今まで意識したことはなかったけれど、ヘルメットをかぶる前にサングラスをかけていた。
だが、Canyonの新型ヘルメットでは、ヘルメット装着のあとにサングラスがかけられる。ストラップの下側にサングラスが入れられるのだ。人の好みもあるかも。
ストラップは、プラスチック製なので、従来の繊維のベルトのように汗で臭くなることもないかもしれない。真夏は毎日ヘルメットを洗濯している人もいるでしょうから、助かるかも。
Canyon CFR (Canyon Factory Racing) ヘルメットは、マチュー・ファンデルプールを除く、CANYONを使用するライダーが2月から使用している。
- Canyon Disruptr CFR Helmet オールラウンド
- Canyon Stingr CFR Helmet エアロヘルメット
2種類のヘルメットが用意されている。
Canyon CFR (Canyon Factory Racing) ヘルメット
CFR (Canyon Factory Racing) ヘルメットは、 Canyon の研究開発の頂点を極めた製品であり、ワット数の節約や秒数の短縮といった形で、数多くのパフォーマンスが謳われている。
Canyon は、その多くが HighBarシステムのおかげだと考えている。
このシステムは、従来の Yストラップ式のヘルメットでしばしば垂れ下がってしまう余分なストラップをなくした「モノストラップ」により、空気力学的に優れた性能を発揮するという。
風洞試験の結果では
- 時速50km/hで最大7ワット
- 時速60~70km/hで10~20ワットのパワーを節約
ただ、実験データの詳細は掲載されていない。
Canyonによると、これは100キロの距離を走る場合、30秒速くなるという。
ただ、時速50km/hというと、恩恵を受けるにはプロのサイクリストのような走力が必要。
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まじかで実証してみせたのは、シクロクロスでも活躍するパック・ピーテルス。
2024 ツール・ド・フランス・フェミニン第4ステージで、リーダージャージのデミ・フォレミングをスプリントで破ってみせた。
これこそヘルメットのおかげだろう。
新しいヘルメットのメリットは空力性能の向上だけではない。
HighBar システムは温度調節にも役立ち、従来のデザインよりもライダーの温度を最大 4.8 度低く保ってくれると言う。本当かどうかは使ってみないとわからない。
また、サイドアームは「従来のヘルメットストラップに比べて、耳にかかる音量を大幅に (6~7.5dB) 低減できます」と公式サイトにはかかれている。
従来のY字型ストラップでは、耳にかかる部分を調整しないといけなかったけれど、HighBarシステムのストラップならば調整の必要もない。
さらに安全のためのMIPSも搭載されて、重量は275g。
なお、公式サイトではこのヘルメットのかぶり方や、ヘルメットの洗浄方法の動画もある。先にへルメットをかぶってから、ストラップを下ろす形だ。
価格はどちらも299.95ドル(約4万4千円)。近日発売予定となっている。詳しくは下記の公式サイトで。
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