ツール2連覇を狙うエガン・ベルナルは無事にコロンビアからスペインに渡航している。
コロンビアでは日常は家族と仲間のライダーとしか接触しておらず、高地トレーニングを毎日行っていた。
現在は、スペインのアンゴラでキャンプを行っており、自分自身のレベルの確認とこれから再開されるレースの準備を行っている。
8月前半だけで12レース
ベルナルは、コロンビアからの渡航では凄いマスクをつけていた。凄く目立ってしまいそうではあるけれど。
まあ、感染したら終わりですからね。
エガン・ベルナルのツール・ド・フランスまでのレーススケジュールは以下の通り。
これは、クリス・フルームと全く一緒のスケジュール。8月1日のフランスでの初戦に向けて、アンゴラで高強度トレーニングに取り組んでいる。
これは、レースコーチのXabi Artetxeと一緒だ。彼は主にスペインとコロンビアの選手を担当する。ベルナルがスカイに移籍してからもずっとコーチをしている間柄だ。
Xabi Artetxeコーチが語るベルナルの重要はレースとは何だろうか?
ツール第1週も気を抜かない
ツールの第1週も重要だと言う。今年のツールはいつものように前半が平地のスプリンターステージで始まるということはない。
第2ステージから山岳が登場する例年になく厳しいコース設定。そのため、間違いなく優勝候補の何人かは脱落するだろうと。
超級山岳ではないので、遅れても集団には追いつくだろうがアシストは余計な仕事をしなくてはならなくなる。
ここは、無難に集団に残れるようにしなければならない。第1週から徐々にペースを上げていくという戦略は通用しない。
ツール最終タイムトライヤルが焦点
ツール・ド・フランスで最も重要と考えているのは第20ステージ。最後は山頂ゴールとなるが、前半は割と平坦基調。
そのため、 クリテリウム・デュ・ドーフィネの前にチェックを行う予定だ。
どのギアを使うべきか、前日にバイクを交換するべきかどうかなどの心配をしなくてもいいように、このタイムトライアルの前日までにどのようにアプローチするかを明確にしておかなければならない。
と、コーチは明言。
このコースが比較的長く平坦区間を走り、ゴール前に、ラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユ(距離5.9km/平均8.5%)を駆け上がるコースであることがTTを難しくしている。
たとえ、ベルナルが世界最高のクラマーであっても平坦区間で力を使い過ぎては最後で失速することにつながる。
機器の選択は非常に重要になり、タイムトライヤルのペース設定も重要。
フルーム・プリモシュ・ログリッチ、トム・デュムランのようなタイムトライアリストは、純粋なクライマーの戦いでは、総合的な優位性を損なう可能性がある。だが、彼らはタイムトライアリストとして、登りに適応する方法を知っていることを忘れてはいけない。
このTTまでに、大きなタイム差がついていなければ、最終日前日に総合優勝が決まる可能性が非常に高い。この距離ならは1分くらいのタイム差は簡単にひっくり返せる。
最も重要なステージは第20ステージの個人タイムトライヤルとなりそうだ。
コメント
2018年のロマンディの山岳ttでベルナルはログリッチェに勝ってますよね。平坦も遅くはないので結構上位に入ってきそうな気がします。
ほんとだ。4秒差で勝ってますね。ベルナルのTT能力もどんどん上がっているのでわからないかな。
あとは、バイクを乗り換えるのか、最初からロードにするのか?
最後の最後に面白いレースが見れそうですね。