Power Shift rear hub(パワーシフトリアハブ)は、スルーアクスルからの非接触エネルギー伝達によりワイヤレスで作動する遊星型2Xギアシステムを採用している。
これにより、フロントディレイラーの機能を効果的にリアハブに移すことができる。より速い変速、メンテナンスフリーで、通常のダブルチェーンリングのギア比を実現している。
すでに実際のロードバイクにも搭載されて実用化されているシステムだ。
このPower Shift rear hubが12速カセットに対応してギア比に細かく対応できるようになっている。
12速対応
このパワーシフトリアハブの詳しい説明は以下を参考にまでに。
2つの内部ギアを備えたリアハブは、チェーンリング間のシフトのギアチェンジを再現し、フロントディレイラーを省きながら、その広いギア比の範囲を維持する。
このシステムの主なメリットは、シフトの高速化、負荷がかかった状態でのシフト機能、およびカセットの大きなスプロケットに乗るときのチェーンラインの改善が挙げられる。
photo classified-cycling.cc
現在、SRAMのカセットと互換性があることが確認されている。
カセットには、11–28、11–30、11–32、および11–34の4つのサイズが用意される。
これは、SRAMの製品とは歯数が全く異なる。SRAMは、最小の10tの小さなスプロケットを備え、最大サイズとして36tのスプロケットのオプションがある。
- 11–28t： 11-12-13-14-15-16-18-20-22-24-26-28
- 11–30t： 11-12-13-14-15-16-18-20-22-24-27-30
- 11–32t： 11-12-13-14-15-16-18-20-22-25-28-32
- 11–34t： 11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30-34
10Tと36Tは用意されてないようだ。
フロントを52Tのチェーンリングを使用した場合には、SRAMとほぼ同等のギアを再現できる。
現在は、Power Shift rear hubとホイールがセットで販売されている。価格は€2,399.00(約31万円)。
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