チェーンを使わない、ドライブシャフト式のCeramicSpeed DRIVENを搭載したバイクが盗まれている。
泥棒は、3月30日に、コロラド州ボールダーのCeramicSpeedオフィスに侵入。
3台のCeramicSpeed DRIVENを搭載したバイクの被害金額の合計は8万ドル(約900万円)。2台は、プロトタイプでこれしかまだない貴重なバイクだった。
これは今後の研究開発にも大きな影響を与えそうだ。
3台が盗難に
チェーンのないドライブシャフトを使ったシステムで、昨年は開発費をクラウドファンディングで集めていた。
1代目は、CerveloP5トライアスロンバイクに、CeramicSpeed DRIVENが組み込まれているバイク。ホイールはFernwegカーボンホイール。
このバイクは40,000ドル(約490万)の価値がある。
2台目のバイクは30,000ドル(約360万円)の価値があると言われている。マウンテンバイクに、以前のCeramicSpeed DRIVENが組み込まれているが、そんなに高いとは驚きだ。
こちらはCeramicSpeed DRIVENが搭載されていないバイクだけど、当初の小売価格は約12,000ドル(約150万円)と高価なバイクだ。
オフィスには、ラップトップ、高価なツール、実験装置などがあったが泥棒は最初からバイクだけを狙っていた。
情報を盗むために誰かに依頼されたのだろうか。そうなると映画の世界のようになってしまうけど。
幸い、ボルダー警察は容疑者を拘留。バイクも2台は回収している。今後、何故狙ったのか犯行動機などが解明されていくはずだ。
技術を盗むためだったのならば、言語道断の行いだと言わざるを得ない。速く製品版が見てみたいけれど、バイクがなくなったままだと開発は遅れていただろう。
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