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ブエルタの逃げで優勝者が危ないカークラシュに巻き込まれそうになったシーン

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Image by max leroy from Pixabay
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ブエルタ・ア・エスバーニャの第5ステージはプロコンチネンタルチームの2名がワン・ツー・フニッシュを決めるという珍しい勝利をつかんだ。

順調に逃げていたプロコンチネンタルチームの3人の逃げだったが、途中でとても危ないシーンに遭遇。

なんと、チームカーに接触されてあわやクラッシュしそうになる場面があったのだ。

 

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プロコンチネンタルチーム3人の逃げ

スタート後のアタック合戦から最初にエスケープに成功したのは、

  • アルヘル・マドラソ (Burgos-BH)
  • イェツ・ボル  (Burgos-BH)

アルヘル・マドラソは山岳賞ジャージを着ており、ポイントを稼ぐために積極的に逃げにチャレンジ。

同じチームのイェツ・ボルが一緒に逃げていても先は長いので集団は容認。

ここに、コフィディスのエースであるホセ・エラダが合流して3人の逃げが確定した。

スタートから16キロで逃げるということは、残り150キロ以上を彼らは逃げ続けたことになる。

70キロを走って、集団とは10分25秒もの差がついた。

 

問題のクラッシュしそうになったシーンはこちら。

登りで、アルヘル・マドラソがチームサポートカーに後ろからホイールを押された?

よろけたアルヘル・マドラソは右側を走っていたホセ・エラダにぶつかった。

しかも、手まで出している。

なんとか二人共、こけないで済んだけれど危ないシーンだった。

 

アルヘル・マドラソの驚異的なねばり

 

ゴール前の最後の登りになると、ペースを築くのは登りの得意なホセ・エラダ。

残り6キロ地点で、山岳賞ジャージのアルヘル・マドラソが勢いよくアタック!

チームメイトのイェツ・ボルはホセ・エラダの後ろについてマーク。

ホセ・エラダはあわてずに、ペースでアルヘル・マドラソに追いついた。

今度は、ホセ・エラダが先頭に立ち後ろをチラチラと見ながら前を引く。

残り4.8kmで、先ほどアタックをかけたアルヘル・マドラソが落ちていく。

あ~、ここで勝負あったかなあと思いましねえ。二人の勝負ならば、ホセ・エラダが最後にアタックをかけて勝利かなと思ってました。

だが、びっくりしたのはアルヘル・マドラソが大きく遅れずに、徐々に追いつてきたこと。

しかも、ラスト400mからアタック!

これは、チームメイトのアシストかと思っていたら、アルヘル・マドラソはグングン加速してなんとステージ優勝をもぎ取ってしまった!

 

 

普通、アタックかけて失敗して落ちていったら、二度と上がってくることはないのに驚異的な粘りと根性でしたね。

チームメイトのイェツ・ボルもホセ・エラダを突き放してチームでワン・ツー・フニッシュを決めた。

上位3人がプロコンチネンタルチームというのはとても珍しいこと。

ただ、優勝したアルヘル・マドラソは元モビスターで走っており、ホセ・エラダも2017年までモビスターで走っていた。

二人は、2012年から2年間はチームメイトだったのだ。

2位になったイェツ・ボルも元ラボバンクで走っており、現在でいうと名前の変わったユンボ・ヴィズマで走っていた実績がある。

実力のある三人に加えて、元チームメイトが2名の逃げとなれば強力な協調体制が作れたのも納得がいく。

アルヘル・マドラソは、嬉しいプロ最大の勝利だ。これからも山岳賞狙いで積極的にロングエスケープを狙って欲しい。

 

こちらは、ステージ5のハイライト

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