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コルナゴの新型TT1タイムトライヤルバイクが、ジロ・デ・イタリアでデビュー

機材情報
Image credit: colnago
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ジロ・デ・イタリアの前夜、コルナゴは全く新しいカーボンTT1タイムトライアルバイクを発表した。

UAE Team Emiratesが使用したコルナゴTT1タイムトライアルバイクは、リムブレーキバージョンについに、ディスクブレーキを追加した。

 

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Colnago TT1 disc brake time trial bike

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UAE Team Emiratesは、ジロ・デ・イタリア第2ステージで、新しいディスクブレーキのコルナゴTT1タイムトライアルバイクをデビューさせる予定。

コルナゴはTT1を2017年のジロからレースをしているK.Oneタイムトライアルバイクのより統合された進化と呼んでいる。

 

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新しいコルナゴTT1は、シャープなエッジ、より深いチューブプロファイル、完全な統合を果たしている。

そしてシートステイは、水平から深くドロップしている。

 

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UAE Team Emiratesのメンバーは風洞実験ですでにポジション出しや、開発に協力している。

さらに、以前のコルナゴはまだカンパニョーロの前世代の電子グループセットで組み立てられていた。

だが、この新しいバイクは全く新しいCampy Super Record EPSブレーキ&シフターのセットで組み立てられる。

 

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新しいTTバイクは、最初にCFDで開発され、次にミラノ工科大学の風洞で改良され、高速での性能という点で前例のない結果を得ることができた。

イタリア人デザイナーは、ディスクの採用には遅れをとっていたが、油圧ブレーキにより、ブレーキ性能を損なうことなく、よりすっきりとした内部ケーブルルーティングが可能になったと言う。

また、12mmスルーアクスルの採用により、重量への影響を最小限に抑えつつ、全体的に硬いバイクを設計することができ、同時に風による個々のチューブプロファイルの幅を小さくすることができている。

 

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TT1にはより軽量なモノコックカーボンベースバーが採用され、よりエアロ、剛性、モジュール性に優れている。

コルナゴのエアロコックピット(今秋発売予定)や人気のあるアフターマーケットエアロバーと組み合わせることで、理想的なエアロポジションを柔軟に設定することができる。

 

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ボトムブラケットの上にあるその一体型ボックスは、エアロウォーターボトルと連動するケージとなる。

コルナゴによると、エリートが生産したボトルには500mlの水が入るという(2022年秋にも発売)。おそらく、実際のボトルにすることで、UCIの承認を得ることができる。

シートステイとも一体化しており、よりエアロを追及した形となっている。

 

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コルナゴはTT1のヘッドチューブ長(フレームのスタック高)を劇的に削減し、エアロダイナミクスを最適化した。

これにより、ライダーはより柔軟にフィットし、必要に応じてより高いエアロバーライザースタックでエアロポジションを調整することが可能となった。

ライザースタックは、背の高いフレームよりも抵抗が少なく、さらに、K.Oneのわずかに傾斜したデザインに対して、TT1では完全に水平なトップチューブに移行することができている。

 

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新しいカーボンコルナゴTT1はディスクブレーキのみで、電子シフトグループセットのみと互換性がある。

取り外し可能なフロントディレイラーマウントにより、1xまたは2xのセットアップを実行することも可能だ。

 

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新型TT1は公式にはまだ開発中なので、コルナゴはUAE Team Emiratesが新型バイクをプロトタイプとしてレースすることを認めるUCI認可を得た。

コルナゴは承認プロセスを通過するためにいくつかのマイナーな修正が必要であると予想しており、実際の販売は今年の秋になるはずだと言う。

 

 

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