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今年最後のシクロクロス Ethias Cross第6戦 Bredeneの勝者は?

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photo ethiascross instagram
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2020年最後のシクロクロスのレースとなるEthias Cross第6戦がベルギーのBredeneで行われる。

ベルギーの西フランダース州にある自治体で人口1万5千人くらいの小さな町だ。

 

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Ethias Cross第6戦 Bredene

photo ethiascross

 

1周2.5kmのコースには砂場もあり、特に雨の後の泥も結構ある。水たまりも出来ており、結構厳しいコースとなっている。

わずかだが、小刻みな丘もあり渋滞すると、女子は押してあがらないとクリアー出来ない箇所もある。

人工的なシケイン(障害板)は1か所のみ。

 

女子エリート

photo tz-cyclingストリーミングより 以下同様

 

放送が始まった時には、すでにスタートした後。いつものメンバーがトップ付近にいないので選手の名前が全くわからない。

 

photo tz-cyclingストリーミングより 以下同様

 

2周目に入りトップは、ブランカ・カタバス(VAS Kata Blanka)。

今年最後ということもあり、強豪メンバーは出ていない。表彰台常連の世界チャンピオンのセイリン・デルカルメンアルバラード(Alpecin-Fenix)や、ルシンダ・ブランド、デニス・ベッセマらはいない。

 

その代わりに、ワールドカップ2回連続で2位になっているクララ・ホンシガーが出場しているので注目だ。

ただ、3周目に入ってトップと47秒差の4位となっている。この選手は後半追い上げてくるパターンなので、ここから順位をあげるのかな。

 

クララ・ホンシガーは前を行く、ベルギーチャンピオンのサンヌ・カントをとらえた。その後、3位にあがる。見ているとクララ・ホンシガーはかつぎのランニングが速い。

つまり、悪条件ほど強い選手なのだろう。過去2戦のワールドカップも条件はとても悪かった。

 

前を走るのはアリシア・フランク(PROXIMUS – ALPHAMOTORHOMES – DOLTCINI)。ハンガリーの選手だ。

 

最終ラップで、2位グールプは3人に。ここからベルギーチャンピオンが抜け出す。

 

優勝は逃げ切ってブランカ・カタバス(VAS Kata Blanka)が勝利。2位にはベルギーチャンピオンのサンヌ・カント。

 

1秒遅れの3位争いは、スプリントでアリシア・フランクがクララ・ホンシガーを破っている。

 

リザルト

  1. ブランカ・カタバス(VAS Kata Blanka) 42:50
  2. サンヌ・カント(IKO-CRELAN)   +14
  3. アリシア・フランク(PROXIMUS – ALPHAMOTORHOMES – DOLTCINI)  +15
  4. クララ・ホンシンガー (Cannondale Cyclocrossworld.com)   +15

 

男子エリート

マチュー・ファンデルプールの隣は、チームメイトのティム・メルリエ。マチューは、スタートでは珍しくトップにならず、5番手あたりから周回にはいる。

 

最初のピットの部分でトーン・アールツがトップに立ち、マチュー・ファンデルプールは2位に上がる。まだ、開始4分だ。

 

開始6分でマチュー・ファンデルプールは先頭に立つ。すでに3人のパックになっている。

 

3人のパックにおいついたマイケル・ファントーレンハウトがチェーン落ち。完全に先頭争いから脱落してしまう。

 

3周目に入る所で、マチュー・ファンデルプールは後ろを確認しながら次の周回に入る。この後、トーン・アールツが先頭に立つ。

 

3周目の泥区間でマチュー・ファンデルプールが前に出るが、砂場でトーン・アールツが抜き返す。今日のトーン・アールツは好調だ。

 

4周目に少し差がついたかなあ~と思っていたらスパートをかけたようで、あっという間に差が開いてしまった。ここからは独走だろう。

3位にはチェーン落ちしていた、マイケル・ファントーレンハウトが上がってきている。

 

追記

トーン・アールツはパンクして遅れてしまった。ただ、マチュー・ファンデルプールがスパートした後だったので、レースには関係なかっただろうとも言っている。

 

マチュー・ファンデルプールは7周目でトーン・アールツに16秒のタイム差をつけている。

 

マチュー・ファンデルプールは後続に更にタイム差をつけて独走勝利。今シーズンの最後のシクロクロスも優勝で飾ることが出来た。

元旦にも、 X2Oトロフェー第5戦バアル(Baal)が待っているので、ここでワウト・ファンアールトと対決することになる。前回は、寒さもあり圧倒的な差をつけられて負けているが、次はどうだろう。

また、素晴らしい戦いを二人が見せてくれることだろう。

 

なお、このレースで3位にはいったマイケル・ファントーレンハウトの兄、ディーター・ファントーレンハウトは35歳で引退レースとなっている。

2009年と2015年には、ここBredeneで優勝。とても相性の良いコースだった。

1月4日からは、ウォルター・ゴデフルートの自転車店のセールスマンになり、トレーナーの仕事などをする。第2の人生も自転車ともに歩むことになる。

涙はなく、子供さんを自転車に乗せて家族で帰っている。いいお父さんだ。

 

リザルト

  1. マチュー・ファンデルプール(Alpecin-Fenix)  59:03
  2. トーン・アールツ(Telenet-Baloise) +1:01
  3. マイケル・ファントーレンハウト +1:42

 

こちらはファンがまとめてくれた男子ハイライト

フル動画はこちら

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