ニコラス・ドラミニ(NTT Pro Cycling)がケープタウンの国立公園を走っていて、保全当局SANParksの職員に腕を折られた事件は昨年の12月のこと。
彼の事件は南アフリカ首相をも動かす大変衝撃的な事件となった。
彼はようやく、腕の骨折もなおって復帰出来る状態まで回復している。
オランダでトレーニング中
ニコラス・ドラミニはオランダに戻って一人でトレーニング中。オランダでは自転車の乗車は制限されていない。
屋内トレーニングを10週間したあと、現在は屋外で走っているそうだ。
ニコラス・ドラミニは南アフリカを代表して東京オリンピックを目指している。延期されたことで準備期間が増え、彼に取っては朗報となっている。
オリンピックに乗ることは常に私の夢であり、南アフリカを代表することは私にとって大きな成果です。
オリンピックのために準備するのに数ヶ月しかなかったので、6月の自分がどのような状態になっているかわからず、自信がなかった。
多くの時間があるので、私は他の皆と同じレベルになるだろうし、オリンピックのためにもうまくいくだろうと思う。
今年もグランドツアーに乗りたい
今年のカレンダーで楽しみにしているイベントを尋ねられたとき、ドラミニは彼が2018年に走った クリテリウム・デュ・ドーフィネに再び乗りたいと言っている。
クリテリウム・デュ・ドーフィネも、変更される可能性は高いが、5月31日から6月7日に開催される予定だ。
本当にいいレースで、雰囲気も素晴らしい。今年も走りたい。
そして、今年もグランドツアーを走りたい。昨年のブエルタで学んだすべてを今年の別のツアーに組み入れて、より良い結果を得たい。
基本的には1つのチームとしてレースをしたい。チームシーズン開始以来、本当に素晴らしい結果を残しているので、それを続けていきたい。
と語っている。
ニコラス・ドラミニはチーム唯一の黒人選手でもある。いつの日か、ツール・ド・フランスで走る姿も見てみたいものだ。
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