでに必要だったこともわかった。
ブエルタ最終日は、始まったばかりの若者と、あらたなチャレンジをするフルームとの不思議なつながりを見せてくれた。
こちらは2017年のブエルタ最終日。
Last stage @lavuelta …but…do you still want coffee? @vincenzonibali @chrisfroome @ivan_cortina ….Valerio Agnoli express coffee ☕️😂🚴🏻♂️ #happy #life #cyclinglife pic.twitter.com/4oNSJ3gL13
— Valerio Agnoli (@AgnoliValerio) November 8, 2020
最終ステージでは、コーヒーを貰って飲んでいる。配っているのはバーレーン・マクラーレンのヴァレリオ・アニョーリ。わずか3年前のことだ。
それにしても、ゴール後にわざわざ若者を探してプレゼントしてくれるフルーム気さくないい人だ。
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