スペインのタイムトライヤルスペシャリストであるジョナタン・カストロピエトロ。
スペイン国内タイムトライヤル選手権では5回の優勝を誇る。
世界選手権個人タイムトライヤルでも、2015年4位。2016年3位。2017年6位。2018年6位。常に上位に入るその独走力はチームイネオスでも高く評価される。
ジョナタン・カストロピエトロはチームイネオスと2年の契約延長を結んだ。
ジョナタン・カストロピエトロ
“I wanted to take a next step when I joined the Team and I feel like I have done that. Now I’m really settled here.”@jcastroviejo has extended with Team INEOS for a further two years.
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— Team INEOS (@TeamINEOS) October 2, 2019
2018年には、ツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスバーニャのダブル出場でチームに貢献。チームの期待以上の働きをみせてくれた。
近年のグランツールでは、エースが遅れた場合の先頭集団復帰などでも平坦のアシストの力が要求される。
たとえば、今年のツール・ド・フランス第8ステージで落車で遅れたゲラント・トーマスを先頭に復帰させる場面など。
ヨナタン・カストロピエトの平地での牽引が大きく復帰に役立っている。
落車などで遅れた場合に、すみやかに集団に戻るためのアシストも必要なのだ。これが、クラマーばかりのアシストだと、平坦でエースよりも速く走り集団復帰させるということが出来ない。
チームに求められるアシストは、平坦も速く、山岳も強いオールラウンドなライダーが求められることになる。
だから、ミハウ・クフィアトコフスキやヴァシル・キリエンカなどは重宝される。
ヴァシル・キリエンカは2015年の世界TT王者であり、ミハウ・クフィアトコフスキは2018年世界TT第4位のタイムトライヤルスペシャリストだ。
ちなみにヴァシル・キリエンカは38歳だが、来シーズンの契約はまだ未定。
タイムトライヤルの進化
比べてみると良くわかるが、2018年のフォームでは手の位置が上がって、より小さいフォームになっている。
これらも、個人ごとに風洞実験でフォームを固めているから進化しているのだ。
ヨナタン・カストロコピエトロは、今後2年間チームに貢献していく。チームでのグランツール選出も厳しいが必ず勝ち取っていくことだろう。
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