ノルウェーのサイクリスト、アンドレ・ドレッジ(Team Coop – Repsol)がツアー・オブ・オーストリア第4ステージでのクラッシュにより死亡した。
そのため、翌日は追悼ステージとして市内を回ってレースは終了した。
このアンドレ・ドレッジが事故にあった時の様子が少しずつ分かってきた。
土曜日にツアー・オブ・オーストリアで死亡したアンドレ・ドレッジは、下りで落車する前に機材に問題を抱えていた。
これは、後ろを走っていたライダーの警察での証言から明らかになった。
白い液体が見えた
Rest in Peace André Drege. Gone, but not forgotten.
4th May 1999 – 6th July 2024 pic.twitter.com/dG6pDAFbod— Phillip Martindale (@phillipm61) July 7, 2024
アンドレ・ドレッジは、最初にできた12人の逃げにはいっており、超級山岳フッシャー トール手前の4人の逃げの中にもいた。
山岳ポイントでは6位以下で通過。その次の2級山岳ホッホトールからの下りで落車している。
後ろを走っていたのは、スロベニアのJaka Primožič(Hrinkow Advarics)。
彼は、警察署での証言で以下のように語っている。
「自転車の後輪に問題があるのを見た。おそらく、チューブレスタイヤがパンクしたときに吹き出すシーラント(乳白色の物質)が見えた。すべては数秒以内におこった。」
一瞬の出来事で、このときのスピードは時速80キロから100キロだったという。
もし、彼が見たのがシーラントだったら、タイヤがバーストしたのかもしれない。もしくはパンクしてタイヤが外れたのか。でないとシーラントがタイヤからはみ出すことはない。
道路脇で救急処置されている映像があるけれど、すでに息絶えていたようだ。
今年のUAEツアーで、Lotto Dstnyのトーマス・デヘントのタイヤがバーストして外れている。これが下りだったら、今回のようなことになっていたかもしれない。タイヤが外れてはいけない。
After the wishes of André’s father and closest family, his teammates and the entire team, a memorial ride will be held today. This gives the cycling family the opportunity to come to terms with what happened and to honour André Drege’s memory.
For André, forever in our hearts❤️ pic.twitter.com/Scy41SOaS3
— Team Coop – Repsol (@TeamCoopRepsol) July 7, 2024
今回の機材の詳細はわからない。バイクはFactor。ホイールとタイヤについては、言わないでおこう。チームの公式サイトのスポンサーと写真から想定は出来る。
タイヤが悪いとは決して言えないけれど、落車に関してタイヤに何かあったと言うことは想定できる。
コメント